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間違いいっぱいの自動車選び。RAV4試乗レビュー。
トヨタ・RAV4(2024年式MXAA54)ガソリン・グレード「アドベンチャー・4WD」。
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RAV4のガソリンモデルに乗ってきました。2025年中には新型に切り替わるタイミングですが、それでも2025年モデルが登場するほどの主力モデル。
世界的にコンパクトSUVでトップを争うモデルということで、気合感じます。
華がある人気ジャンルながら、人気車らしいまとまりがRAV4の印象。クセなく尖ってなく、快適性だって高い。言い換えると弱点わずかというまとまり。
内外装〜乗り味まで、個性というより幅広い対応力。さらに車両感覚が取りやすく走りやすい。これを持っているから価値があると評価したい部分。
試乗車は2024年式RAV4。グレード「アドベンチャー4WD」ガソリンモデル。
オドメーターが示す総走行距離は20000km。
2025年モデルから4WDモデルのみのラインナップで、グレード「アドベンチャー」は371万円。
ベーシックグレードから内外装の加飾が追加され、19インチタイヤ仕様、トルクベクタリング付き4WD、シートベンチレーションが装備されます。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
RAV4の4WDモデル。2000cc純ガソリンモデルの印象。良くも悪くも車重の重さが効いていますが、そこはハイブリッドモデルもあります。
上記で触れたクセの無さは、運転席だけじゃないです。助手席に座っても、リアシートに座っても一緒。さらにラゲッジも広く使い勝手良好。
価格帯は320万円スタートの人気グレード「アドベンチャー」で370万円だから、クラス的にはミドル以上。ハイレベルなスタンダードという言葉が頭に浮かぶ。
見た目からもっとゴツい乗り味を想像していたら、乗れば人気車らしい乗り味。クルマ好きからすればもっと骨太なお味に惹かれるけど、そうじゃないのが人気車らしいところ。
まとまり良いのはわかった、そしたら弱点ってどこなのよ?ということで全6ページ、続けていきます。
まずはRAV4人気グレードの注目装備。
このほかPHEVが用意され、グレード名は「Z」。566万円。
ガソリン車とハイブリッドの価格差が少し大きめですが、排気量が異なり割高さを感じにくいところが流石トヨタ様、お上手です。
ガソリンモデルに絞ります。
「G・Zパッケージ」はパノラミックビューモニター&デジタルインナーミラー、パワーテールゲート、19インチタイヤ、全部のせ。
「G」は18インチタイヤと自動防眩ミラーに変わる。
「アドベンチャー」は異端児的存在で、バックモニター&自動防眩ミラー、手動テールゲート、19インチタイヤ。
そしたら、アドベンチャーって何がいいの?って思いません??
大きな違いとして4WDシステムが異なります。ガソリンのG・Zとアドベンチャーでは、ベクタリング機能付きの4WDシステムになります。
高機能なドライブトレーンを取るか、先進の便利装備を取るか、悩ましいところです。
RAV4に乗って感じた印象を見出し的に。詳しくは該当ページをご覧ください。
試乗日は外気温が26〜34度の間で走りました。タイヤを初めゴムが柔らかくて好印象だったので、条件良かった点を先に述べます。
って注釈つけるくらいに快適性が高かった!いつでもこんなに良いってのは...どうだろ。
乗り心地はフロントに対してリヤサスが動いてくれるタイプ。前席に乗っていれば揺すられにくく、リアシートに座っていれば優しく。苦手な場面を感じにくい乗り心地。
特に速度上がってくると印象良く、タイヤの音が静か!ここが特に想像以上でした。
乗ったり降りたり繰り返し、丁寧にチェック。ゴーゴーする低周波が抑えられ、不快に感じない走行ノイズです。
タイヤサイズは235/55R19インチ。ゴムが柔らかければ太く大きい19インチタイヤも荒っぽく感じません。
加速に関する印象は、唐突感あり。強めに加速しようとすると滑らかさを欠く。いかに高効率ハイスペックなエンジンと言えど、1630kgという車重は2000ccには荷が重いか。
乗り心地には良い方に効いてくる車重ながら、加速ではトルク感なく唐突感に繋がります。
そしてこのエンジンがまた、高回転で力強いんだよね。アクセル踏むとしばし待たされ、その間に回転上昇。その後に加速するからガツンと。
ゆっくり走行時もCVTの制御に気になる部分があったり、加減速は反応悪かったり。これが逆にガソリンエンジンらしい楽しさと捉えることもできます。
低速時には軽く、効きは穏やか。ステアリング反力含め特別感はないけれど、そのかわり様々なユーザーの日常使いに合っていそう。砂利道などオフロードでの低速走行も考えられていそうなフィーリング。
リアが駆動するのはいつ?ベクタリング機能付きってどんな感じ?普通の舗装路と石畳の路面を走ってみました。
合わせてボディ見切りの話題。乗りやすいと感じる大きなポイントはここでした。
インパネは素材感良くも造形はオーソドックス。オレンジ加飾が取り入れられて、アクティブな印象を強めて、それでもやっぱりベーシックな印象は変わらず。
造形が立派なところを狙ってないからね。ただエアコン操作部などはRAV4らしさが表現されているし、ボディデザインと内装のイメージも合っていると思いました。
リアシートも同じ感想。シートは大きめかつ、座ればどこのクッションも柔らかい。やはり特別な狙いがないのが良い方向に効いています。座った瞬間から違和感を受けません。
乗り味に関する長所短所ではなく、機能や使い勝手に関する長所短所。
普通は言われることのない=乗ってわかった長所短所です。
RAV4では、アームレスト、リアドアのグリップなど取り上げています。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。
走行フィールから内装までまとめた総合レビューです。細かくはテーマ別の動画をアップしています。
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エンジン質感
エンジンは刺激あってパワフル。だがクルマが重い
駆動系質感
違和感ないベクタリングコントロール付き4WD。重さからCVTの粗さ目立つ
足回り質感
試乗が夏だったこともあり、快適性高かった。フロア振動が少々あり
内装質感
オレンジカラーの加飾入るも、華よりオーソドックス感
快適性
気温高い夏の試乗という注釈付きで、静粛性が高い
走りやすさ
車両感覚が取りやすい!
お買い得度
371万円で4WD&シートベンチレーション付き
ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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