間違いいっぱいの自動車選び。2代目CX-5・マイナー前2021年式の試乗レポート。
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試乗内容は限定的。第一印象重視です。
CX-5は全長4545mm、ミドルクラスのSUV。ガソリンエンジン&ディーゼルエンジンが用意され、ミッションは6ATという組み合わせ。
2018年に登場し、2021年11月にビッグマイナーチェンジを行ったCX-5。
ヘッドライトの中が丸いのがマイナー前モデルです。マイナー後は角丸で四角いイメージです。
右がマイナー後CX-5。角度異なりごめんなさい。
当ページ試乗車は2021年式マツダ・CX-5「20Sプロアクティブ」。車両型式はKFEP。
車両価格は291万円。
2021年7月登録ですので、マイナーチェンジ前の最終モデルと思われます。
数回の小変更を経て、デビュー時モデルからは進化が伺えます。
グレード・プロアクティブは、運転席パワーシート、ハンドルヒーター、パワーテールゲートを中心に装備が充実しています。
内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
端正で上品なボディデザインが魅力的です。思うイメージは「立派!」。同世代のマツダ車で共通する高級感は、多くの人に支持されるデザインだと思います。
CX-5のボディサイズは4545×1840×1690mm。分類としてはミドルサイズになりますが、もっと大きく見えるボリューム感。そして立派に見える高級感。
立派かつ、SUVらしいアクティブな印象だって持ち合わせ、20cm大きなハリアーだってライバル視されています。
クラスとしてはCセグ以上Dセグ未満。CDセグメントとも呼ばれます。
さらにデビュー時の価格は250万円スタート!
たとえ乗り味がイマイチだって、この見た目と価格で納得できそうなくらい。
2022年の価格は268万円スタートです。
数回の小変更を経たマイナーチェンジ前の最後のモデル。
試乗してみたら、ステアフィールが筆者好みでした!
もうこれでいいよね!というか、変わらないで欲しい!と思うくらいの好印象。
ただ、多くの方に好まれるのは、ビッグマイナー後だと思います。
そんな筆者好みのステアフィール、どんな感じだったかというと...こんな感じでした。
わずかにハンドルが取られそうな感触、クルマが行きたい方向、それがハンドルに伝わってきます。
実際に取られるというより、手応え(ハンドルの重さ)がわずかに変化します。
左右の傾斜など少しの路面変化、これがわかると楽しい!
またクルマの行きたい方向に逆らわない事で快適性が保て、ペース上げたらタイヤのグリップ変化だって感じられるだろうという安心感。
駐車場や交差点のペースでは重く、コーナーで軽い回し心地。
単純な回し心地が特別滑らかというわけじゃないけど、走行中に感じられる滑らかさ。
もしパワステなかったとすると、低速ほど重くなりますから、素に反してない味付けともいえます。
「筆者好み」と強調したのは、ドライバーによって同乗者の快適性が変わるであろう特性から。
リアシートに同乗していると、左右のサスペンションが独立してよく動く。横揺れとは微妙に異なる片輪ずつの伸び縮み。
直進中のハンドル操作によってもこれを感じます。なのでドライバーによってはリアシート乗員は不快かも。
クルマが行こうとする方向=直進。なので、ある程度はクルマ任せの方が快適です。
もしハンドルをガシッと握ってしまうと、ハンドルを一瞬取られ、逆方向に曲がっている状態になります。
結果、クルマ側からみたら逆に曲がっているのと一緒。
試乗中、実際にこの話をドライバーにしたら、リアシート同乗が快適になりました。
CX-5に限ったことじゃないけど、CX-5ではこれがわかりやすかったです。
コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。
通常走行中は走りにくいと感じる場面はなく、駐車レベルの走行ではインパネ高さを感じました。
筆者(172cm)が最もシートを上にセットしても、そう違和感を感じないくらい。
ドラポジに対してインパネ全体が高く、メインメーターのフードが大きく、Aピラーは太く厚く。あとボンネットがツルンと感じられて、プレスラインが目立たない点も挙げられます。
シートリフターがもう少し上がったら、印象異なったかもしれません(上の写真はMC後)。
後ろはBピラー太さから右後ろの視認性が気になりました。
ただドアミラーが写してくれる範囲。気にするような場所ではないと思います。
良かったのは360度カメラとモニター。描画の遅れが感じられず、動きも滑らか。
「便利そうな機能」ではなく「便利機能」。実際に使える機能でした。
通称「後期CX-5」と比較して、前期だけの魅力と感じられる点を2点、動画で述べています。
クネクネや合流が続く場面で走りやすいのはスポーツモード。でも燃費が気になる?
燃費に差はあるか、ノーマルモードとスポーツモードで比較走行してみました。
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エンジン質感 | |
目立つ振動。バランサーシャフトが望まれる。 |
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駆動系質感 | |
有段式6ATという楽しさで加点。変速フィールは最新型に期待。 |
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足回り質感 | |
マツダなのに硬すぎない。揺れは大きくたまの突き上げも強い。 |
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内外装の質感 | |
端正で滑らか、ボリューム感もある。 |
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走りやすさ | |
ハンドルが筆者好み。直進性、安定性と操縦性のバランスとインフォメーション。 |
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お買い得度 | |
先代やデビュー時ほど安さは感じないけど、装備充実で290万円。 |
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。