自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2023年記事 全4ページ

ハリアー(60)試乗「2」
快適性とハンドリング

間違いいっぱいの自動車選び。ハリアー(60系)の試乗レポート。

2ページ目です!

「乗り心地と静粛性、走行フィール」

トヨタ
  • グレード:“エレガンス”
  • 年式:2020年式
  • 車両価格:300万円
  • デビュー年:2013年12月
ハリアーの内装・インパネ1ハリアーの内装・インパネ2

トヨタ・ハリアー(型式ZSU60)2000ccNA・ガソリンモデル。2020年式のグレード「エレガンス」です。


  1. ハリアー「1」エンジンやミッション
  2. ハリアー「2」走行感覚・乗り心地
  3. ハリアー「3」内装
  4. ハリアー「4」小さな長所短所・評価総合

関連ページ

  1. 次の型!80系ハリアー(ガソリン)試乗レポート

試乗:快適性

60ハリアー:走行シーン

新型の80系ハリアーよりラグジュアリーとも言われるこの60系ハリアー。筆者としては、そう感じた部分もあるし、そうとは思わない部分もある。といった印象でした。

乗り心地の印象

時速1km〜100kmの間で、得意な速度域など感じました。

ごく低速時がいい!

フロントタイヤ1例えば時速40km以下。お店からの出る時の軽い段差を通過したり、渋滞中に荒れた路面に差し掛かった時、ゆったり感あってしかも動きすぎない乗り心地。

60系ハリアーではここが得意な領域

混み合った都市部や渋滞の通勤がメインでしたら、このハリアーらしい魅力を多く味わえると思います。

速度上げるとドカドカ感

それ以上の速度=入力が強くなると、足が動きやすくなるより、ボディの弱いところが目立つ印象。ドタバタ感が出てきます。

リアタイヤ1入力が強くなるとサスペンションが動きやすくなって印象良くなるクルマも多いんだけどね、このハリアーは得意な領域がけっこう明確。

プラットフォーム的というか時代というか、より後からデビューしたクルマと比較すると、ここがちょっと古さを感じる部分。

ここはトヨタ車全般で、次の世代から急激に進化したからね、その分安く買えればOK!という部分でしょう。

静粛性の印象

静粛性全般でいえば、常識的にカチャカチャするし、機密感は適度。かといって不快ではなく、不快感なくまとまるノイズ特性

2023年の今乗って、良いとも悪いとも表現しにくいということは、新車時はレベル高かったんじゃないかな。

良いのは、マイルドなエンジンノイズやCVT特性。ゆったり感が上質感という印象に繋がりやすい。

結果、不快感ない静粛性が質実剛健的に良い感じ。高級感ではなく「不快でない」ノイズ特性。

ターボ車やハイブリッド車でしたらまた違った静粛性を見せてくれると思います。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:ハンドリング・ステアフィール

60ハリアー:ハンドリング

「滑らかさ」「正確さ」「硬質さ」。そうした評価基準で考えると、より新しい世代で大きくレベルアップしてます。

ハンドルつまり細かいステアフィールとか、滑らかなハンドル回し心地とか、1度単位で舵角を決めたいとか、マニアックに求めればちょっと微妙

逆に良い部分というか、筆者が好きな部分もしっかり。クルマらしさが良いです!

筆者が好きと感じた部分

電動感の少ないパワステ

完全に筆者の変わった好みです。

フロントタイヤ2これ油圧パワステ?って感じちゃうくらいの操舵感。中心付近は軽く、回した先は重く、ハンドリング良いと感じるトヨタ車ってこんな感じだった!というのを思い出した。

回し心地は軽く重く、そしてネバっと。

今となってはマニアックな魅力、かな。常時滑らかも良いけどこれもイイ!

ハンドルに路面の様子がハッキリ伝わる

これも100%筆者の変わった好み。路面のガタガタやザラザラがハンドルによく伝わってきます。

フロントタイヤ3もうね、ガタガタではハンドルがブルブルするくらいに明確。また接地感が変化すれば操舵の重さ感も変わる。

これ、最近はシャットアウトされる方向で、たしかに上質と感じるんだけど、無味無臭ってたいくつでもある。そんな無い物ねだり。

ようはバランスなんだけどね。どっちか選べと言われたら、筆者はこうしたタイプが好きです。

より新しいトヨタ車と比較すると?

サスの前後バランス

60系ハリアーは、フロントサスが柔らかくリアが固いサスペンション。そしてそこからくるハンドリングフィール。最近のモデルとは異なります。

ハンドルに伝わる振動と回し心地

ハンドルに伝わってくるエンジン振動。最近のトヨタ車では伝えてくる傾向ですが、60系ハリアーはアイドリングから気になりません。

また回し心地の滑らかさ。特に停止に近い状態でハンドルを回した時、新モデルの滑らかさは強いです。80系ハリアーも滑らか。

操舵の正確さと曖昧さ

ハンドル操作に対する正確性。運転しながら話しながらの撮影時、どうしても話す方に集中するんだけど、思ったより早く内側についちゃったり。

ちょっと修正すればいいだけなんだけどね、言葉にすればこういう感じです。

ボディ見切りと車両感覚

60ハリアー:車両感覚

狭いところやコーナーで重要な、ボディ見切りと車両感覚の取りやすさ。

左右Aピラー

太くて3各窓のないAピラー。位置はもうちょっと近ければ嬉しいんだけど、という感じ。

車両感覚1車両感覚2

近そうに見えてそんなに近くない。ので、運転席右奥は見えにくい。例えば初めて走る右コーナーとか、右折時の横断歩道とか、奥が見にくいです。
よくあるのでハリアーに限った話じゃありません。

ドアミラー

ドアミラーは大きく、位置も良い場所。視認性高いです。

高さは筆者の場合で、目線に近いくらいの高さです。

見下ろす位置は見にくいと思っているので、これくらいがピッタリ。

ボディ前方

60ハリアー:フロントマスク

前方は普通に座ってると何も見えず、覗き込むとボンネット中央が見えるくらいの感覚。

車両感覚3車両感覚4

インパネがワイドに感じられることもあって、左前は感覚をつかみにくい

下の写真左は、目印に立ってもらって、動かして慣れてる最中。

車両感覚5車両感覚6

写真右は、バンパー両サイドは大きくカットされてるの図。

これによって当てにくそうと思えるんだけど、やっぱり感覚取りやすいのが一番なのかな、両サイド共に何度か擦った補修跡が。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

ハリアーのメインメーターハリアー運転席(夜間)

動画:走行フィールの印象

新型に切り替わって2年経過した現在、中古車も狙いやすくなってきました。じゃあ乗ったらどうなの?最近のトヨタ車と比較してどうなの?という部分を語っています。

トヨタ ハリアー

トヨタ

HARRIER (ハリアー)

  • 試乗グレード:“エレガンス”
  • 型式:ZSU60
  • 年式:2020年式
  • 車両価格:300万円

エンジン概要

  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式:3ZR-FAE

その他概要

  • 車重:1580kg
  • ボディサイズ: 4725×1835×1690mm
  • 発売開始:2013年12月
試乗レポ・ライター

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