試乗比較、中古車選びにも・メーカー別「フォルクスワーゲン」
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2014年記事 ゴルフ-トレンドライン
著:ヒラリー男爵

ゴルフ(7型トレンドライン)試乗「3」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。試乗レポートは、VWゴルフ(7型)。2013年式でグレードはトレンドライン

当ページは3ページ目です。

「乗り心地や静粛性、ステアリングフィール」を掲載

VW
  • グレード:“トレンドライン”
  • 年式:2013年式
  • 型式:AUCJZ
  • 車両価格:249万円
  • デビュー年:2013年6月〜
ゴルフ7内装1ゴルフ7内装2

※内容は辛口評価です。試乗のチェックポイントを重視!


  1. 分割 - ゴルフ7・トレンドライン「2-1」インテリアとエクステリア
  2. 分割 - ゴルフ7・トレンドライン「2-2」エンジンやミッション
  3. ここ - ゴルフ7・トレンドライン「2-3」乗り心地や静粛性、ステアリングフィール
  4. 分割 - ゴルフ7・トレンドライン「2-4」比較とメンテナンス費用、総評

ハイラインに続いてのトレンドラインです。
ゴルフ7-ハイライン試乗レポート

試乗:運転感覚・走行性能

運転席

走行して感じる印象=ドライビングフィール。その中の一つがステアフィールやコーナーリングフィール。ハンドルを回す感触やコーナーを曲がる感触は、本質的な質感評価で重要な部分です。

ステアリングフィールなど

タイヤ銘柄ひとつで印象が異なるステアフィール。今回のゴルフ7・トレンドラインはエコタイヤという不利な状況ながら、様々な場面でバランスの良さを感じさせてくれました。

サス柔らかいけど、直進しやすく、それでいてスムーズに曲がり始めてくれる。7型になり、このハイレベルなバランスこそVWといえるだけの魅力を感じます。

リアサス柔らかい、でも優れた直進性の高さ

リアサス国産車で直進性が高いコンパクトカーといえば、リアサスが固いモデル。評価の高いクルマってだいだいそんな感じ。

ホイールベースの長い大型車なら、柔らかくても走りやすいんだけどね。

でもね、ゴルフは違います。超が付くほど柔らかいリアサスなのに、真っ直ぐ走ってくれる。しかもボディサイズはCセグメント。こんなクルマ他にある?ちょっと思いつかない。

直進性高い、でも曲がりやすいハンドリング

室内1直進性安定性が高いクルマって、コーナーでもリアタイヤが真っ直ぐ進みたがる感じが伝わり、切り始めがもっさりしがち。フロントキャスター角が寝ているアメリカンバイクのよう。

スムーズなターンインこそ面白いクルマだとすれば、こんなクルマは面白くも何ともない。最近のアクセラとか昔のメルセデスとか。

でもね、ゴルフは違います。直進安定性が高く、コーナーへのターンインもスムーズ。こんなクルマ他にある?

筆者ヒラリー、相反する要素がハイレベルでこそ良いクルマだと思う。ゴルフはバランスがハイレベルだからハンドル切るのが楽しい。

足回り固めのハイラインでは、ペースを上げてコーナーに入った時に、リアの安定感がより高い。トレンドラインだと笑顔、ハイラインは超笑顔。

試乗:快適性(静粛性や乗り心地)

トレンドラインはソフトで、昔ながらの日本車と同じ方向でコンフォート性能が考えられている。目をつぶって同乗すれば、日本車と間違えてしまっても不思議じゃない。

どれくらいソフトかといえば、インプレッサ1500ccに4人乗車と同じような感覚。

乗り心地について

バネが柔らかければダンパーも柔らかい。シートも柔らかい。そしてただ柔らかいだけじゃなく、スムーズな印象のダンパーで段差はとっても得意

ただし問題もある。あまりに柔らかいから挙動変化による揺すられが目立つ。前後方向の揺れが目立つ。

DSGのギクシャクを始め、アクセル・ブレーキでの加減速変化による揺れ、全体的にギクシャクしやすい特性のゴルフだから、ドライバーが相当にクセを掴まないと、同乗者は終始揺すられること。

このような印象から、ストップ&ゴーの多い場所は苦手、一定速度での巡航は得意。そしてドライバーの運転技術により乗り心地の評価は変化しやすい

静粛性について

ゴルフは5型から6型への変更で、静粛性が大きく向上。今回も静粛性は高い

ドアを締めた瞬間の静粛性、気密性は、国産200万円クラスと比較すれば、良い線をいってます。

正確には要所を押さえているといった表現が正しいかな。例えば車外からの人の声などビックリするほど室内に伝える。
低温域を抑えれば中高音も抑えられるというわけじゃない?走行中は静かなのにって不思議に思う。

国産同クラスで静粛性が高いのはオーリス。ウィッシュやヴォクシーなどより静か。そんなオーリスと比較すれば、ゴルフ・トレンドラインは自車から発する音が大きい。シャシーあたりのコトコト音だったり、マフラー音だったり、エンジンノイズだったり。

このあたり、ハイラインだと気にならなかったりする。ゴルフ7・ハイラインとトレンドラインを比較すると、車重に80kgの差がある。もしかしたら吸音材や防音材で差が付けられているのかも。

車内スペース(リアシート、ラゲッジ)

シートは大きく、シートバックは身長182cmの男性にもほぼ対応します。
フロントシートの座面長は、日本人には長すぎるんじゃないかと思うほど。女性だと太ももに圧迫感を感じるという意見も(ゆるく座ってね)。

立派な反面、シートが大きければ当然、車内の圧迫感は強くなります。

リアシートのスペース

ゴルフは国産車とは優先順位が異なります。そんなこともあり、ファミリー利用には、ちょっと狭いんじゃないかという感じ。

「ポロじゃ狭いからゴルフにしよう!」なんて、安直に選ぶのは危険です。

快適性は標準的

国産車では重要視される車内スペースの広さ。小さいクルマほど重要なポイントですよね。

ゴルフではちょっと異なる点があり、広さはあるけど座りにくい。姿勢とか足位置とかの問題です。比較すれば国産車って、座る人の事が考えられてるのね。

それでも歴代ゴルフからすると、リアシート座面は柔らかく、日本車のように変わりました

リアシート1リアシート2

  • リアシート、シートバックは大きめサイズ。
  • 座面、柔らかくなって好感触。お尻下がってヒザ持ち上がる姿勢。
  • きちんと座れば走行中、姿勢は崩れにくい。
  • きちんと座れば真下にかかとを置きたい。けどシート下が張り出して邪魔。
  • だらっと座ればフロントシート下に足を伸ばしたい。けど送風口が邪魔。

ラゲッジ奥行きはフィットと同程度

ラゲッジ1ラゲッジスペースとは荷室のこと。リアハッチを開けると出てくるその空間、奥行きを計測すれば概ね72cm。これはホンダ・フィットと同数値。

横幅は余裕ある。そういえば5型ゴルフではゴルフバック横積みが厳しかったけど、今回はいけそうな予感。

ラゲッジアンダースペースは気持ち程度

スペアタイヤの上と左右に少し余裕が作られてる、だけです。このあたりの気配りは国産車が優れているのは相変わらず。

利便性にプライクオリティを置く方が多いから、誰にでも勧めやすいのは国産車。輸入車はクルマ本来の魅力で勝負。嗜好品といわれるのも納得です。

参考までにフィットシャトルやカローラフィールダーでは、ラゲッジ奥行きは100cm前後。ゴルフもヴァリアントが登場すると思います。

ゴルフ7メーター1ゴルフ7メーター2

地味、だから中身で勝負、それがVW

ゴルフ7・エクステリア(リア)

どんなモノでも重要なのがブランド力。ブランドとは知名度だけでなく、歴史や伝統、信頼、どれだけ忠実にコンセプトを貫いているかという総合的なチカラ。

VWがいくら人気車といっても、ドイツ車の中でブランドイメージは低い。単純に同じモノが同じ値段なら、ベンツやBMW、アウディに惹かれてしまうことでしょう。とってもわかりやすいプレミアム感て、数年でできるものじゃないからやっぱり。

逆に考えれば、ブランドイメージが低く、かつ真面目な実用車で定評があるVW、他メーカーと比較すれば同じ値段でより良い製品が期待できる。いや期待してしまいます。地味で目立たない輸入車ってのが長所?それじゃまさにカローラだ(笑)

メルセデスベンツのAクラス、BMWの1シリーズ、一部ゴルフと価格がバッティング。だからこそ、中身が良くなければ意味はなし!メーカーも並々ならぬ覚悟で企画したと思います。

VW ゴルフ7 (Trendline)

フォルクスワーゲン

Golf (ゴルフ7型)

  • 試乗グレード:“トレンドライン”
  • ミッション:2ペダル自動MT(DSG)
  • 年式:2013年
  • 価格:249万円
試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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リアシートのアクセス及び着座姿勢は要確認。個人的には気配り足りずと評価したい。


リア側のルームライトはリアシートから手を伸ばした位置に。

室内1



フロントカップホルダー。開閉式の蓋が付く。蓋がない車種だと、腕が触れた時にイヤな感触。それも含めありがたい装備。



ハッチゲートの裏側。ガッチリと手を掛ける部分がある。何も意識せずハッチをおろしやすいから閉めやすい。
今後は片手で閉まる仕組みに期待。


ラゲッジのフロアボードはこんな感じでフローティングされている。この隙間がアンダートレイみたいな感じに。

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