間違いいっぱいの自動車選び。VWゴルフ(7型)。7型と呼ばれる7世代目のゴルフです。
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VW(フォルクスワーゲン)ゴルフ(7型)。グレード「トレンドライン」の試乗レポートです。
ゴルフ7の初期モデルは全て、純正ナビゲーションがオンダッシュタイプ。しかも、カー用品店で販売される後付ナビより強引な取付方法が取られている。
写真左:運転席から左前を見たイメージ。ディスプレイが邪魔で、車両感覚が取りにくい。
写真右:運転席から前を見た時の、ディスプレイとバックミラーの隙間。
普通に走っている時にはどうってことない。ないんだけど一度気になると、バックミラーの大きさなども気になる。ミラーも大きいです。
ボディ見切りが悪く感じ、車体の大きさ以上に、狭い道で神経を使ってしまう。
写真はゴルフ7・GTIの室内。純正ナビはこんな感じでビルトインタイプに変更されました。
オンダッシュナビで購入したユーザーは文句言っていいレベルかと思うけど、どうなんだろう。
あ、乗り換えちゃえばいっか!ひどすぎます。
※内容は辛口評価です。試乗のチェックポイントを重視!
VWには、同じような価格帯で同じようなモデルがラインナップ。他のモデルと比較してみます。
ゴルフの主力グレードは「トレンドライン」と「ハイライン」。車両価格はトレンドラインが約250万円。ハイラインが約300万円。
この2グレード、価格差も大きいけどエンジンなども異なります。
最大の違いはエンジン排気量。トレンドライン1200cc、ハイラインが1400cc。低回転〜中回転で余裕があり走りやすいのはハイライン。たかが200cc差とはいえない差があります。
左の画像がトレンドライン、右の画像がハイライン。
内装や装備面。センタークラスターの内装パネルが異なります。シルバー系もしくは光沢ブラック系。装備の差異は公式HPでご確認願います。
サスペンション型式は同じFF車(前輪駆動車)同士で異なります。型式なんて、試乗して良ければ何でもOK! しかし現実は、甘くくなかった...。
サスペンションは、柔らかいトレンドライン vs ちょっと引き締まったハイライン。
型式違えばセッティングも大きく異なり、日常から滑らかな運転のしやすさに違いがあって、トレンドラインは神経を使い、ハイラインはラク。
筆者は、ハイラインの方が全然好み!タイヤ銘柄の違いも総合しての質感評価です。
6型ゴルフに近い内容を持ち、1サイズコンパクトなのがVWポロ。いわゆるBセグメントのクルマで、車両価格は200万円〜。
比較するグレードはポロ・ハイライン(242万円)。装備が充実するグレード。
このポロに試乗した時は、良い印象は受けなかった。価格の割にちょっとねぇ、って感じで。しかし7型ゴルフと比較すれば、有りなんじゃないかと思えてきた。
ゴルフ7・トレンドラインより、欧州車らしさを感じる乗り味。優雅なボディデザイン。室内スペースや内装質感を妥協すれば、ゴルフ7トレンドラインよりいいんじゃない?
車両価格300万円前後で購入できる「ポロGTI」、これもGOOD!
ゴルフのエクステリアは地味!と思ったらVWシロッコは如何?ショート&ワイドなプロポーションは輸入車らしさ満点。
割高な輸入車だから、華だって欲しい!当HPスタッフはゴルフGTIと比較してシロッコRを購入しています。
7型ゴルフと比較すると、衝突軽減ブレーキなど安全装備に差があります。
ゴルフもシロッコもイメージが地味!やっぱりそう、良いクルマだって欲しくないものは欲しくない。
すると選択肢はVWビートル。
このビートルは「ザ・ビートル」と呼ばれるモデルで、内容的には6型ゴルフかなって感じ。
ターボエンジンを搭載するグレードでは特にレトロ感というか荒々しさというか、そうした部分が強調されている。
ゴルフとボディデザインの違いと思ったら大間違い。質感的な差がある。ぶっ飛んっるわけじゃないけど、適度な個性と適度な質感の持ち主です。
CセグハッチでFR(後輪駆動)。BMW1シリーズ。車両価格は約300万円〜。
このモデルは2004年デビューの初代1シリーズ。快適性に難があり、VWの方が立派な乗り味。
反面、特にこの初代1シリーズは2代目よりハンドリング重視のキャラクターでBMWらしさがしっかり。
VWとそう変わらぬ価格でBMW。維持費も同じようなもの。プレミアム感強いBMW、そのブランドだけでも価値があるかもしれません。
筆者の近くには、仕事で使用するシロッコと、兄弟が所有するゴルフ5(5型ゴルフ)があります。どちらもディーラーでのメンテナンスを基本にしてて、国産車と比較すれば費用は高い。
販売台数やシステム的に仕方ないとは思うんだけどね。
メンテは専門的なプロショップを利用した方が安かったりします。しかしディーラーの気軽さはありがたく、お値段高くてもディーラーを利用したいのが本音。
軽自動車って、新車価格は割高でも維持費が安いから人気。
輸入車は逆。新車価格はオトクになった。ただ維持費は相変わらず。
新車購入後3年で手放すのを前提。そんなカーライフを送ると、気になるメンテナンス費用は最小限で済みます。
トヨタのゴルフ競合車がオーリス。
2015年のマイナーチェンジで、ターボ付き1200ccエンジン搭載グレードが登場。まさに”トヨタのゴルフ”ですw
試乗すれば、コンフォート性能と運転しやすさを徹底重視した印象。アクも刺激もない。だけど乗りやすい。
CVTやスロットル特性のセッティングもジェントル。そんな走行感覚。新しいエンジンでこれは凄いじゃないですか。
試乗後の感想は、ゴルフの痛いところを突いてきたって感じ。さすがトヨタ様。中途半端なことをしませんw
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
日本車らしくなったなぁ。そんなゴルフ7。アクセラの方がドイツ車らしいくらいだよ。
でも輸入車らしい個性はまだ強い。市街地でギクシャクしやすい反面、開けた道では上級車ライク。様々な部分で優先順位が異なります。
乗り味は、ソフトでも直進安定性が高く、コーナーでも好フィール。「安定=つまらない」と”ならない”のがVW流。
弱点は、DSGの変速プログラムによって、ドライバビリティが劣るのはご覚悟を。筆者はDSGのVWシロッコを所有中だけど、このままだともう、VWは買わないかも(笑)
7型ゴルフ・トレンドラインはまた、ハイラインとは”別物”というのが主たる感想で、結論としてもここがポイント。車両価格の差の分だけ、ちゃんと差がある。装備違いと思ったら大間違いでした。
筆者ヒラリー、今回は廉価グレードではなく、上級のハイラインがオススメです。
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いつの間にか気になってしまったボンネットのチリ。狭いけど、左右で全然違う。この狭さが現在の工作では行き過ぎなのかな?
知人を乗せて指摘されて気付いた!シートの裁縫がよくない。リアシートに乗って大笑いしていた。
どうでもいい人もいれば気になる人もいるらしい。
写真はハイライン。室内。
ゴルフ7・GTI室内。ナビはビルトインタイプ。
本国仕様で発表されている、インパネ埋め込み型ナビ。
ジャックナイフタイプと呼ばれるエンジンキー。スマートキーじゃなくリモコンキーね。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。