間違いいっぱいの自動車選び。CR-Z「2011年式アルファ」です。
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ホンダCR-Z(ZF1)「アルファ、CVTモデル」の試乗レポートです。
買ってみないとわからないポイントや、試乗時にチェックしたいポイントなど掲載。
燃費は郊外、山道、流れの良い幹線道路の距離120kmで、燃費重視に走ると21km/L以上。同じ道を飛ばして走ると8km/L。(車載の燃費計の数値)
CR-Zの燃費はメリハリ効いてます。普通に使えば燃費良く、アクティブに使えば燃費悪い。所有中の燃費は下記のイメージです。
どちらも車載の燃費計に表示される数値です。よく走るコースは、開けた郊外の道、信号少ない山道、流れの良い幹線道路がメイン。
具体的に計測したのは、お台場から国道357を千葉方面に走り、同じ道で帰ってくること距離60km走行。
夜間、時速80kmペースで走ってリッター22km/Lでした。
モーターとバッテリーを積んでエンジンのアシストを行うのがホンダ流ハイブリッド。
緩いブレーキ中に最大チャージし、上り坂でアシスト。操作系含めて特に意識することは何もなく、きわめて自然。
現在ハイブリッドといえば、トヨタというのが世界の見方。ホンダのハイブリッドは簡易的といいながらもトヨタとは違った特徴を持つ。
プリウスとインサイトが住み分けされているとすれば、ホンダ式ハイブリッドの良い点もあるはず。
CR-Zでは、バッテリーをせこく残すように使う感覚がある。またトヨタと比較すれば、メリットとデメリットを感じられる。
例えばブレーキが自然なのはメリットだし、アイドルストップ後、ちょっと動くのにエンジンが掛かってしまうのは大きなデメリット。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
リアシートは無いものと諦めて、ラゲッジもあるだけラッキーと割り切って下さい。
ドアを開け、フロントシートを倒し、リアシートを覗くと...。
シートレールの位置に不安が頭をよぎります。
はい、座るのを諦めました。あちこち蹴っ飛ばしながら、無理して座ることになるのは、想像に容易いです。
右の画像は、身長172cmの筆者が運転席に座った状態。レッグスペースは10cmあるかないか。「狭い」ではなく「無理」です!
そういえばフロアマットがない!
確認すると、リアシート足下のフロアマットは別販売。
つまり、オプションのさらにオプションというわけです。欲しいようなイラナイような。
しかもびっくりなことに、リア用フロアマットは、モデル途中から設定されました。
つまるところ、「人が座ることが考えられていない」事が判明しました!
ラゲッジは平面的なスペースは広いです。だけど高さ(天地高)がなさすぎます。
理由は、クーペらしくトランクフロアが高いのと、ボディ後端のハッチが低い。日常的なお買い物くらいはこなしてくれると思いたいけど、実際は手荷物を入れる程度。
お買い物して段ボール箱などを入れるとすると、奥の方なら入ります。リアシートを倒し、奥に押し込む感じです。
ゴルフバッグの横積みは不可能で、リアシートを倒して斜めに突っ込みます。
いくつ入るかな? カタログには最大3つと書いてあるんだけど、無理じゃない? 練習用バッグで2つが現実的なところだと思います。
まっすぐ詰めないのと、高さが足りないことから、2個3個入るかは疑問です。
高さが不足するラゲッジスペースだけど、アンダートレイが用意されています。
気持ちばかりのリアアンダートレイと車載工具。その下に走行用バッテリー。
このレイアウトにより前後重量配分は60:40との事。
同乗者による手元のストップウォッチでCR-Z(CVTモデル)の中間加速力を計測してみた。
計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み2分の1。走行モードはスポーツモード。風はほぼなし。タイヤ空気圧フロント2.1キロ、リヤ2.0キロ(基準値)。外気温は25度くらい。道路は平坦な直線。
※速度はメーター読み。正確とは言えないデータのうえ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータです。
トヨタの1500ccハイブリッド、アクアとタイムを比較すると、時速80kmまでの加速では負け、それ以上で勝っています。
クルーズコントロールをセットして計測。ミッションはCVTの為、路面や気象状況により巡航回転数は微妙に変わる。
主なグレードは2種類。「ベースグレード(ベータ)220万円」と「上級グレード(アルファ)250万円」です。
アルファの方が上級で、違いは単純な装備の差。クルマ自体は同じです。
具体的にはアルミホイール、リアワイパー、スマートキー、ディスチャージ、親水ドアミラー、本革ステアリングや光るスピーカーなど内装の一部など。
実用性高いのはスマートキーとディスチャージヘッドライトでしょうか。これならば、ベースグレードの「ベータ」にお得感を感じます。コスパで選べばベータですね!
220万円という価格は、トヨタ・アクアの主力グレードにプラス30万円程度。アクアはチープで燃費以外はCR-Zの圧勝です。アクアが高いとも言えますが、比較すればCR-Zが安いと感じます。
そもそもハイブリッドという面を除けば、CR-Zは上級のコンパクトカー。なのでベータでも最低限の質感と装備を備え、良いクルマなのは間違いありません。
価格が上がって、「ベースグレード(ベータ)236万円」と「上級グレード(アルファ)257万円」、「最上級グレード(アルファマスターレーベル)263万円」。
大きな変更点としては、バッテリーがニッカド電池(ニッケルカドニウム)からリチウムイオン電池に変更。
リチウム電池の優位性はラジコンなどをされる方ならご存じだと思います。シロウト知識で見ても大きな差。クルマは開発の手を止めたら魅力がなくなるといいますが、ホンダが見捨てないのは嬉しいです。
ここが良い、ここがちょっと。細かい部分でも実際に購入するとなると気になる点。気になるポイントがあったら、試乗時、実車チェック時に確認してみて下さい。
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ホンダさん、もう少し色を合わせて!
身長172センチのドライバーがポジションをとると、リアシート足下はこれくらい。3歳までの子供ならいけるか?
リアシート足下のフロアマットは別販売。つまりオプション。欲しいようなイラナイような。
びっくりなことにモデル途中から設定された。
ラゲッジスペース。クーペらしくトランクフロアは高い。
リアシートをたたむとゴルフバッグを積むことができる。カタログには3つ入ると書いてあるが、練習用バッグなら2つが現実的なところ。
気持ちばかりのリアアンダートレイと車載工具。その下には走行用バッテリーが積まれている。このレイアウトにより前後重量配分は60:40との事。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。