自動車の比較・試乗レポート(日産)

2017年記事 日産
 & 桃花

デイズルークス試乗評価「4」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。日産デイズルークス(2016y)の試乗レポート。

4ページ目です。

「燃費、見切りと視界、アラウンドビューモニター」

日産
  • グレード:“ハイウェイスターX”
  • 型式:B21A 2016y
  • 車両価格:163万円
  • デビュー年:2014年2月〜
デイズルークスのインパネ1デイズルークスのインパネ2・乗車時

日産の軽自動車、デイズルークス・B21A型。ルークスはデイズのハイト系。グレード「ハイウェイスターX」NAエンジン搭載車です。


  1. 試乗「1」エンジンとミッション
  2. 試乗「2」乗り心地など快適性
  3. 試乗「3」走行性能・走行感覚
  4. 試乗「4」燃費、見切りと視界
  5. 試乗「5」内装&ラゲッジスペース
  6. 試乗「6」比較と評価総合

関連ページ

  1. 素のデイズの試乗レポ!2014年式デイズ

ボディ見切りと視界

インパネ(夜間)

デイズルークスの運転席で感じる見切りや取り回しについて。

運転席からの視界

助手席側Aピラー運転席側Aピラー

左前と右前は問題なし。コーナーでも狭い路地でも特筆するほど困ることはなかった。

フロント見切りフロント先端は感覚が取りにくく、寄せたつもりでも寄ってない。

思い通りに寄せられなかった。理由を考えれば感覚的に、ちょっとインパネの奥行きが長く感じるせいかもしれない。

奥行きを感じるほうが立派に思えるし、見切りなんて気にしなくてもぶつける可能性低いのは、車体が小さいクルマの特権

バックミラーとサンバイザー

ルームミラー

デイズルークスではバックミラーが高い位置についていて、フロントガラスの開放感は高い

逆に言うと、バックミラーは普通に運転していると視界に入らない。つまり、意識して目をやらなければ、バック専用ということに。

「上手いドライバーほどバックミラーをチェックする」なんて言うけど、冷静に考えればメリットはごくわずかのような。何れにしても、意識して見ないドライバーにはドアミラーから視界に入ってくるだけしか、後ろの情報はないということだ。

サンバイザー

次にサンバイザー。びっくりするほど大きなフロントガラスをカバーするサンバイザーは、びっくりするほど大きいサイズ。

ただこれでもカバーしきれない時間帯があった。ライバル車含め、座高の低いドライバーは夕日の時間帯に試乗してみるのを推奨します。

デイズルークスのサンバイザーで気になったのは、真下を過ぎると固定してくれなかった点と、ガラスに張り付くまで奥に出しちゃうと、手が届かず仕舞うのが大変だった点。タントやN-BOXはどうだったかな。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。

アラウンドビューモニター使ってみた

自車を上から見下ろしたように表示されるアラウンドビューモニター。今回のデイズルークスにはこれが、バックミラー内(ルームミラー内)にだけ表示されるシステムが装着されていた。

このバックミラー内にだけ表示されるシステムの長所短所を考えてみた。

バックミラーに写る長所短所

長所として思い浮かぶのは、以前試乗したノートでは、純正ナビを装着しなくてもバックモニターが装着できた。ナビは要らないけどバックモニターは欲しいというユーザーにピッタリ。デイズルークスでそれが可能かは未確認。

それから筆者の知人間ではCDに変えてDVDやTVを流す人が多い。もう10年前からそう。これならバック時でも、ナビ画面ではそのまま映像を流せる。同様に、同乗者のナビ操作、例えば出先で地点登録などして貰ってる時も、バックできたりする。

短所としては、表示が小さい。下の画像にあるように、バックとドリンクを置いてみたけど、これをモニターで確認するのは至難の業。凝視しても黒い点として認識できるかどうかのレベル。

アラウンドビューモニター1アラウンドビューモニター2

大雑把な周囲確認用と思います。

それから知っていてほしいのは、バックミラーとモニター、ドライバーは同時には認識できないという事

バックミラーの通常部と隣りあって近くといっても、それは超ワイド画面の端と端を見るようなもの。しかも表示は小さい。だから”視点移動がない”んじゃなくて、”視点移動が少なくて済む”システムといえる。

前進時は正面&助手席側足元を表示

もうひとつ。モニター内の左側に表示される部分は、かなり横方が圧縮されたカタチで表示される。前進時はフロントカメラ&助手席側足元を移すことができ、下の画像のように表示される。

アラウンドビューモニター3アラウンドビューモニター4

左側の縁石とボディに注目して頂くと、横方向の圧縮具合がお分かりいただけると思う。

左の画像はモニターを写した画像で、縁石に近づいているように見える。しかし右の画像、ドアミラーで確認してみれば余裕がある。これでタイヤ2本分くらいスペースがあるんじゃないかな。

ということで、便利な装備だけどオプションで選択するならば、試乗車で確かめてからが確実かと思いました。

参考燃費

参考燃費1参考燃費2

試乗時の燃費総合、最終的に車載燃費計には18.2km/Lが表示された。

想像よりは燃費良かった

デイズルークスの燃費計は短い距離で取っている様子。走行中このくらいの燃費が表示されている時間が長かった。

条件としてコースは「田舎道5:山道3:市街地2」で、山道はほとんど信号がなく、市街地でも渋滞といえるほどの渋滞はなかった。運転したドライバーは全部で3人。

他の軽自動車で走行したのとはコースが違うのでハッキリしたことは言えないんだけど、印象は悪くない。試乗前の予想からすると、予想より良かった。

条件良ければなかなかの燃費

右の画像は、ゆっくりした前走車について走行していた時の燃費。500m〜1km間隔で信号がある道で、時速にして50km/h前後で走行。筆者が自分のクルマを運転する時と同じように走った時の燃費。車載燃費計には24〜27km/Lあたりが表示されていたのもご参考まで。

素のデイズに試乗した時の燃費

デイズの試乗時は満タン法で計測も試し、およそ18km/Lだったのを記憶している。燃費に条件が悪い乗り方と、車載燃費計の誤差を考えると、デイズルークスの方が10%前後劣る予想。

デイズルークスのメーター(昼)デイズルークスのメーター(夜間)

カップホルダーの作り

カップホルダー1カップホルダー2

インパネに用意されるカップホルダーについて。ご覧のように、背が低い容器に最適化されている。左の画像はセブンイレブンの100円コーヒー。右の画像は一般的なペットボトルドリンク。

カップホルダー3

ペットボトルを置いていると、やけに不安定。走行中は落ちはしないものの盛大に傾いて止まる。キャップを開けていれば溢れるだけ傾くし、そうじゃなくても頻繁に真っ直ぐ戻してあげないといけない。

カップホルダーはドアポケットにも用意されているから使い分けをどうぞ。ほんとは長距離ドライブなら2本くらい持っていきたいけどね。

日産 デイズルークス

ニッサン

dayz roox (デイズルークス)

  • 試乗グレード:“ハイウェイスターX”
  • 型式:B21A
  • 年式:2016y
  • ミッション:CVT
  • 車両価格:163万円
試乗レポ・ライター

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アラウンドビューモニターも使ってみました。






ドリンクホルダー、上部のものは背の低いドリンク専用。ドアポケットはペットボテルも大丈夫。

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