間違いいっぱいの自動車選び。試乗レポートは2019年式エクストレイル、4WD。
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日産エクストレイル(2019年式グレードX・4WD・型式NT32)です。
こんなハンドリングを望んでいらっしゃる方、きっと居るはず!従来からの国産車らしいフィールが貴重です。
中立付近が緩く、切り込んでもマイルド。サスペンションの硬さのわりに落ち着いていて、緩さを連想させるフィーリングです。
運転が好きな方には退屈かもしれませんが、これは悪いわけじゃないです。
というか、こういう感触がお好みの方も、たくさんいらっしゃると思います!
筆者も、敏感なクルマも良いけど、マイルドなクルマだって良いと思います。
例えば会話重視のドライブとか、お菓子食べながらとか、髭剃りながらとか、メイクしながらとか、イチャイチャしながらetc.
そんな、あまり褒められない運転もしなきゃいけない時に、気難しさがありません。
こうしたクルマは、ドライバーより同乗者が魅力を感じる。筆者はそう思っています。
ドライバーの技量に関わらず、唐突な挙動変化を感じにくいのがその理由です。
ドライバーが、「滑らかな運転が得意な方」でも、「ちょっとラフな方」でも、同乗者は違いを感じにくい。そんな感じです。
穏やかなステアフィールと硬いサスペンションは、高速域に合っているのかもしれません。
時速100kmを超える速度域といいますか、制限速度を超えるような速度でしょうか。試せないのが残念です。
カッチリ正確、微小舵角にも反応の良いハンドリングこそ評価されるトレンド。
最近はそんな感じですが、従来の日本車的な良さだって良いと思うんですよね。
エクストレイルは2013年デビューなので、その当時の国産車的な感覚があります。
乗り心地は硬いのですが、ハンドリングやアクセルレスポンスはゆったり。
細かいこと考えない運転がピッタリですし、ちょっとお買い物に行くのも苦になりません。
さらに、疲れている時の運転もギクシャクしにくいと思います。
※内容は辛口評価です。試乗時のお役に立てれば幸いです。
多車線の幹線道路。エクストレイルがもっとも得意なシチュエーションと思いました。
ゆったりしたステアフィールや加速感に統一感があって、リラックスして直進する感覚が強いです。
市街地も悪くないです。ドライバーは視線の高さから先読み運転がしやすいですし、それによって助手席同乗者も緊張しないで座っていられます。
見切り的にはフロント右前の死角が多少気になるものの、斜め後ろはわかりやすいです。
ドアミラーが位置的にもサイズ的にも見やすく、死角が気になりません。
良くもあり悪くもあるのが山道です。
良いのは、滑らか運転が苦手な方でもきっと、ギクシャクしにくい点。マイルドで気難しさのない操縦感覚が長所になります。
逆に、キビキビ走ろうとすると大味さを感じます。反応が緩いので、ハンドル切り初めの位置で神経を使います。
また視覚的に、ボンネット形状から実際より大きなクルマと感じ、コーナー入口で神経を使います。
フロントタイヤ周辺の感覚が取りにくいこと、ドアミラー周辺の死角が気になること。困る場面は少なそうですが、少し気になる部分もあります。
左側の感覚は普通に取りやすいですし、ボディ見切り、車両感覚のとりやすさは悪くないです。
Aピラーは常識的に太いのですが、けっこうドライバーに近く、また左右間の幅が広いこともあり、邪魔になりにくかったです。
前方や左斜め前もイージーです。
ただ、足元は見えません。仕方ないですけどね。
フェンダーからボンネットに続く、特徴的なラインが盛り上がっています。
これが良い方向に機能しているのか、悪い方向なのか、どっちかわかりませんが気になります。
ドアミラーは位置的にもサイズ的にも見やすかったです。
その分、Aピラー付け根〜ドアミラーの死角はそれなりにあります。
例えば歩道の縁石、切れ目がタイトな場所ですとか、ドアを開けて確認したい時もありました。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
ブレーキは良い点が2つ。
1つ目は挙動がピョコピョコせず扱いやすい。2つ目はペダルに剛性感があってコントロールしやすい。
4WDでリアが重いことも関係しているだろうけど、踏力を増していくほどに重さを増していくブレーキペダルが良いです!
アクセルペダルも、雑に戻してもグラつきにくいので、「マイルドで運転しやすいクルマ」という特徴にピッタリ。
例えば信号が繋がる場所。加速からアクセルOFF、からの強いブレーキ、そんな条件悪い場面でも、カクンとしない停止まで滑らかにコントロールしやすいです。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。