間違いいっぱいの自動車選び。試乗レポートは2019年式エクストレイル、4WD。
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日産エクストレイル(2019年式グレードX・4WD・型式NT32)です。
エンジン型式は「MR20DD」。ベーシックな2000ccエンジンです。 可変バルタイ機構を備えた直噴タイプとのこと。
スペックは147馬力、21.1kg·m。圧縮比11.2とされています。
ゆっくりした加減速が続く市街地では、静かで力強いエンジンというイメージです。
よく使われる言葉で表現すれば、「トルク感高い」というやつ。
筆者的には、設定や調整でうまく上質感を出しているよね、と感じました。
またエンジンの振動が気になりません。運転席でも助手席でも一緒です。
ただこれ、もしかしたらボディの微振動に隠れているだけかもしれません。アイドリングストップからの復帰時はブルンという振動が大きいです。
このエンジンいいよね!と思えるのがエンジンノイズの音質です。
ボーボーとした音ではなく、シャララララって感じの音です。適度にメカニカルな音質ですし、安っぽくないですし、耳障りでもありません。
また良くも悪くも、高回転での盛り上がりも弱いです。
同じようなボディサイズを持つハリアー。エンジンやミッションに限っていえば、こちらは勢いや迫力を重視しているような感じです。
CVTの特性始め、音や振動の盛り上がりにも迫力があります。エクストレイルと同じNA2000ccですが、加速も力強い印象を受けます。
4WDの駆動力モニターを見ていると、通常走行ではずっと前輪駆動になっていました(モードはオート)。
ここで良いと感じたのは、加速時、フロントの伸び上がりが気にならない点。上質さに繋がるポイントです。
2WDモデルより重量バランスがリア寄りなのが理由かもしれないし、ボディに対してエンジンが小さいからかもしれません。
4WD駆動にしなくてもフロントが伸び上がらなければ、日常で4WDロックを使わなくても立派な加速感覚を得られます。
前輪だけで走るのは燃費的に有利だと思います。
※内容は辛口評価です。試乗時のお役に立てれば幸いです。
市街地など低速時には、むやみにエンジン回転を上げず、全開加速時には速度に合わせて回転数を上昇。そうした変速プログラムが好印象なCVTです。
こうした部分が、余裕とか不快感のないイメージに繋がります。
巡航からの弱い加速時は、500rpmほど回転数を上げて加速を始めます。
フワリと回転数を上げる領域はわずか。そしてここが、ゆっくりしたアクセルレスポンスと調和していて、ラバーバンド的な感触を受けにくいです。
回転数を上げて加速する時、そのまま加速する時、同じような反応と思えます。
シフトセレクター親指のところにあるスイッチを押すと、ドライブセレクトはスポートモードへ変化します。
違いを感じるのは、使用される回転数の変化。例えば時速60kmくらいの巡航時に3000rpm程度をキープするようになります。
アクセルペダルのスロットル特性も敏感な方向に変化していそうですが、ノーマルモードでも敏感なので、大きな変化ではないと感じます。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
最大加速力はそれなりです。高回転の伸びも感じにくいです。
筆者の感覚では、アクセルペダルを全開でもゆっくり加速していきます。
でも、ゆっくり走行時は余裕を感じさせる味付けです。
エクストレイルのガソリンエンジンからは、実際より大きなエンジンを想像します。
低回転に限れば、2400ccと言われても納得しちゃいそうです。
これはスロットル特性の妙。大きくて、おおらかな、エンジン感覚。
「早開き+緩いレスポンス」という特性から余裕な感覚に繋がってます。
速くはないけど、実際より大きなクルマ感。シュンシュンと回転上げる小排気量車もいいけど、大きいクルマっていいよね、みたいな感覚です。
準備中です。
「MR20DD」は「M5R」という名称で、ルノーでも使われているみたいです。
日産ではエクストレイルのほかセレナ等、ルノーでは主に中国向けに搭載されるといわれています。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。