11年式・前期”RS200” & 17年式・後期”RS200”。共に6MTの試乗レポート。
当ページは4ページ目です。
前期型と後期型の試乗感想がミックス&追記。 まとまり無くなっています。申し訳ございません。
運転席に乗り込むと、メーターパネル内はタコメーター(回転計)が大きく中央に鎮座!
MTで運転するなら嬉しいことこの上なし!ですね!
筆者はスピードメーターよりタコメーターを見ている時間が長いです。
そんな筆者はタコメーターの視認性は何より重要と考えます。オーバーレブ防止や燃費その他、強いGが掛かっている中で回転数を確認し、最適と思うギヤに変速するわけです。
中央にタコメーターというこの手法はスポーティを感じさせる「古典的」な常套手段。もちろんデメリットもあります。アルテッツァではスピードメーターが小さく判断が遅れます。
アルテッツァでは右下にデジタルのスピードメーターを装備。これを見ないと速度の確認に時間が掛かります。コーナーで速度の認識が遅れると、ブレーキングポイントを見誤ります。このデジタル表示部は瞬間燃費計に切り替えも可能です。
※初期型モデルではメーターレイアウトが異なります。
内装パネルは触れても安っぽくありません。材質や立て付けは立派です。
しかし!デザインが子供っぽい!安っぽすぎ!ドア内張がインパネと一体感ないのも1クラスしたの雰囲気です。
内装の雰囲気よりも室内スペースを1mmでも広くと考えられたデザインでしょうか。
このあたり実用セダンは他にもあるのだから、もっとスペシャリティな方向に振ってほしかった気がします。トヨタなら昔のコロナエクシブやカリーナEDのように。
せっかくドアが付いているんだから、荷物置き場じゃなくてゲストを乗せたい...。当然ですよね。アルテッツァはボディが小さくてもキャビンがでかい。
タクシーみたいなボディデザインで、エクステリアが不格好なアルテッツァ。その代わり、人が座れるリアシートが与えられています。
リアシートを重要視しなければ、日産に素晴らしいFR車が揃ってます。シルビアとかスカイラインクーペとか。セダンのアルテッツァは実用性も、そんな希望に応えてくれます。
写真のように大きなレカロシートを付けて、ドライバーがダルな運転ポジションをとっても、まあ座れるだけのスペースが残るんです。
頭上もそれほど低くないし、コンパクトカーと比較すれば上々の快適性。着座位置は低めでシートバックも適度に寝ている。好みが一致すれば、座面が高いミニバン系よりも落ち着いた時間を過ごせます。
FRって狭いのが普通?いえいえ4人乗車ならそんなことなさそうです。その証拠にホンダ・アコードセダン(CU系)なんてもっともっと狭い。実質2人乗車のセダンに思えます。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
アルテッツァの内装、質感は販売当時(1998年)2000ccクラスの標準レベルか、ドア周り含めはちょっと劣るくらい。
しかし特徴的な部分はいっぱい。奥行きの短いインパネにおったったフロントガラスは車両の見切りや距離感がとりやすく、また縦長な印象のメーターフードは狭い場所にメーターがキュッと集まり機能的。
そしてドア内張上部は雨に濡れてもシミにならない布製。ナビの収納部分はいい場所で蓋付きだが酷い段差で一体感なし。
これら機能的には高レベルですが、デザイン的な評価となれば低レベルなもの。つまり、機能的だけどデザイン性は2の次、そんな印象。
(これら、兄弟車のプログレだと比較的自然にまとまっています)
アルテッツァの装備関係、前期後期の差ですが、基本的に前期モデルのアルテッツァの方が装備充実。当時の高級車に近い装備が付いていたりします。
後期モデルでは新車価格が下がった影響ですね。一応、ディスチャージヘッドライトは付きます。
グリルのデザインが海外レクサスモデルと共通になり、鉄ホイールのグレードがあったりします。
ブレーキがGセンサー付きのスポーツABSになり、リア周りのボディ剛性が強化されたとの事です。
6気筒モデル(AS200)にマニュアル仕様がデビュー。これは嬉しい。中古車で探すとなるとタマ数少な目ながら、乗ればとてもいいクルマです。
リアにもドアが付いているんだからゲストをお招きしたい。そもそもアルテッツァって、アメリカではレクサスブランドで販売されていたじゃないですか。
だから日常でもフォーマルでもマルチに活躍してくれないとこまります。
ということで、購入してわかったアルテッツァの快適機能。
まずリアシートにカップホルダーが2個用意されています。コンパクトカーでは1個なんてこともあるから、これは褒めなければいけません。次に左右シート間距離。カップルディスタンスというやつですが、想像より離れています。
タバコをゆっくり吸える場所がない。良く聞くハナシです。自宅で吸えないなんて事も普通にあります。
アルテッツァには灰皿がついてます。セダンの必需品ですね。禁煙じゃお友達が乗ってくれなくなっちゃう、かもです。
奥様には別のクルマを買ってあげて、アルテッツァは占有しちゃいましょうw
それからシートベルト。使っていない時にカチャカチャ音がでにくい作りになっています。
アルテッツァのグレード「AS200」では直列6気筒エンジンを搭載。エンジン型式は「1G-GE」です。
これも古いエンジンだけれど、乗るとめちゃくちゃいいです。スムーズで質感高く、高回転域ではレスポンス良好。低回転でのトルクもありパワーの盛り上がり方もいい。
加速力を考えると絶対的には遅いです。1回エンジンを掛けたら1回はアクセル全開にするという方だと、加速力に不満がでると思います。
練習というのならワインディング。直線はどんどん全開。ブレーキングポイントを見定める練習なんかに最適。自身の力量より速いクルマでは無難無難にしか走れません。
6気筒エンジン搭載のAS200では、後期型からMT搭載モデルが登場しました。低回転から高回転までより楽しめるのはMTでしょう。
ただATでもMTでも、できの悪いCVTよりは100倍マシ。最大加速力さえ問題なければ、非常にいい選択肢だと思います。6気筒エンジンでお手頃価格、加速力より質感重視、という方にオススメです。
6気筒&MTのアルテッツァを中古で探すと数少ないです。ですが可能ならミッションはMTモデルがオススメ。加速力はちょっと遅いけど気にせず、エンジンの高級感を存分に味わって下さい。クルマの印象はエンジンで変わりますね。
価格的には割安で、直6レイアウトのエンジンをお得に味わうことが可能です。コンパクトセダンがますます不人気なっていくと思われることを考えると、中古のアルテッツァはいい選択肢だと思います。
追記:6気筒プラス6MTのアルテッツァ、探すとけっこうあります。価格も若干割高な程度です。余裕があればエンジン1JZ換装した中古車なんかさらに良いですね〜。ページ上部にカーセンサーのリンクがあります。
3ペダル6MTで乗れる貴重なFRミドルセダン、でもちょっと、エンジンに不満。そんなアルテッツァ。
ハンドリングは後期モデルなら、言われるほど悪くない。いや寧ろ素晴らしいです。FFスポーティカーより断然魅力的。
アルテッツァに試乗すれば、コンパクトカーのスポーティグレードって、次元が低い割に値段だけ高いってことを教えてくれます。
見方変えるとアルテッツァは中途半端。排気量や加速力など含め、マニアックな選択肢。通好みというヤツですね。かっこいいじゃないですか!
実用面ではボディの質感によって快適性高いです。サスペンションは渋く乗り心地は固いんだけど、ガチャガチャミシミシが最小限。高級感あります。アルテッツァになれたらミニバンとか乗りたくなくなっちゃいますね。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
アルテッツァ4気筒モデル
SXE10 - 3S 2000cc 2001年〜
42B19L
60B24L (純正ナビ付き)
アルテッツァ6気筒モデル
GXE10 - 1G 2000cc 2001年〜
42B19L
60B24L (純正ナビ付き)
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
壊れにくいように改良したフットレスト。
交換用マフラー。静かと宣伝されているけど、それは抜けを重視したマフラーより静かっていうこと。純正よりはやっぱりうるさい。
クロスミッション、箱の中身はこんな感じ
米国トヨタ販売がSEMAショーで公開したというアルテッツァ(レクサスIS)。
個人所有の自動車らしいが、IS1000と名前が付けられている。
エンジンは2JZターボで1000馬力とのこと。レスポンスという自動車関連ホームページで記事になっている。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。