自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

シエンタ(ハイブリッド)「2」
燃費と快適性

間違いいっぱいの自動車選び。シエンタ(ハイブリッド)の試乗レビュー。

2ページ目です!

「試乗時の実燃費と、乗り心地、静粛性」

トヨタ
  • グレード:“X 7人乗り”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:242万円
  • デビュー年:2022年08月〜
シエンタ内装1ハイブリッドシエンタ内装2ハイブリッド

試乗時の燃費

シエンタHV:メーターとEV比率

シエンタHV試乗時の燃費。

一般道での燃費

週末の深夜から早朝、一般道を2人のドライバーで走った時の燃費。

燃費1EV走行比率

90km走って25.3km/Lの燃費が表示されました。

またこの時に表示されたEV走行比率は81%。さすがの比率です。

EV走行比率が示す数値は、時間基準?距離基準?と考えていたんだけど、シエンタHV乗ってて思ったのは、距離基準なのではないかと。
今回の撮影中、しばらく停止している場面でも、EV走行比率は変化しませんでした。

またEV走行比率が81%というと、ヤリスシリーズなら30km/L前後になりそうだけど、このあたりはどうなんだろう。制御や考え方の違いなのかな。

高速道路含む燃費

シエンタHVで早い時間帯に市街地を走っていたら、思ったほど燃費が伸びなかったこともあり、高速道路も走ってみました。

燃費2燃費3

左の写真は燃費30.5km/L。距離はリセットせず、燃費計だけリセットしてます。

右の写真はその後、一般道を筆者がゆっくりフラフラ。シエンタ運転しながら撮影してました。燃費は変わらず30.4km/L

山道を走ったときの燃費は動画で、ガソリンモデルと比較してます。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:乗り心地

シエンタHV:フロントマスク夜間

試乗したシエンタHVは、oddメーター100kmとほとんど新車でした。本来の状態はこれからと思われます。

段差での乗り心地

衝撃は小さく、揺れも小さめ。微振動は別ですが段差での衝撃に関する乗り心地は悪くないです。
一般的に乗り心地と言えばがツンとくるショックを指すでしょうから、不快じゃない乗り心地です。

フロントデザイン、ローアングルとはいっても、サスペンションは柔らかくはないです。アクアやカローラクロスHVの方がよほど柔らかく、ヤリスクロスHVなら上下にピョコピョコします。

シエンタHVはフワフワしてるわけでも上下しやすいわけでもないです。

そんなシエンタ、バネとショックアブソーバーの関係で言えばバネ柔らかめのショック硬め。
細かなコツコツが目立ちやすいタイプではありますが、リアサスもスコンと浮かんでバタンと離される感覚がありません

走行中の揺れ

背が高いシエンタだけど、頭上が揺すられる感覚はほとんどありません。よくある1輪ずつ縁石を超えるシーンでも不快感を感じず
先に試乗したガソリンモデルではこれが目立ったので、より快適に感じました。

シートバックまたドライバーの操作によるロール方向の揺れ。
これも気になりにくいと思います。

遅れてグラッとしやすいリアシートに座っていても、普通の運転なら気にならず。

前後ともにバネ硬すぎず、減衰力あってネバっと動くダンパー。揺れに関する部分で快適です。

路面からのザラザラ/ゴロゴロ

シエンタHV:ボディデザイン斜め前

シエンタ・ガソリンモデルの時は、「微振動少なく滑らかな走行フィール」と述べました。それがこのハイブリッドですと、そうとはいえず。

試乗したガソリンモデルは走行距離3000km。こっちは100km。
個体差の可能性はありますが、ザラザラやゴロゴロが目立ち、これによってエンジンの停止/始動が気になりません。

ハイブリッドモデルガソリンモデル

ハッキリわかりやすいのは、ガソリン車はエンジン振動が目立ち、ハイブリッド車はエンジン振動が目立たず。走ってさえいれば、路面からのゴロゴロに隠れます。

シエンタのハイブリッドモデル、タイヤからのゴロゴロ感は、普通もしくは苦手と感じる部分が多かったです。

理由はなんだろう?その1

ショックアブソーバーの質による可能性。初期から減衰力が出ていて、ふわふわ感少なく運転もしやすい。代わりに、微振動の部分でゴロゴロ感。

ガソリンモデルはフワフワあって、ゴツゴツして、グニュっと動く。快適な部分あるけど運転しにくさを感じる部分もある特性を感じました。

理由はなんだろう?その2

憶測です。もしかしたらプラットフォーム(GA-B)的に車重が重いから。シエンタHVは同クラスの中では重い(1330kg)ので、負担が限界近い可能性。

ガソリンとハイブリッドで車重は70〜100kgの差だから、そこまで大きな差とは思えないけど、弱い部分が目立つのか、タイヤの接地状態が変わるのか、可能性なくはないです。

この場合、タイヤ空気圧を上げたら良くなる可能性も(試せませんでした)。

理由はなんだろう?その3

もしくは、意図的に作られた可能性。ハイブリッド車って快適な場面が目立つと、不快な場面は不快さが目立ちます。
例えばエンジンの振動をかき消す効果とかね

つまり敢えて、全体的なバランスを重視したという可能性。これなら納得です。

試乗:静粛性

シエンタHV:ボディデザイン・前

シエンタHVの静粛性について。

基本的な静粛性は高い

フロントシートと2列目シートでの静粛性、表現難しいのでゆっくりいきます。

フロントタイヤまず、ザーザーやサーサーしたノイズはシエンタ・ガソリンモデルより静かに感じられます。

撮影してきた動画を確認しても、低音〜高音まで、ノイズカットいらないくらいに、気になる帯域がありません。

でも走行中は、静かとは感じにくい路面が多い(ガソリンモデルは静かと感じる路面が多い)。

リアタイヤたぶん、タイヤのゴロゴロ感(振動)を音的なノイズに体内変換しちゃってるのではないかと。

他車比較では2列目は静かだと思いますし、3列目はフリードHVといい勝負か少し負けます。

気になるノイズ

一人で乗車していたある時、助手席前方から気になる音がしてました。「シュー」という音です。

低速時は感じられず、時速40kmくらいから一定に鳴っています。
空調をOFFにしても、ドアミラーを格納して走ってみても変わりません。

何かを冷却するようなファンかな?という音で、ちょっと気になりました。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

シエンタHVのメーター(夜)シエンタHVの内装(夜)

動画:HVとガソリン、燃費比較

シエンタのハイブリッドとガソリン比較その2、燃費比較編。

シエンタHVとガソリンで同じコースを走り、燃費比較をしました。ノーマルモードでエアコンつけて、普通に走った時の参考燃費です。

シエンタ燃費比較・HVとガソリン比較

トヨタ シエンタ・ハイブリッド

トヨタ

sienta (シエンタ)

  • 試乗グレード:“ハイブリッドX”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2023y
  • 型式:MXPL10
  • 新車価格:242万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:M15A-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:4260×1695×1695mm
  • ホイールベース:2750mm
  • 車重:1330kg
  • 発売時期:2022年08月〜
  • 新車価格帯:195万円〜
試乗レポ・ライター

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