自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

シエンタ(ハイブリッド)「3」
ハンドリングやブレーキ

間違いいっぱいの自動車選び。シエンタ(ハイブリッド)の試乗レビュー。

3ページ目です!

「ハンドリング・ブレーキ・ACC印象」

トヨタ
  • グレード:“X 7人乗り”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:242万円
  • デビュー年:2022年08月〜
シエンタ内装1ハイブリッドシエンタ内装2ハイブリッド

試乗:ハンドリング印象

シエンタHV:ボディデザイン・リア

シエンタHV、直進時や曲がる時の印象です。

唐突な動きが抑えられるから運転しやすい

遊びなくハンドルが効く様子は、先代シエンタとの大きな違い。グッと進化してます。

またサスペンションは減衰力が感じられ、唐突にピョコンとはしにくい

普通に走りやすいです。でも落ち着いて運転できるから、よりダイレクト感あるステアフィールを望みたくなる。

ステアリングコストとの関係もあるでしょうから、何でも望めば良いってものじゃないです。

そしたら味付けとして、ハンドル回し心地がもう少し重かったらより良かったかも。

こう思う理由は、ガソリンモデルの存在

シエンタ・青いボディカラーガソリンはフワッとした部分から動きにくい部分に繋がり、一定以上の入力になるとスコッと動く。

挙動変化を穏やかにと神経がそっちに向いていたので、その他は気になりにくく。

ハイブリッドは、動きが落ち着いているから、よりダイレクト感を求めたくなる。クルマって難しいですね。

直進性に思うこと

シエンタHV:フロントデザイン1

ハンドルを切る方向、中心は固められてなく、回し心地は軽い。
逆に戻してくる時は、ピタッと戻る。多少の曖昧さ(自然さ)と直進性が上手くバランスされていると、感じやすいと思います。

フロントタイヤ多くの方にとって好ましいのだろうけど、クルマ好き視点で見ればクセとも感じられるのが難しい。

ハンドルを中心に戻そうとするチカラは、一定のチカラ、速度で戻ろうとする。言ってみればモーターで回しているような感覚。

品種改良モノがだんだんと天然モノを超えていくんだろうなと、よく思います。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:ブレーキの印象

シエンタHV:フロントデザイン2

シエンタHVでは停止時のブレーキが扱いやすかったです。

停止直前が扱いやすい

ペダルレイアウトトヨタのハイブリッド車というと、全くカクンともしないブレーキが難しかったです。プリウスなど不可能でない車種もありますが、神経使うのは一緒。

シエンタではここが扱いやすくなっていて、少しコツを掴むと、いつの間にか停止しているブレーキも可能でした。

ペダルの踏みごたえもカッチリして悪くないです。

コツを掴むという部分

停止直前は良いんだけど、そのさらに直前にクセがある。以前は時速1〜0kmが難しかったとすると、シエンタは時速5〜1kmが難しい。そんな印象です。

リアタイヤほんのわずかに、そおっとブレーキを擦るように、一定踏力で減速。

時間の経過に伴って減速し、停止するはずですが、停止の直前、速度が落ちにくくなります。
クリープが強い車種のように、転がります。

まだ少し、ほんの少し、踏力と減速の関係は独特かなと思います。

思ったコツは、停止直前で踏力を強め、じわっと抜く。これで一定の減速力かつ滑らかな停止ができました。

ACCと操舵支援

シエンタHV:クルーズコントロール

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と操舵支援(レーントレーシングアシスト)で思うこと。

わかりやすい操作スイッチ

クルーズのOn-Offは独立したスイッチでわかりやすい!今までは減速スイッチが兼ねてることが多かったけど、この方が自然です。

ステアリングスイッチ1ステアリングスイッチ2

写真左:クルーズのOn-Offスイッチ。走行中に押すとクルーズを開始します。
写真右:「レーダークルーズ」と「通常クルーズ」の切り替えスイッチ。

押すたびにレーダークルーズモードとクルーズコントロールモードが切り替わります。

レーダークルーズモードクルーズコントロールモード

簡単に言えば、前走車に追従するかしないかだと認識してます。

例えば前走車の加速減速が目立つ場合、離れて通常クルーズを使うなんて使い方が考えられますが、どんな時に使うのかはよくわかりません。

ACCの設定と停止

ボディ前方斜めシエンタでは設定範囲が30km/h以上となってまして、試してみると停止中は設定できませんが、30km/h以下でも走り出していれば設定が可能でした。

前回ガソリンモデルでは、30km/h以下ですとメッセージが表示されて受け付けてくれませんでした。細かなバージョン違いが考えられます。

前走車を追従している時、停止はしてくれます。ただ停止保持機能がないということで、ブレーキを踏んでくださいとメッセージが表示されます。

車線中央をキープしてくれる操舵支援

ボディ後方斜め細かいハンドル操作で車線中央をキープしてくれます。カメラは遠くを見ているような印象で、安心感あります。

コーナーでも中央をキープしますから、途中でアシストが切れても不安感がありません。道幅(外側)にはまだ余裕がある状況でバトンタッチされます。

車線中央キープを最優先しているようで、滑らかさとか周囲を気遣った運転はこれからに期待。
例えば隣車線に大きなクルマがいる時、中央から少しずれるなんて制御は、近いうちに取り入れられるかもですね。

ボディ見切りと車両感覚

シエンタ:ボディ見切りとAピラー

コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。

斜め前方

最初にAピラー周辺。ミニバン的でなくてコンパクトカー的。軽自動車のハイトワゴンと比較してもスッキリしてます。

見切り01見切り02

普通だけどそれがいい!視覚的にも、大きなクルマというより軽快な印象を受けます。軽快とか機敏とか、実際の動きだけじゃなくて、視覚的な効果だって大きいです。

見切りはすごく良いわけじゃないけど、心理的にラクで緊張しにくかったです

ボディ前方

シエンタ:ボディ見切りとインパネ

この写真でご覧いただきたいのは、ハンドルとナビモニターの関係。少し飛び出ていて、低く座ると気になります。

筆者の好きな位置に座ると(多分低め)、ナビモニターが邪魔です。

それ以外、シート高を少し高めに座るとボンネットが見えます。

見切り03見切り04

全部見えるわけじゃないけど、最も端、中途半端に端ではなくて、かなり端の方が盛り上がっていて、これが目安になります。

中途半端に端が盛り上がっていると、一番端と勘違いして逆効果もあります。

横〜斜め後ろ

サイドから斜め後ろは、窓の大きさが効いています。

見切り06見切り07

助手席は後ろに下げていると、同乗者がいても真横が見やすいです。

Bピラーあたりに顔がくるように座ると、ドライバーに優しいです。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

シエンタHVのメーター(夜)シエンタHVの内装(夜)

動画:乗り味と価格の印象

シエンタHVで走行中に感想と、価格を話題にした試乗レビューです。

準備中です。

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内装、質感や使い勝手

トヨタ シエンタ・ハイブリッド

トヨタ

sienta (シエンタ)

  • 試乗グレード:“ハイブリッドX”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2023y
  • 型式:MXPL10
  • 新車価格:242万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:M15A-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:4260×1695×1695mm
  • ホイールベース:2750mm
  • 車重:1330kg
  • 発売時期:2022年08月〜
  • 新車価格帯:195万円〜
試乗レポ・ライター

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