ヤリスクロス試乗レポート。ハイブリッドに続いてのガソリン車です。
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トヨタ・ヤリスクロス(型式MXPB10)グレード「ガソリン車・X」2021年式の試乗レポートです。
第一印象重視でわかりやすい表現を心がけています。
ヤリスクロスのガソリンとハイブリッドに試乗して感じた相違点。
違いは大きく、見えるところ以外は全部違う、といっても過言ではないくらいです。
まずは燃費。これは当たり前ですよね。ハイブリッドは燃費スペシャルSUVと呼びたくなるほどの燃費で走れました。
損得勘定でも燃費の差から、「イニシャル+ランニングコスト+売却益」はハイブリッド有利です。
走行距離が少し多い方、月に1000km走行するなら数年で得になる可能性が高いです。
ちょうどガソリン高いですからね。
同じ「グレードX」で、数少ない違いがエアコンです。
ガソリンXはマニュアルタイプ、ハイブリッドXはオートタイプ。操作感の違いもあり、車内の質感も変わってきます。
ガソリンモデルはコンパクトクラス1500ccから想像するより、パワーを感じません。回転上げれば加速しますが、瞬発力は弱いです。
ハイブリッドモデルはPWRモードにすると、モーターのアシストをハッキリ感じられ、瞬発力に優れます。
日常的に合流や追い越し車線を走るのでしたら、ハイブリッドモデルをおすすめします。
サスペンションが異なっているようで、乗り心地のキャラクターが異なります。比較すると以下の印象です。
ガソリンモデルはシャキッと硬め。変な部分がなく、フラット感も高いです。素のヤリスに近い方向性で、TNGAらしい感覚。
ハイブリッドモデルはフワッとした部分が目立ち、あたりの柔らかい乗り心地。
衝撃のあたりは優しく、その分、上下の揺れも多いです。
ヤリスクロスのガソリンとハイブリッドに試乗して感じた相違点。その2。
わかりやすい部分は、試乗されて体感されますと、クルマ選びがもっともっと楽しくなると思います。
乗り心地同様、サスペンションの違いからハンドリングも異なります。
ガソリンモデルの方が反応が早く、ハッキリした反応を示します。
ハイブリッドモデルは日常域ではかなりマイルドでゆったりした反応です。
両車の差はハッキリしていますが、どちらも敏感すぎず、気難しさはありません。
ハイブリッドモデルでは、アクセル踏んでいる時はハンドルが重く、アクセル話している時はハンドルが軽くなりました。
これは自分の予想なので、ごめんなさい、もしかしたら違う理由で次の印象に繋がっているのかもしれません。
ハイブリッドモデルでは、アクセル踏んでいる時はハンドルが重く、アクセル話している時はハンドルが軽くなりました。
自然の挙動ではなく、制御が入っているように変化があります。
ガソリンモデルでは、制御かわからないのですが、この制御的なものを感じず普通でした。
静粛性は一長一短。ガソリンモデルはエンジンノイズが目立ち、音質的にも優れたタイプではありません。
ハイブリッドモデルはエンジン停止状態で走れる時間が長いので、これが気になりません。
その代わりハイブリッドは、動きやすいサスペンションの関係からか、シャシーからのカタコト音は気になる場面が多いです。
市街地レベルの走行で、ブレーキの扱いやすさに違いがあります。
比較すればガソリンモデルの方が滑らかに停止しやすく、ブレーキホールドからの発進も滑らかです。
一方でペダルタッチの変化が気になります。ペダルが重い時もあれば軽い時もあります。
ハイブリッドモデルはその逆。停止と発進は唐突になりやすく、ペダルタッチの変化は気になりません。
システム的な違いはおいておいて、MTモードの有無が異なります。
ガソリンモデルのミッションは一般的なCVT。マニュアルモードが付いています。
これを手動で操作しての運転は、やっぱり楽しい!
これで選ぶならガソリンモデル一択です。
ガソリンモデルとハイブリッドモデル、乗り味をメインに違いをピックアップしてみました。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。
ランニングコストまで含めればハイブリッドの方が有利。
そうした中でガソリンモデルを選ぶのは、敢えての理由か、走行距離が少ない方向けでしょう。
敢えての理由は?両者の違いは大きく、ガソリンモデルの方が最近のクルマらしい乗り味を感じます。
好みによる部分でしょうし、見える部分の差別化は最小限。エコノミー的な部分除けば、乗り味で選択されるのが良いかと思います。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。