間違いいっぱいの自動車選び。2代目ミライースの試乗レポート。
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ダイハツ「Mira-e:s(ミライース)、グレードは「L SA3」、2代目LA350Sです。試乗車は2019年式。
最近の軽自動車らしく、シートで乗り心地を確保する方向性。柔らかくて質も立派なシートはミライースの乗り心地で大きなポイントになっている。
フロントシートでの乗り心地はとても柔らかいシートによって優しい乗り心地になっている。
フロンシートは座面も背もたれも柔らかく、質だって悪くない。
単にフカフカというよりはゴムのような弾力が感じられ、クルマ全体からみればシートだけ立派すぎると感じてしまうほど。
このようなシートによって、路面からの衝撃はカットされ、車体からの微振動も気になりにくい。
体重40kg台の女性でも、体重62kgの筆者でも柔らかいという印象は変わらず。なので女性ユーザーにも優しい乗り心地を提供してくれるはず。
質に関しては「わかっちゃいるけど...」というレベル。ミライースのポジションを考えれば仕方なし、というところかな。
試乗した車体はほぼ新車で条件悪かったと前置きしつつ、サスペンションが馴染んだ後も傾向は変わらないと予想。
具体的にはドスン、ストン、ガツンが目立つ乗り心地。衝撃は感じにくいんだけど、クルマはバタバタと上下する。試乗したスタッフの間で「リアシートに座ってるみたいな乗り心地」なんて会話をしていた。
軽自動車って、上下方向の動きは上質な車種が多いから、余計気になってしまう。
加えて、段差を超えればボディのブルブル感が目立ち、ザラザラの路面では内装からもミシミシというノイズが気になる。
※価格94万円、快適装備少なめで安全装備が充実したグレードです。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
ミライースがラグジュアリー系ならば、ライバル車のアルトはスポーティ系。方向は180度異なり、ものすごく大きな違いがある。
バンみたいに固いアルトの乗り心地がキツければ、選択肢はミライース一択。
しかしここで問題が。ボディの質感はアルトの方が立派なんだよね。残る振動のカット、吸収、もしくは馴染ませ方。レベルとしてはワンランク上。これは悩ましい。
ミライースの助手席は足元が広い!シート高が低めな事もあり、足を放り出してダランと座るのがしっくり。
寧ろ、かしこまって座ろうとしてもシート形状が許してくれませんw
広い広いハイト系の軽自動車って実は、助手席足元が狭いことが多かった。リアシートは無駄なほど余裕があるのにね。シートアレンジの関係もあるのかな。
試乗したグレードだと、どっちにしてもリアシートはエマージェンシー。それならば、フロントシート優先と思えるミライースは気持ちいい。
試乗した「L」というグレードでは、リアシートは完全にエマージェンシー。シートは固くて薄く、座面は荷物の落ちにくさを重視したような形状。
写真の通り、心理的に安全性が不安になるという事もあるし、乗り心地も静粛性など快適性もまさに最小限。
着座すると、膝前のスペースは十分広い。走らなければ過ごせるスペースではあります。ただし一旦走り出すと、もう下ろして〜という感じに。
自分がドライバーでゲストをお迎えした際も、気を使っちゃうと思います。
その他、リアシートやラゲッジのページに掲載しています。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
コストに直結と思われる静粛性は、かなり厳しい。車外ノイズ、車体からのノイズ、長距離はキツイほどうるさい。
ただ、上級グレードでは静粛性が向上するとの事。何台か試乗した先代では、上級グレードでは一般的な軽自動車くらいと思える静粛性だった。ご予算許せば、ですね。
また車内がタイトな軽自動車だと、乗員がノイズを吸収する要素が大きい。助手席に1人乗車するだけで、ホッっとするような静粛性と感じられたりする。
参考までに同じ第初の上級車種ウェイクだと、同じ軽自動車とは思えないほど快適性が異なります。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。