自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・ダイハツ
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2015年記事 ダイハツ ムーブ
著:桃花

ムーブ(LA150)試乗比較「3」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。ダイハツMove(ムーブ)LA150の試乗レポート。

当ページは3ページ目です。

「ラゲッジや競合車比較、評価総合」

ダイハツ
  • グレード:“L SA”
  • 型式:LA150S
  • 年式:2016年式
  • 車両価格:120万円
  • デビュー年:2014年12月〜
ムーブ・コクピット1ムーブ・コクピット2

このムーブはとってもフレンドリーで気軽。良くも悪くも従来からの軽自動車らしい走行感覚を強く感じさせる一台です。


  1. 分割 - ムーブ試乗「1」内装と静粛性・乗り心地
  2. 分割 - ムーブ試乗「2」動力性能やハンドリング特徴
  3. ここ - ムーブ試乗「3」ラゲッジやライバル比較、評価総合

ラゲッジスペース

ムーブ・ラゲッジスペース

ムーブと同様なライバル軽自動車と感覚でラゲッジルームを比較すると、ムーブのラゲッジスペースは奥行きが長い印象。

ハンドバッグや手荷物がスポって収まるかどうかは、とっても大きなポイント!ほんと奥行きのありがたみを教えてくれます。

軽自動車のラゲッジは幅だけでもだめ、奥行きだけでもだめ。手荷物やスーパーの買い物袋が積みやすいかどうかがポイントですね。

ライバル車のラゲッジスペース

デイズのラゲッジ画像は日産デイズ
ホンダNシリーズも奥行きが広いけど、日産デイズなどと比較すれば体感的には倍くらいの奥行き。

ベビーカーを積むとかであればタントの方が便利。

タントだと、ラゲッジに入らないサイズだったらリアシート足下に収納できるというのもあり。手荷物メインだったらムーブでOKだし、ハッチゲートの開け閉めも少しはラク。

タントのラゲッジNoneのラゲッジNBOXのラゲッジ

画像左・3代目タントのラゲッジ。画像中・N-oneのラゲッジ。画像右・N-BOXのラゲッジ

N-BOXは基本、リアシートにスライド機構がありません(グレード別オプション装備)。

リアシート足元への荷物はご注意

リアシートに乗員が居なければ、リアシート足下が大きな荷室代わりになるわけですが、実はココ、フロントシート下がすっぽり空いている車種ではちょっとだけ危険が。

走行中、ジュースなどがドライバー足下に転がってきたりすると、それは大ピンチ。コンビニ袋の口を縛ったって言っても、揺れで開いちゃうことがありますよ。

転がって焦った時もある!

NBOXのラゲッジ

写真は ダイハツ産といわれるトヨタ・ルーミーの、2列目シート足元。

走行中、リアシート上から落ちたペットボトルが、フロントシート足元直前まで転がっちゃってびっくりしました。

潰れるペットボトルだからそこまで危険じゃ無さそうだけど、リアシートに着座していた筆者はびっくり。

静粛性的にもね、できればラゲッジ

音を発するモノは、なるべくドライバーから遠くに置きたい。ご存じの通りです。この点では、独立したトランクを持つセダンには足下にも及びません。でも軽自動車だってラゲッジを使用したほうが快適です。

今回のムーブは横開きドアが廃止!ハッチの開閉が面倒くさくなりました。

それでも荷物はできればラゲッジスペースに置けば、自車の走行ノイズが大きな軽自動車なら、荷物によるノイズはけっこう軽減されます。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

細かな部分

筆者がぜひ取り上げてみたいと思った細かな部分について。

ハッチの横開きが廃止、頭上に開くように

ムーブ・ラゲッジスペース今回の150系ムーブから、ハッチが上下方向に開くようになりました。先代までは横開き。

横開きって、めちゃくちゃスクエアなボディデザインをしている軽自動車だからこそ可能な型式だと思うし、実際に使ってみるとメリットがでかい!なんといっても気軽に開閉可能。

これがワゴンRに対するムーブの優位点だったのに、それを止めてしまった様子。

ハッチが上下方向に開くメリット

大きな荷物を収納する時に便利だと思います。しかしそもそも軽自動車のラゲッジってスペース最小限。あとは雨避けに利用できるくらいしか...。

上下方向に開くデメリット

好みの差こそ有れどデメリットは大きい。女性ならずとも感じる開閉の面倒くささ。特に締めるのは大変。結果、ハッチを開けなくなる。そうすると、ゴムがくっついて”メリッ”っていったり、気分良くない。

ちょっとネットで調べてみると、メーカー側のメリットはある様子。上下方向に開閉するハッチの方がコストが安いらしい。なるほどね。

フロント左右で形状の違うカップホルダー

フロントのエアコン吹き出し口に用意されるカップホルダー、運転席側と助手席側で形状が異なります。

写真左、運転席側はカポッと口を開けた穴が開いた形状で、ちょうど2代目フィットと同じカタチ。安定感あるし、無意識に使えるし、灰皿を置いておくのにも使いやすいと思います。

写真右、助手席側は軽自動車でお馴染みの収納式。1名乗車が多いと予想される軽自動車だからこそ、余計な生活感はないほうがいい。相変わらずフレームが細くて不安感あるけれど、ドリンクを置いていてもカチャカチャ音が気になる場面は限定的。

運転席、助手席、それぞれにメリットある方式を取り入れているんだと嬉しくなります。

フェンダー内のツメの処理が今風に

フェンダー内のパネル合わせ部分、”ツメ”と呼ばれる部分で、フェンダー周辺の強度にも貢献してるとのことですが、このツメの出っ張りが最近のクルマでは小さくなってきています。簡単に言えば、新車時から”切ったり””折ったり”した状態。

例に漏れずこのムーブもそう。これによってツメの、タイヤ方向への出っ張りが減る。だから、よりタイヤが外に張り出せるわけです。

確定してるメリットは見た目の向上。クルマのボディデザインに安定感が出ます。

ホイールが大きくタイヤが薄いクルマほど効果が大きいですね。もちろん車高ダウンやホイール交換などドレスアップ時にも有効だし、余計な加工もやらなくて済みます。

予想できるメリットは走行感覚のレベルアップ。片側5mmタイヤが外に出せるとしたら、メーカーはそれを何に使うんだろう??トレッド幅を広くするのかホイールオフセットを小さくするのか?

コーナーリング中の挙動安定とか、ハンドルを回した時の質感向上とか、期待できるかもしれないポイントです。

ライバル他車比較

日産・デイズ/三菱EKワゴン

まるでダンパーが付いてないようなフワフワ感=優しい乗り心地。またボディのガチャガチャブルブルが酷く立って、良質なシートで伝わる衝撃を軽減。

そんなね、軽自動車のユーザーに合わせたかのようなセッティングが魅力がデイズ&EKワゴン(同じクルマ)。

ハードの弱点はセッティングで補って、一般的な日常での快適性を向上。限界性能とか過度な運動性能とかより、危険かもしれないけどコレでいい、そんなメーカーの英断が素晴らしいんです。

ムーブの走行的質感が低いとすれば、デイズの質感はもっと低い。でもコンパクトカーを越えるような内装の上質感や、短距離でのリアシート快適性など、デイズには積極的に選べるポイントがある。
商品価値って、ハード面の善し悪し以上に企画が重要だなって思わせてくれるデイズとEKワゴンです。

ワゴンR

多くの部分がレベルが高く、軽自動車としてのバランスが良いのがワゴンR

つまり、もっとも試乗記が書きにくいのがスティングレー含むワゴンRというわけです(冗談ですw)

ムーブでは感じないワゴンRらしい弱点、揺すられ感とか腰高感とかそうした部分は先代モデルから一緒だし、弱点がないわけじゃない。だけどバランス良く質感高いんだよね。ワゴンRを運転してからムーブを運転した日もあるけど、乗員が感じる質感は全然違う。

内容的には全般的にワゴンR優勢。わかりやすいムーブのリードポイントは、リアシートの静粛性の高さと、助手席の乗り心地ならムーブでもいいかな。

あとはディーラー。スズキって都市部には大きくて入りやすいディーラーがあるけれど、地方のディーラーって入りにくい地場系が多い印象。ダイハツはジュース、お菓子は当たり前で、営業マンも多く入りやすいディーラーが多いんじゃないかと。加えてママさん向けサービスも多い多い。

男性でも綺麗なママさんを見たいから、そんな理由でムーブを選ぶのもあり?

ホンダN-ONEとN-WGN

コンパクトカーまであと少し、そこまでの走行的質感を持っているホンダのNシリーズ

内装の質感だって悪くないし、フロントシートの素晴らしさは好みを越えた次元で評価出来ます。

でもちょっと、ちょっと以上にハードすぎません?カッチンと硬質な音が響くボディ/サスペンションは想像以上にハードなお味。乗り心地が固いんです。

イメージ的に固めの方が質感を演出できるだろうし、運動性能だって機敏にしやすい可能性大。そこに惹かれればN-WGNなどNシリーズになるだろうし、そうでなければ他の軽自動車になるんでしょう。

ホンダの軽自動車はそれくらい乗り味に特徴があるわけです。少なくともムーブのサスペンションをゴツゴツと感じれば、Nシリーズはもっと固く感じます。

いくら質に差があるといっても、同乗して乗り心地がよく感じるのはムーブ。一人で運転しても、隣に乗っても、フレンドリーな感覚ならムーブ圧勝。ムーブの方が気軽に使える感覚があります。

三菱アイ/アイミーブ

プレミアムなようで軽トラックのような、エクステリアのデザインと共に個性的な乗り味を持つアイとアイミーブ

リアにエンジンを積んでリアタイヤを駆動する三菱アイ、動力が電力とモーターになったアイミーブ。エクステリア含め先進的なイメージの強い軽自動車。

しかし試乗した感覚は、軽トラックの延長線上。自動車評論家から評価の高い軽トラックなれど、乗用車としてはちょっと厳しいんじゃないかと。室内も狭いし。

アイミーブは特殊ながら、日産リーフと比較してしまえばかなり割高。とすると、この2台の魅力は希少だからこその個性か、割安な中古車相場ということに。

軽自動車の燃費が改善され、デイズ/EKワゴンもあるわけだから、どうしてもアイの魅力は薄い。ムーブとの比較ではやっぱりムーブ。普通に一般的な軽自動車を望めば、乗用車的感覚も快適性も、またドライバビリティだってムーブ勝利。

ムーブ・ハイパーが魅力!

ムーブの上級グレード「ムーブカスタム・ハイパー」は内外装の意匠変更と質感アップが図られたグレード。グレード名からはわかりにくけどターボ付きとナシの両方がラインナップされています。

このハイパー、ダイハツはこう表現。「ムーブカスタム、かってない完成度」。
って感じ。え?新しいモノがいいのはあたりまえじゃないすかw

凄いのはボディデザイン。だから当HPスタッフのヒラリー男爵に表現させれば一言、「エレガンス!」。コッチの方がわかりやすいでしょ。

メインはどっちだ?

ムーブを見る度に思うのは、ハイパーがメインじゃないかということ。

ボディデザインもインパネもドアトリムも、バランス良いのはハイパーの方で、アクの強さを感じるのはベースモデル。だからムーブハイパーからは、軽薄な香りがしてこない

軽自動車では無理矢理な個性演出で、フロントマスクのみでバランス無視の存在感を表したり、ブサカワイイと表現したくなる差別感を狙ったり、そんなモデルが多いと思いませんか?そう、なんとかカスタムとか。

ムーブハイパーはそうじゃないんです。ボディフロント及びリア、多くの人が立派と感じるような正当派デザインで魅力を強調。

品良くバランス良く、ボディ全体で見ても細部をみても、”ブサ”なんて言葉は沸いてこない。それでいて地味すぎないし、フロントマスク細部の質感も十分。

今後はきっと他メーカーもこんな流れになってくるかもしれない。でもそのころにはムーブハイパー、高級軽自動車ってイメージが定着してるかもしれないよ。

ハイパー、ベースグレードから見れば割高だし、メーカーがオイシイグレードという事実は変わりないんだけど、やっぱり欲しいと思えるクルマがいいし、このクルマならちょっとした先取り感が味わえちゃう

ムーブ・コクピット3メータームーブ・コクピット4

ムーブ総評

試乗直後も、しばらく利用したあとも強く感じる事、それは従来ながらの軽自動車の感覚を、最も強く残すクルマだということ。

そんな感覚はぜんぜん欠点というわけじゃなく、フレンドリーと考えればこれは長所気軽に使いやすいという長所だよ。

だからこそ、ウインカーレバーの安直なシステム変更には大きな疑問を感じます。日常で洗濯機や冷蔵庫の様に使いたいわけです。慣れれば一緒って問題じゃない。

機械的にはフロントサスペンションの質感の高さに魅力。ハンドル切るのに神経使わなくて良い。4人乗車でもラクラク。またCVTのセッティングに好感が持てます。

発進しにくいとか踏み直した際のレスポンスに課題はあるにせよ、全域でトルクの小さな軽自動車をがんばってセッティングしてるなと感じます。開発車の熱意がこもった1台って大事だね!

「気楽!走らせやすい!」ムーブの魅力を一言で表すとこんなところ。

買うか買わないか?筆者の主観で評価させていただければ、ハッチゲートが横開きでなくなったことで、積極的にムーブを選ぶ理由はなくなりました。そしてこのムーブ、「ハイパー」をメインに据えているって香りがプンプン。だから買うならハイパー。でなければミライースでいいやっていうのが結論。

ダイハツ ムーブ

ダイハツ

move (ムーブ)

  • 年式:2015年式
  • 車両型式:LA150S
  • 試乗グレード:“L SA”
  • ミッション:CVT
  • 新車価格:120万円
試乗レポ・ライター

当記事は「桃花」がお届けします
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