自動車の比較・ホンダ-メーカー別の特徴

2012年記事 ホンダ
著者:ヒラリー男爵

フリード試乗レビュー「2」

ホンダ・フリード(GB3)、グレードは「G」。コンパクトな3列シートミニバン。

2ページ目です。

「ボディサイズや価格、ボディカラー」

ホンダ
  • グレード:“G”
  • 型式:GB3
  • 車両価格:165万円
  • デビュー年:2008年5月

2代目フリードのページが内容豊富です!


  1. フリード「1」乗り心地キャラクター
  2. フリード「2」ボディサイズや価格、ボディカラー

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簡単なレポ、プチインプレッションです

試乗内容は限定的。第一印象重視でより一般的な表現を心がけています。

使いやすいラゲッジ

ラゲッジスペース、荷室部分ですが、フリードのラゲッジは使いやすく優秀。決してステップワゴンのように広いわけではありません。しかし床が低くて大きな荷物もらくらくです。

3列目シートは左右に跳ね上げる形、2列目シートは前にダイブさせる形。フロア(床)が低いのを最大限に生かせる形状になっています。
ちょっと重いものを積むのも簡単。自転車を積むのも簡単。灯油を買いに行くのもラクそうです。

関連してシートの色ですが、白っぽくてイメージのいい色が用意されています。明るく上品で良いのですが、汚れが目立つのも事実。これはせっかくの便利さを消してしまいます。

道具としての便利さとラグジュアリーな感覚を同時に求めると、いい結果にはならないと思います。

きらびやかなボディカラー

ボディカラーは明るめというか華やかというか、ちょっとだけ目を引く色合いが揃っています。

特にパール系は鮮やかなパールが使用されているので、試乗するときにはボディカラーもじっくり見てみて下さい。濡れたとき、スポットライトに照らされたとき、きっと満足感を感じられます。

フリードのおすすめボディカラー。

  • プレミアムホワイトパール
  • スーパープラチナメタリック
  • プレミアムブラキッシュパール ※下取り良さそう
  • プレミアムブルーオパールメタリック

ホンダの新車ディーラーおよびホンダ系中古車店の営業の方なら、ボディカラーの名前を言っただけでどのクルマがそのボディカラーを利用しているかすぐにわかるので、展示車であればすぐに見ることができると思います。

フリードのボディサイズ

フリードのボディサイズは、全長4215mm、全幅1695mm。おおざっぱに言ってフィットより30cm長い。トヨタ・カローラを始めとするコンパクトミドルセダンに近い感じ。VWゴルフも全長は同程度。

コンパクト(Bセグメント)とミドルコンパクト(Cセグメント)と中間のようなフリード。コンパクトで3列シートがウリなわけですね。

ただ、小さいのと車両感覚の掴みやすさは別問題。現実問題として、大きい車の方が見切りが良かったりする。ボディが小さいと適当に運転しても当てる可能性が低いという方がメリット。

フリードも例外にあらず。実はドアミラーいっぱいの幅はそんなに狭くないんです。カタログボディサイズにはドアミラーは含まれていません

横幅を考える上で重要なポイントは、左右のドアミラーいっぱいの幅。

ドアミラー幅での全幅

フリードの「ドアミラー幅での全幅」を他車含めて比較。

  • フリード ・・・ 1990mm
  • ウィッシュ ・・・ 1980mm
  • ストリーム ・・・ 1930mm
  • シエンタ ・・・ 1990mm
  • マークXジオ ・・・ 2025mm

競合するトヨタ・シエンタとは同サイズながら、ホンダ・ストリームより幅広く、トヨタ・マークXジオとも35mmの差。フリードを試乗した際に意外と大きく感じるようなら、このあたりがポイントかもしれません。

ちょっと割高な価格設定

フリードの価格はベースグレードで165万円。価格だけ見ればフィットの1500ccにプラス20万円といった感覚ですが、装備面が異なります。

そして8人乗りなら180万円〜となるとっても強気な価格設定。スパイクの場合は売れ筋グレードで185万円。ハイブリッドになるとそれはもう...230万円。ストリームっていくらでしたっけ?

小さくても立派!お値段も立派!

一部の欠点を除けば長所が多くて魅力たっぷりなフリードながら、結局値段が高いわけです。なんで高いのか?どの辺りが高いかわかりにくいため、単純に割高と評価させて頂きます。

フリードを買うなら、ほぼ同様の予算でストリームウィッシュ、プレマシーといったクラスが買えてしまいます。

ここで記事の冒頭に戻って、フリードは小さいクルマに価値観を感じる人に向けたクルマ、となるわけです。

または駐車場が狭くて駐車に物理的な問題がある方などに最適。そういった場合に限定すれば、フリードはこのジャンルベストバイといえる内容。本当はもっともっと、ホンダらしさが欲しいところだけど、自動車を白物家電的な道具として考えれば悪くない。

2代目シエンタと比較すれば安い!

2015年7月にデビューした2代目シエンタ。フリードと比較するならこちらの2代目の方がモロにバッティングしてるでしょう。初代シエンタは前身のモビリオみたいだからね。

で2代目シエンタ、ボディサイズからすれば想像以上に立派な走行感覚や内外装デザインを持ち、ヴィッツというよりウィッシュに迫る質感が魅力。つまり、小さくて中身はミドルクラスミニバンに近いわけ。

ただしお値段もミドルクラス並。車両価格は168万円から用意されるんだけど、絶妙な装備とオプション設定で、実際に買うとなればかなり高額に。だからフリードとの比較なら、フリードが安く感じてしまうほど。

小さなクルマに魅力を感じる、交通事情で小さなクルマしか選べない、でも立派なクルマが欲しいとなれば、このシエンタは相当いい線いってます。3列目シートもなんとか実用できるレベルになってます。


フリードスパイクは2列シート ラゲッジには多くの小物収納スペース ただし利用すると、カタカタ音がする。

フリードの5段階評価、注目点

駆動系質感
ミッションはFF車がCVT、4WD車が5AT。CVTは人間の感覚とずれているが、ホンダのCVTは制御が良い。構造上トラブルが出ているユーザーもいるので、星4つ評価。

内装質感
この価格帯のクルマとして特別悪いわけではないが、全体的にプラスティッキー。平面が多いから目立つ。デザイン的にはワイドに広がり好感が持てる。星2つ評価。

外装質感
万人受けするボディシルエットには、強いキャラクターラインが入り、トラッドなグリルにキリリとしたヘッドライトは、ワンランク上のクルマといっていい雰囲気。リアが微妙なので星4つ評価。

パッケージング
ボディサイズはコンパクトながら室内は広い。床が低いのも特徴。駐車場が狭いなどフリードのサイズしか選べない場合には最高の選択肢。星4つ評価。

快適性 お買い得度
ストリームの価格とバッティングし、もう少しでステップワゴンが買える価格がネック。快適性だって絶対的に車室内が広い方が有利。運転席と助手席の間の空間は快適性において重要。ベースグレードが150万円だったら文句なし。

ホンダ フリード

ホンダ

freed (フリード)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:GB3
  • ミッション:CVT
  • 価格:165万円
試乗レポ・ライター

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