間違いいっぱいの自動車選び。フリードハイブリッド(e:HEV)の試乗レビュー。
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ホンダ・フリード(2024年式GT5)ハイブリッド・グレード「e:HEVエアーEX」の試乗レポート。
フリードe:HEVに試乗した時の燃費。燃費の動画を撮影していた時には、予想以上の燃費性能に笑顔からのめっちゃ笑顔!
収録中、筆者もだんだんテンション上がって、話もニコヤカに。
大人二人が乗車してACはオン。外気温28度でリアまで冷房をつけています。
ディズニーランドが見える浦安から台場を一周して戻って来るコース。
この時の燃費は、28.7km走って31.8km/Lが表示されました。
この日は遅いクルマに引っかかったり、流れの速いペースに合わせたり、条件はよくありませんでした。幹線道路に信号長い低速走行もミックス。
それでこの燃費ですから、それは笑顔になるのも当然。カタログ燃費は以下(WLTCモード)
上記から継続して走行。
時間でプラス1時間、距離でプラス20km。
あれこれ試しながらの走行ということもあり、燃費は多少落ちて、47.5km走って28.4km/Lが表示されました。
トリップをBに切り替えると、145km走ったこの日の燃費が出てきました。
燃費は145.7km走って20.7km/Lが表示されました。
撮影も含みながら、市街地走行も含む燃費です。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
質実剛健までいかないけど、シンプルというイメージが強い内装インパネ。センタークラスター・シフトパネルの周辺が大きくデザインされているのが見せ場でしょうか。ステアリングは2本スポーク。
凝りに凝って立派だった先代からすると、グッとあっさり。
写真撮影もどこを撮ろうかと迷うくらい。華やかなのはナビ周りなど中央部。
無駄を省いて造形もシンプルにって、最近のトレンドかな。ギミック的な機能も見当たりませんでした。
白い内装色だとこんな感じ。
上とは異なるカメラで撮影したので、色合いは異なります。
インパネには広い面積で、ファブリック(布)風の表面処理がされた内装パネルです。白系の内装色ですと、黒系より主張があります。
触ってみると、硬くてザラザラ。シート表地みたいな布ではなく、布風というイメージ。しっかりした「内装パネル」です。
実車見る前は、手垢や汚れが染み込むタオル系かな、なんて気がしましたが、そんなにヤワなものではなくて安心しました。
メーターは大部分が液晶表示されるタイプ。このタイプは今までになんども使ってきているんだけど、未だに操作は良くわかんない。「ホーム」「決定」「戻る」ボタンを適当に押していると、目的にたどり着くって感じ。
表示内容はシンプルというか、同時に表示させる事ができる情報は限られます。スピード+なにか、だね。
ほぼ日本語表記されるのは良い点。大きい文字で、現代的なフォントで、見やすくわかりやすく。
フリードハイブリッドのシフトセレクターはストレートタイプです。従来はいわゆる電制タイプ。
これを操作してみると、操作感が良かったです。
ゴツゴツではなくカチンカチンと、軽く節度感あるので、間違えて次のポジションまでいっちゃうことはありませんでした。
7時間乗っていて1度もなし。しっかり覚えてます。
天井に設置されるリアクーラーの風量は、フロントからコントロール可能。
(リアでもできます)
スイッチを押すと表示が切り替わり、リアコントールモードへ。
もう一度押すと元に戻ります。
フリードに試乗中、おしりが痛くなりました。シート自体は立派でお金かかってそう。なので、なんでだろうと3日3晩考えました。
1時間運転していると、おしりが痛くなりました。降りると復活し、また運転してると痛くなる。
試乗時に探った原因は、シート後ろ側の反発力が強く、面というよりは点で沈むクッション性。硬くて尾てい骨の部分だけ沈む感じです。
体重60kgの筆者と80kgのおクルマ整備士、二人して痛いという感想なので、勘違いじゃないです。
なんで?と思ってひたすら考える。有り得るとすればドラポジが悪かったとしか考えられない。座り方は試せる範囲で試してきて、あるとすればシート高と仮定。
シート高を上げると通常、先端より後端が大きく上がる。つまり前後はフラットに近づく。
そこでフリードの座面形状は、気配りされた先端。前下がりみたいな感覚だったのかも。
結果、足の自由度は増して稼働しやすくなる反面、体圧は分散されにくくなり、体にチカラが入っていた可能性。
オシリの筋肉にチカラが入った状態で、硬いシートに座れば、それは痛くもなるよね?というのが今の結論。
座面先端の作りから、シート高を上げても運転しやすかったから、いつもより高めに座った自覚はある。もっと低く、背もたれ寝かして体重かけて座れば良かったのかも。
普段はF1ポジションなんて言われるくらいだから、いうてそんなに畏まった姿勢じゃないけどね。
で、先端が丸く柔らかければ、足の長さに対する対応力は上がると思ってます。短くても膝裏が不快に感じにくい。汎用品として最適な作りだと。
一方で今回の結果から言えるのは、体を安定させて接地面積を増やさなければ、ドラポジへの対応力は下がる。
筆者は今まで、多くの後付シート(レカロ等)を買ってきました。オフィスでもレカロシートに座ってます。
またシートのクッション材を削って盛って、オーダーメイドに仕立てることを2台でやってます。なのでシートは良し悪しよりも、合うか合わないかが重要と身を持って体験してきています。
フリードはドラポジへの意識高い人だけじゃなくて、様々な方が運転する人気車だろうから、尖った長所より、もっと普通でいいのにね、と思います。
静止画の撮影は限られたものでしたが、動画データは撮影してきています。内装の比較をメインとした新旧比較で取り上げています。
フリードHV、コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。
スッと1本直線的なAピラーは細く感じられ、メーターはオーソドックスにハンドル内側にレイアウト。乗った瞬間から手に馴染むクルマ、という感じです。
ライバルのシエンタもそうだしこのフリードも、このタイプに代わり、日常的に使いやすくなったと思います。ゴージャス感は失ったけどね。
視界としても悪くなく、死角が気になった場面もありませんでした。右コーナーでの右ピラーは、多少はしょうがないという感じ。
ダッシュボード上面の凹凸がなくなり、ダッシュ先端が低く、近く感じられる造形。左側を寄せるのも簡単。プラットフォームが同一なら、構造的な骨組みは一緒なんだろうけどね、こうも違うものかとビックリ。
ダッシュがフラットだと、視線の持っていき方によっては感覚が掴みにくいのはあります。可能ならダッシュ前方に目印があった方が良いです。人はそこを基準に外を見て、左側を合わせていくからね。
ただそれも、着座位置が高く設計されるミニバン系だと、そこまで重要じゃないです。必要ならより高く座ればいいだけ。
また高い位置に大きなボリュームのあるSUVと比較すると、それよりは低い位置まで視認できるスッキリさがあります。
先代フリードハイブリッドの斜め前と前方の視界。
ダッシュボードは立体感強く、凝った作りで立派です。造形にトレンドはありますが、お金かかってる!と感じるのは先代フリード。
その代わり、車両感覚は取りにくく、コーナーでは斜め前が見えにくい。
運転しやすさでは新型フリードが大きく進化した部分です。
※写真はキャプテンシートですがレビューはベンチシート仕様です。夜間だけしか試乗できなかったのが理由です。夜の写真だけベンチ仕様。
座面も背もたれも柔らかい!特に短時間の走行とか、低速走行時は良さに繋がります。体重軽い方にもね。
筆者は172cmで60kg。もっと軽量な方でも全然良いでしょ、と思える柔らかさ。
座面先端は丸く、クッションに必要な厚みも感じられて底突き感もない。
立派で凝ったフロントシートよりウケが良さそうなリアシート。あえて言えば、背もたれの高さは低いです。
シート座面高が低く、フロアは高く、足を伸ばして座るほどのスペースは、どうでしょう。
小柄な方にピッタリと思えるリアシートで、大人だとお股を広げて座るか、膝を抱える姿勢になります。
またハイブリッドモデルとガソリンモデルで差があり、ハイブリッドモデルですとフロア前方が盛り上がります。フロントシート下にバッテリーが配置される様子。
すみません詳しくは先代フリードのページでご確認下さい。写真多く掲載しています。
フリードの大きな特徴であって魅力である3列目シート。ちゃんと使える空間です。
スペース的には2列目キャプテンシートの方が余裕で、ベンチシートだと小柄な方向け。理由は、2列目シート間に足を逃がせるかどうかの差があります。
快適性では、乗り心地悪くなく、低速走行なら静粛性だって不満言うほど悪くはないです。
あと、下の写真は先代フリード(ほぼ一緒)
テールゲート(ハッチ)から乗り込むことも容易です。ていうかこっちの方がラクなくらい。外から閉めてもらえればね。
着座位置はボディ後端ギリギリです。仕方ないというか問題ないんだろうけど、筆者ならおじいちゃんおばあちゃんに座ってもらいます。
3列目の収納は先代同様。手順は一緒でも重さ的には軽くなっています。
1.背もたれをたたみます。
2.紐を引いてロックを外し、シート全体を持ち上げます。
3.フックをかけます。
4.足をたたみます。
多少チカラはいるものの、思いってほどじゃないです。上手くやれば片手でも収納できます。
フリード試乗時の、燃費見ながらレビュー。素晴らしい燃費性能と、期待が高すぎたというファーストインプレッションの動画です。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
3列目まで使えるコンパクトミニバンとしての魅力は相変わらず。先代からフロントオーバーハングが45mm伸びたといっても、変わらぬフリードの伝統的な長所。
この3代目は2代目のブラッシュアップ的なモデル。
らしい魅力はそのまま、リアシートの乗り心地が改善し、リアクーラーが目玉装備として用意され、ファミリーカーとしての資質は一段とアップ。
乗り味でもリアサスの動きが落ち着き、もっと速度を上げて走らせたくなる魅力というか魔力。
良い部分あれば気になる部分もあるのは当然。もっと普通でいいのにね、っていう点に個性を持たせているのが面白かったりします。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。