間違いいっぱいの自動車選び。フリード・ハイブリッドの試乗レポート。
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ホンダ・フリードハイブリッド(型式GB7)。2022年式の後期モデル。グレード「G」です。
フリードHVをミニバン的に使うとなると、2列目シートがネック。お子様向けの設計という感覚が強く、大人が座るにはキツイ面もあります。
見た目に立派なキャプテンシート、6人乗りです。シートアームレストは両側に付きます。
アームレストは内側、外側についていて、長距離ドライブで便利。出すのは簡単!下ろすだけ。短時間の時も、面倒と感じず使えます。
気になるのは座面高の低さ。もしくはフロアの盛り上がり。
3列目に人が座れるスペースを残して着座しても、膝前には余裕があります。前後方向はやっぱり広いです。
問題は座面の低さと、フロア前方が盛り上がっている点。
膝が高い位置に上がり、太ももの後ろは大きく開きます。
男だったらお股広げて座っちゃえばいいんだけど、足も気になります。
前席シート下が狭く、靴を擦りながらなんとか足が入るくらい。
シートを最大まで後ろに下げれば、普通に座れます。
この状態だと座面長が短いまで言ったら望みすぎですね。たぶん女性の方でしたらちょうどよく座れると思います。
身長182cmの彼ですと、さすがにきついらしい。小さいソファに座ってるようにも見えますが、如何でしょ。
左の写真は、最後端に下げた状態。
右の写真は、3列目に誰か座れるくらいの位置。
どちらにしても運転席の方がラクそうですから、大きな方に運転してもらえばちょうどいいです。
写真はフリードのガソリンモデル。3人がけベンチシートです。
足を置く場所、この写真で見るとハイブリッドほど盛り上がってないように見えます。
こっちに試乗したのは5年前なので、着座感は忘れてしまいました。
写真のシエンタ、2列目シートに182cmの男性が座った状態です。
レッグスペースはフリードの方が広そうに見えますが、座面高はシエンタの方が高いです。
総合的な着座感ではシエンタが勝る印象です。
フリードの方が良い点も多く、好敵手な2台ですが、ここはシエンタに軍配。
お子様メインだったら評価変わると思います。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
ホンダ・フリードHVの3列目シート。
一定レベルの座りやすさを望みたい2列目シートと比較すると、最低限使えれば印象良い3列目シート。
座面は低いけど狭いわけじゃなく、エマージェンシー以上に使えそうです。
何事もイメージってありますから、受ける印象は異なります。
座面のクッション性は見た目より全然いいです。座面から感じる乗り心地や静粛性はコンパクトカーの2列目レベルというか悪いと感じないくらい。
背もたれは小さく、ヘッドレストをグッと伸ばして座ります。
3列目に入るには、2列目シートの間を通るか、ハッチからも入れます。
床が低いのでハッチから入ったほうがラクでした。
誰かにハッチを閉めてもらう必要があるのと、こうして使うならラゲッジ用フロアマットが欲しくなります。
ホンダ・フリードHV(GB7)のラゲッジスペース。
3列目を起こした時のラゲッジスペースは、軽自動車と同じか少し狭いくらい。
床は相当に低く、例えば自転車を積むときなど便利そう。
3列目のシート下は区切りのない空間になっているので、背の低い荷物を積むには不向き。転がっちゃいそうです。
いいね!っと感じたのが、片側のシートだけ畳んで使う方法。
中くらいの荷物を積むのに良いし、シート前のスペースに荷物の固定ができたり、シートの上にものを置いたり。
床が低いから直接入って出し入れできるのもいいです。靴を脱いでも開口部に腰掛けて履き直せます。
収納というか、人間の力で跳ね上げて、フックで固定するタイプ。重さは非力な筆者でも、片手で上がるくらい。
戻す方向(こっちの方がわかりやすい)手順はこんな感じ。
収納状態から、台座を起こします。
台座から手を離し、別の部分を支えつつ、フックを外す。
台座を起こしてフックを外したら、適切な場所にシートが降ります。
最後に背もたれを起こし、ヘッドレスト伸ばして完成。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポートです。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。