自動車購入の試乗比較、中古車選びにもマツダ・メーカー別の特徴
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2016年記事 マツダ アクセラ
著:ヒラリー男爵

アクセラ(初代)試乗「2」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。マツダ・アクセラ(スポーツ・初代BK系)2000ccモデルの試乗レポート。

当ページは2ページ目です。

「ハンドリングや快適性、細かな長所短所」

マツダ
  • グレード:“20S”
  • 年式:2007年式
  • 型式:BKEP
  • 車両価格:210万円
  • デビュー年:2003年10月〜
アクセラのインパネ1アクセラのインパネ2

この型のアクセラは、欧州車に通じるものがあるフィールと、マツダらしい長所短所が魅力。


  1. 分割 - アクセラ試乗「1」エンジン・ミッション
  2. ここ - アクセラ試乗「2」ハンドリングや快適性
  3. 分割 - アクセラ試乗「3」フロントとリア内装と比較

2代目アクセラ(セダン)を別ページに!アクセラ(BL系セダン)試乗レポート

試乗:ハンドリング

初代アクセラ2

アクセラそしてこの時代のマツダ車ならではのハンドリング感覚、これがこのBK系アクセラ最大の特徴。

気に入ったら変わりはないと思える個性が魅力。次のBL系アクセラでもその次のBM系アクセラでもダメ。やっぱりマツダはこうじゃなきゃ!って。

繊細に切り始めたいドライバーもガシッと豪快に切り込みたいドライバーも、どちらのタイプでも魅力を感じる事ができそうな良さがあると思うよ。

交換用タイヤでのインプレ

試乗したアクセラではタイヤを新調し、2000kmほど走行してからのインプレッション。

銘柄は新車時装着タイヤから異なる「ミシュラン・エナジーセイバー」。エコタイヤという分類の中では路面のコツコツは優しく伝えてくれる傾向。ミシュランだからというのもあるし、ETRTO規格のタイヤってむやみに高い空気圧を設定しなければ柔らかめの傾向がある。

切り始めの感覚はまずまず

ハンドル切り始めは中立でパワステが重く、立派なスポーティカーなようにスッとは切り込めない。

またそれでいてヨーの立ち上がりは早めだから、ともすれば過敏と感じてしまうかもしれない。

ステアリング中古車でハンドル表面が滑りやすかったらなおさら。

チカラ入れたらスパッと行きすぎた、みたいなね(こんな場合はハンドル交換をするとクルマの印象が全く変わる)。

ほんのコブシ半分での話だけど、この部分はエコタイヤとの組み合わせでバランス良く感じる

思った通りに切り始められると、サスペンションがゆっくりと動き始めてくれる。少し内側が伸びてくれて、曲がり始める感覚をドライバーに伝えてくれる。

もちろんグラッと動くわけじゃなく、縮む外側の動きはゆっくり。だから適切なタイミングで必要な量だけハンドルを回しやすい

切り込んだ先での感覚が魅力

長く回り込んだコーナーではステアリングの舵角を保ったまま、アクセルはパーシャル領域でキープ、なんて時間が続く。

タイヤそんな時は特にわかりやすいんだけど、舵角をキープしようとするチカラが強く、ドライバーからすればグイグイ曲がっていく感覚を得られる。

これは高機能な電子制御4WDとか電子制御デフ付きの車種でも味わえるんだけど、そっちは過途特性に違和感があったりする。

それらと比較すればアクセラは自然にこの感覚を楽しめるのが大きな魅力

また舵角キープのままアクセル全開でとなれば、スポーティなFR車だとピリピリ感も出てくるもの。適度なパワーで前輪駆動のアクセラならピリピリ感なんてまったくなし。不安感なくグイグイ感覚を楽しめる。

試乗:快適性

快適性を総合すればそれなりという評価。質が悪いってワケじゃないけどやっぱり走行性能を重視してるんじゃないかな。ドライバー以外の同乗者にはちょっとキツイ面がある。

フロントシートの快適性

フロントシートアクセラのサスペンションは、ダンパー縮み側が固くて伸び側が柔らかい印象。にプラスして初期は動きやすい印象がある。

なので、「タイヤが受け持つ部分+サス動きだしの部分」で通過するデコボコやゼブラゾーンなどは予想以上に快適に越えていく。

揺れの収まりこそボディ全長が長い車種にはかなわないけど、このサイズでは悪くない。

今回のアクセラではこの時、足回りからのゴトゴト音が多かった。だからこのスコスコと小さな段差を越えていく感覚がわかりづらい可能性がある。それが実に残念。

硬質、だけど高質

これがアテンザだったら何も驚かないけど、アクセラでこの質感だから驚く。しかもこれを書いている2016年現在、もっと高額でもっと不快な車種だってある。

で、フロントシートはシート座面が固いこともあって、この先は不快だ。大きな段差や角が立った段差では予想通りに厳しい。場合によっては弟分のデミオ(3代目)以上の荒っぽいドカドカ感が乗員を襲う。運転してるより助手席に座っていると不快感が強い。

リアシートの快適性

リアシートリアシート座面はフロントのそれと比較すれば相当に柔らかめ。柔らかいといえば聞こえがいいが、質の低い柔らかさで、スカスカな感触が強いもの。

乗り心地はフワフワ感が強く、路面のウネリなんかではけっこう伸び上がる。

段差ではフロントよりアタリは柔らかいのだが、やはり足下からの音によって荒っぽさを感じてしまう。状態の良い道路限定なら柔らかくて良いんだけど、どっちかっていえば筆者は好みじゃない。

ただ、乗員の体重によって感触は大きく変わると思う。筆者の体重62kgを基準にすると、同乗した体重70kgのユーザーだと30分足らずで座面が底付きのような感触という。逆に体重50kg以下の女性なら終始ちょうど良い固さで好印象かもしれない。


※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家の先生がお伝えしにそうな点も記載しています。

ドライビングポジションと見切り

ドライビングポジション

アクセラのドラポジはシートが低めで包まれ感が重視されたタイプ。開放的に感じる車種より速度感が低く、走行中の落ち着きとかゆっくり感が強く、高速道路でも冷静な反応がとれたり疲労感が少なかったりという長所を得やすい。

またシートが低いから身長180cmクラスのドライバーでも頭上に空間が残り、シート座面が小さい部分では身長の低いドライバーでも合わせやすいという特徴がある。

誰に最も最適化されているか?といえば、身長の高いドライバーで、足の付け根からヒザまでが短いドライバーだろう。つまり欧米人かなw

ペダルレイアウトでは、最近のクルマと比較すると、アクセルペダルとブレーキペダルの段差が大きく、足の運びが疲れるのを付け加えさせて頂きたく。試乗しにくい中古車を見る際は、こんな部分で比較することになるよね。

ボディ見切り

Aピラー助手席側Aピラー運転席側

身長172cmの筆者が運転席に座ると、前後左右の視界は悪くない。しかしインパネ形状やナビディスプレイなどによって、ボディ見切りは掴みにくい。特に左前〜左横はわかりにくく、直感というか感覚では掴めない。

筆者は普段、もっとインパネに包み込まれるスカイラインクーペに乗っているんだけど、そっちはめちゃくちゃ感覚が取りやすい。だからアクセラの方が思い通りに走らせにくいと感じてしまう。

反射が気になるインパネ

インパネ(ダッシュボード)

その他、マツダ車全般で多いんだけど、インパネがテカって眩しい!目の強い人は大丈夫だろうけど、PCモニターにこだわるような繊細な目をお持ちの方なら多分気になる。

アクセラはインパネ手前側は普通に反射が押さえられていて、奧がテカる。気になってみてみれば、手前はシボが深くて、奧はシボが浅い。シボって表面に刻まれた模様のこと。当然深い方が質感高く感じやすいし、反射も押さえられる。

メーカー企画やテスターが「こんなの別に平気だろう」とか思っていたらカナシイw 1グラムの軽量化に気付かないユーザーの方がよっぽど多いと思うよ。

乗ってわかった細かな長所短所

国産車の魅力のひとつは、ユーザーの事を考えた気配り。お持てなしと言ってもいい。そんな部分の長所短所。

メーター輝度の調整に可不可あり!

メーター照明の調整ダイヤルは扱いやすい。ただ、肝心の部分が調整不可。これは厳しい。

夜間メーター照明1夜間メーター照明2

これが標準状態。明るさを調整できる場所は「メーターの青いリング状」と「センタークラスター照明」。

夜間メーター照明3夜間メーター照明4

こちらが最も暗くした状態。メーターの青いリングはほとんど光らなくなり、センタークラスターは薄気味悪いほど暗く光っている。

センタークラスターの照度まで調整できるのは好ましい。ただ、肝心の部分が調整できない!メーターの赤い表示やシフトインジケーターなど。日常的に暗い道を走るドライバーほど、メーター内のまぶしさが気になると思う。しかもここ、2代目となるBL系アクセラも大差なし。

進化しないというということは??欠点というわけじゃない?もしかして気にするユーザーは少ない、のかな?

乗り降りにちょっと神経使う

ドア

ドアを開けて運転席に乗り込もうとする時、ドア上部の先端が顔に近くてビックリする車種がある。筆者にとってはこのアクセラもそうだった。

普段いろいろな車種を試乗するけど、ごくたまにこうしたクルマにあたる。すると何回乗り降りしても気になるものは気になる。
ドアノブの位置とかドアの大きさとか、先端の形状とか、ほんのわずかな部分だと思うんだけどね。

リアシート乗り降りでは、ドアは流石に問題ない。

ただ、リアシート下が出っ張っていて、またサイドシルが高くて、ドア開口部の位置などもあり、こちらも足を入れたり抜いたりするのがキツイ。よくある欧州車と同じような感じだね。お歳を召された方を乗せるにはちょっと向いていないように思う。

質感立派な部分が多数

エアコン操作部のダイヤルドリンクホルダールームランプ

フロント部分の内装では、立派に感じる部分がいくつもある。基本的に1500ccクラスのアクセラだけど、2300ccまでラインナップするだけのことはある。

  • エアコン操作部のダイヤルは回し心地に問題なし。内気循環&外気導入のスイッチのみ、わかりやすい表示が欲しい。
  • フロントカップホルダーにはシャッター(フタ)付き。これだけで相当スッキリする。
  • フロント側ルームランプはキラキラするリフレクターで質感が演出される。単純に立派。
メーター(昼)メーター(夜間)

リアサス横方法のブルブル感

舗装が荒れた路面や、横Gを感じる程度以上のコーナーリング中、リアが横方向にブルブルする時があった。しなやかさが足りないか、アーム類の構造か、ブッシュの劣化か。他車でもあるけど気持ち良いモノではないよね。

新車時どうだったかはわからないし、中古車だから仕方ない。
でももし、なんかしたいと思ったら、サスペンションアームやリンク類のゴムブッシュをチェックしてみてもいいかも。

何かが良くなるかは不明w 過剰整備になるだけかもw だけど限界領域でも効果がわからなかったりするボディ剛性アップパーツなんかを試すなら、ブッシュ交換の方が効果を体感出来る可能性はとっても高いと思うよ。
あとは、サスペンションアームの1G締めなんても変化を体感できるんじゃないかな。

マツダ アクセラ(初代)

マツダ

axela (アクセラ)スポーツ

  • 試乗グレード:“20S”
  • 型式:BKEP
  • ミッション:5AT
  • 年式:2007年モデル
  • 車両価格:210万円

エンジン概要

  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式: LF-VE

その他概要

  • ボディサイズ: 4400×1745×1465mm
  • 車重:1260kg
  • 発売時期:2003年10月〜
  • 新車時価格帯:140万円〜

車両型式

  • BK5P - 1500cc
  • BKEP - 2000cc
  • BK3P - 2300cc
試乗レポ・ライター

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ヒラリー男爵

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