試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・日産

日産ノート「マイナー後/5」
内装質感と使い勝手

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「運転席の着座感が超魅力!内装フロント&リアシート」

  • グレード:“X”
  • 年式:2025年式
  • 車両価格:230万円
  • デビュー:2020年12月〜
ノート・内装(夜)ノート・内装(昼)

間違いいっぱいの自動車選び。日産ノートの試乗レビュー。今回はマイナーチェンジ後の2025年式。前後デザインやグレード装備が変更されています。

日産・ノート(2025年式E13)e-Powerハイブリッド・グレード「X」。現時点では特別仕様車を除きモノグレードです。

  1. ノート(MC後)特徴をサクッと一言で
  2. ノート(MC後)走らせやすいハンドリング
  3. ノート(MC後)燃費と洗練された加速感
  4. ノート(MC後)乗り心地や静粛性
  5. ノート(MC後)内装(前席&後席)
  6. ノート・小さな長所短所、評価総合

関連ページ

  1. 記事と動画・ノートのコンテンツ一覧
  2. ノートオーラ試乗レポート

内装:フロントシート質感や使い勝手

日産ノート2025:立体感あふれる内装、夜間

内装質感と使い勝手。フロントシート(運転席)の印象。2024年にマイナーチェンジされた2025年式・日産ノート。

コンパクトらしからぬ着座感

実用車っぽくない着座感、ゆったり贅沢な着座姿勢。ダイニングチェアとソファに座るの、どっちが好き?

ノート内装1ノート内装2

ソファみたいに座りたければノートは適しています。スペースを使って足を伸ばして座る。高い位置にセンターアームレスト。腰高感なくて上級セダン的に座れるという魅力。

さらに、生活感を軽減しつつ、利便性も考えられている。そうした意匠も感じられます。

ノート内装3ノート内装4

ティッシュボックスは見えにくく手が届く位置へ。

センターコンソールは高い位置にレイアウトされる。それでいて膝が当たらず、ソフトパッドまで貼られているあたりが上級車的。

日産ノート2025:夜の内装

メーター周りは見た目に立派、反射は目立つ、UIは優れる。また豊富に揃う機能設定がわかりやすくまとめられている点は好印象。次ページで取り上げます。

マツダ2も上級車ライクだけど

マツダ2・2025年式試乗レビューロングセラーモデルとなっているマツダ2。マツダの末っ子ながら兄貴分たちと統一感が強く、そうした部分から上級感を受けるコンパクトカーになっています。
マツダ車2台持ちなら同じように運転できる感覚。

ノートは内装の設計や、シートのサイズで上級車感覚。代わりにお値段はちょっと張ります。次はシートの話題。

フロントのシート

日産ノート2025:フロントシート

ノートのシートはメリハリがあって、要所を抑え肝心な部分にコストかけている。そうした印象。

フロントシート1フロントシート2

シートの中でも中央部。座面と背もたれの中央はクッション性よく、表地の質感も確保される。
座り心地に違和感も感じない。

サイドの部分はフカッとした感じで、表地の質感も高くない。滑ります。

フロントシート3フロントシート4

サイドでも上部、肩のあたりは合成革っぽい仕立てで、見栄えに貢献。

総じて体が常時触れる部分の質が高く、それ以外は質感抑えられ、メリハリあります。

またシート自体のサイズは確保され、ノートの長所として上げたいところ。ライバルと比較してほんの1cm2cmでも座った時の差は大きいです。

エアコン周りだけコンパクト的

あちこち質感高いノートの内装で、エアコン周りはコンパクト的。これはノートオーラでも一緒。

エアコン1エアコン2

液晶表示部は小さく、あとはインジケーターによる方式。昼間は大きく見えるんだけど。

また周囲に光沢パネルを使うなら、液晶の文字はもっとシャープに、もしくは明るくして欲しい。ちょっと見づらいです。

エアコン3エアコン4

エアコンスイッチの操作感は並み。

ハザードスイッチは押した感触薄く、ストロークも浅い。押せた押せてないは音やメーターでわかるから、そこからの判斷になる。手の感覚だけだと希薄です。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:助手席側の印象

日産ノート2025:内装、助手席の印象

内装質感と使い勝手。助手席のコーナー。2024年にマイナーチェンジされた2025年式・日産ノート。

ドアを開けた瞬間、おおっと思う

助手席前のインパネは外に向かって広がり、すごく雰囲気いいです。ゲストをお迎えするのに最高のおもてなしです。この魅力は、ドアを開けた瞬間にわかる。

内装助手席の長短1内装助手席の長短2

ドリンクホルダーは半収納式。閉じればスマホやタバコが置けて、開ければカップドリンクが置ける。安定していて取りやすい。いい位置です。

ドアトリムは上部がそっけない

内装助手席の長短3内装助手席の長短4

ドアハンドルがメッキな以外、飾り気はありません。インパネから連続して見てもツルンとしてます。

もしアフターパーツで内装に彩りを加えるなら、この部分かな。内装張替えなんて手法もあります。

足元に注意点、シートレールが残念

助手席足元は手前が大きく盛り上がる。シートを後ろに下げて座ると、かかとの置き場に困って降りにくい。またフロアマットは正方形サイズで、この部分をカバーしておらず。

内装助手席の長短5内装助手席の長短6

HV車だしどこかにバッテリーを搭載しないといけないからね。このあたりと予想。

もうひとつ。デビュー時から変わらず目立つシートレールの固定部分。

内装助手席の長短7

剥き出しのボルトが目立ちます

ノートって特にシートレールがたくましく、幅がある。

途中で曲がっていることもあり、幅や折り目で剛性確保しているのだろう。シートレールって実は走りに影響すると言われます。

立派で誇らしい一方、少しは隠してほしいとも思います。

内装:リアシート着座感

日産ノート2025:内装リアシート

日産ノートのリアシート印象。使いやすいように作られています。

乗降性に優れる

売るためのボディデザインより使って良さのわかるデザイン。ノートは窓の形状からそれを感じます。

リアシート1リアシート2

無骨とも思えるリア開口部だけど、これが乗降性に効いてきます。頭を折り曲げる必要がありません。
ドアを開ける時も、顔に迫ってくる不安がありません。

リアシート3リアシート4

乗り込んで降りる時、足の運びも上々です。

スペース的にはそこそこ。シート下の足も奥までは入りません。ただそれでも、そこはコンパクトカー。最も大きな印象として、使い勝手が考えられたリアシートだと思います。それはシート背もたれにも現れます。

シートバックが大きい

シートバックのサイズが大きい!リアシートでもノートの長所です。

リアシート5リアシート6

筆者が座って、肩から上に余裕があるサイズ。ヘッドレスとも伸ばさず座れます。

一方で座面は短め。シートサイズを削ってスペースを確保。この部分だけ感じます。クッション性などは違和感なく座れます。

リアシート7リアシート8

弱点を挙げれば、カップドリンクを置く場所がない。スマホ置き場が安直に穴だけ開けられる。

横幅考えれば軽自動車ハイトワゴンより快適で、乗降性だって引けを取らないレベル。ただドリンクやスマホに関する工夫で劣ります。

内装:ラゲッジスペース

日産ノート2025:ラゲッジスペース

日産ノート、内装ラゲッジスペース。

適度に囲われるラゲッジスペース

ラゲッジ開口部はフラットではなく、深さがあるタイプでもない。そこまで低くない位置に荷物が置けて、飛び出してこない安心感がある。それくらいの感覚。

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

開口部フラットなのは大きな荷物を積む時にいいけど、日常的にはちょっとと思うことがある。

上り坂に停めて開けると、荷物が落ちてきちゃうからね。

ラゲッジスペース3

テールゲートは高くまで開き、コンパクトカーとしては重め。

大きなSUV車ほどじゃないけど、チカラが必要です。
車全体で軽い開閉感に変わってきたり、電動化も珍しくなくなってきたので、頻繁に使うなら弱点になるかも。

個体差もあるので、実際に比較してみてください。


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

ノート・内装(助手席から)ノート・内装(夜の運転席)

動画:内装質感と使い勝手

丁寧に考えて設計されたと感じる内装使い勝手、上級車のように座れる内装質感。その他本文で弱点として述べた箇所を映像でわかりやすく。

日産ノート・マイナー後、内装質感と使い勝手
ノート(MC後)

NOTE(ノート)MC後
  • グレード:“X”
  • 型式:E13
  • 年式:2025年式
  • 車両価格:230万円
パワートレーン
  • 排気量:1200ccHV
  • エンジン型式:HR12DE
その他概要
  • 車重:1230kg
  • ボディサイズ:4045×1695×1520mm
  • ホイールベース:2580mm
  • 発売開始:2020年12月
試乗レポ・ライター

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レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

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