試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・日産

日産ノート「マイナー後/4」
乗り心地や静粛性、快適性

4ページ目

「どこが弱点かと言われれば、乗り心地に気になる部分」

  • グレード:“X”
  • 年式:2025年式
  • 車両価格:230万円
  • デビュー:2020年12月〜
ノート・内装(夜)ノート・内装(昼)

間違いいっぱいの自動車選び。日産ノートの試乗レビュー。今回はマイナーチェンジ後の2025年式。前後デザインやグレード装備が変更されています。

日産・ノート(2025年式E13)e-Powerハイブリッド・グレード「X」。現時点では特別仕様車を除きモノグレードです。

  1. ノート(MC後)特徴をサクッと一言で
  2. ノート(MC後)走らせやすいハンドリング
  3. ノート(MC後)燃費と洗練された加速感
  4. ノート(MC後)乗り心地や静粛性
  5. ノート(MC後)内装(前席&後席)
  6. ノート・小さな長所短所、評価総合

関連ページ

  1. 記事と動画・ノートのコンテンツ一覧
  2. ノートオーラ試乗レポート

試乗:ノートの乗り心地印象

日産ノート2025:乗り心地の印象

マイナーチェンジ後の2025年式ノートで、どこが弱点かといわれれば、自分は乗り心地かなと。硬いというわけじゃなくて、プルプル感がでます。

通常路面では硬すぎず柔らかすぎず

大きな段差のない、いわゆる普通の路面を走ってる限り、硬いとも柔らかいとも感想のない乗り心地。あえていえば、サスペンション伸び側が柔らかく、加速時に頭を持ち上げるくらい。

よくあるマンホールの蓋を踏んでも、取り立てて気になることはありません。

段差では硬い

フロントシート例えば交通量の多い路面で見られる、たわみが集中したような凹凸。ガツンときます

普段は気にならない硬さも、凹凸らしいおうとつだと気になる。
厚みのあるタイヤがカバーしてくれそうな場面だけど、それより粗っぽさとして表面に出てくる。

普段はタイヤの表面ゴムやゴムブッシュで稼いでいる乗り心地。急に荒っぽくなる場面がある。変化の割合が大きいです。

快適性で気になる部分

タイヤゴムやゴムブッシュで、ドカドカしにくい乗り心地を確保しているのだろうけど、変化量大きいのともうひとつ、気になる部分が出る。

ボディデザイン・サイドフロントタイヤ

それはプルプル感。平らに見える路面でプルプルとした柔らかな衝撃が伝わってくる

筆者はよく「細かなコツコツ感」という言葉を使うけど、今回はプルプル感。

今までに乗ったノートと印象比較

2020〜2021年式、2023年式、そして今回の2025年式と複数のノートに乗ってきて、少なからず違いを感じます。

日産ノート2021年式日産ノート2023年式

初期モデルは硬め。2023年式は柔らかい。2025年式は普通だけど硬さも出る。

マイナーチェンジで足回りは変わってないらしい。でもそれと異なるタイミングで変わってます。素のノートだけでなくオーラもそう。

タイヤ空気圧でプルプル軽減

試乗中、数回のタイヤ空気圧チェック。これで全然変わるからね。レビューワーの基本でありつつ、みんな適当っぽいんだけど...。

日産ノート・タイヤ1日産ノート・タイヤ2

今回はプルプル感が気になったので、少し高め(+0.2キロ)に入れてみた。すると気になりにくく

その後に標準に戻すと、やはりプルプル感が気になる。

荒れた路面でのゴツゴツ感でいえば低いほうがいいし、平らに見える路面でのプルプル感でいえば高いほうがいい。悩む分だけ楽しめます。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:静粛性の印象

日産ノート2025:静粛性の印象

2025年式、日産ノートの静粛性。

低音域が残る静粛性

静粛性のタイプとしては、中高音がカットされて低音域が残るタイプ。輸入車で見られるような特性です。

低音域のゴーっとした音は圧力変化も大きく、日本人には聞き疲れしやすいノイズ特性だと思う。スッキリはしてるけどね。

耳の構造から、欧米人とは好みが違うらしい。
コモリ音的な不快感を感じたら、窓を開けるといいです。

ライバル進化で優位性はそこそこ

ノートと言えば、聞き疲れ感あるも安っぽくない静粛性で一歩リードしていた。2025年の今、同じ年式くらいのライバル車に乗ると、静粛性の強化が感じられます。

スイフトは後ろから聞こえるような聞こえ方が良かったし、マツダ2も古さを感じさせない静粛性。うるさいヤリスクロスだってエンジンかからなければロードノイズは悪くない。フィットもマイナーで静粛性を上げてきている。

スズキ・クロスビーそれ以外、実は純ガソリン車の方が静かと感じることも多く(理由はそれぞれのページで)例えばターボのクロスビー、静かす。また全体的に効き疲れしないノイズ特性。

静かといわれたノートも、今乗ると優位性を感じられず。むしろノイズ特性でやや気になるか。エンジンノイズの部分では抑えられてるけどね。

時に気になる電子ノイズ

耳が敏感な方には気になるであろう部分。撮影中はマイクがノイズ拾っちゃって、撮影が大変でした
自分の声より大きく、ピーピーしたノイズが入っちゃう。

ボディデザイン・サイドシフトセレクター夜間

鳴る鳴らないあるから状況見て、撮れる時だけ撮る。頑張りました。

そんな感じで、ピーピーした高周波ノイズとか電子ノイズと呼ばれるノイズ、耳が敏感な方だと気になるかもしれません

動画で取り上げています。スマホのスピーカーが再生できるか?さらに聞こえる人がいれば聞こえない人もいるノイズ。動画でチェックしてください。

車重あるもタイヤ細め

日産ノート2025:駐車場でのボディデザイン

車重1230kgに対して細いタイヤ。サイズ185/60R16。日産ノートのタイヤについて。

タイヤの幅は185幅

ノートのタイヤサイズは185幅。車重からすると細いタイヤです。モノグレードですからオーラを選ぶと大きくなります。

タイヤサイズって車重によって基本が決まる。車重を支える空気の量があって、足りなければ構造的に硬くせざるをえず。乗り心地に易経大きな表面ゴムの硬さはまた別だけどね。

日産ノート・タイヤ1日産ノート・タイヤ2

サイズは185/60R16ということで、縦方向でサイズ稼ぐ。走行抵抗やタイヤノイズの面でも優位性あります。

フェンダーとの隙間もタイト

こうしたタイヤは、空気抵抗低減としても効果的。フロントタイヤはフェンダーアーチとの隙間が狭く、脇の部分で詰まってる

隙間は前輪切れ角との兼ね合いもあるでしょう。ノートの最小回転半径は5.9m。コンパクトカーとして小さくはないです。標準的かやや大きめ。

リアタイヤは内側がタイトです。手のひら1枚入るかどうか。詰められています。
リアはチェーン巻かない想定でしょう。通常チェーンは駆動輪に巻きます。


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

ノート・内装(助手席から)ノート・内装(夜の運転席)

動画:マイナーチェンジ変わった?変わらない?

変わった?変わらない?乗り味にメインに内外装、変更点と考察。

日産ノート・マイナーチェンジ変わった?変わらない?
ノート(MC後)

NOTE(ノート)MC後
  • グレード:“X”
  • 型式:E13
  • 年式:2025年式
  • 車両価格:230万円
パワートレーン
  • 排気量:1200ccHV
  • エンジン型式:HR12DE
その他概要
  • 車重:1230kg
  • ボディサイズ:4045×1695×1520mm
  • ホイールベース:2580mm
  • 発売開始:2020年12月
試乗レポ・ライター

「元お車整備士」「ヒラリー男爵」がお届けします
元自動車整備士ヒラリー男爵

系列サービスです!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード

系列サービスです!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト




レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

少々変わった人生、かも。詳しくは


間違いいっぱいの自動車選び・トップ

試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
自分の言葉で!研ぎ澄ました感性で!

違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。

特徴を明確に!写真もできる限り!

評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビューを展開中。

開設23年!最新が最良です 転載はご遠慮ください
総合サイトマップ / 間違いいっぱいの自動車選び / 運営会社