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間違いいっぱいの自動車選び。日産ノートの試乗レビュー。今回はマイナーチェンジ後の2025年式。前後デザインやグレード装備が変更されています。
日産・ノート(2025年式E13)e-Powerハイブリッド・グレード「X」。現時点では特別仕様車を除きモノグレードです。
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マイナーチェンジ後の2025年式ノートで、どこが弱点かといわれれば、自分は乗り心地かなと。硬いというわけじゃなくて、プルプル感がでます。
大きな段差のない、いわゆる普通の路面を走ってる限り、硬いとも柔らかいとも感想のない乗り心地。あえていえば、サスペンション伸び側が柔らかく、加速時に頭を持ち上げるくらい。
よくあるマンホールの蓋を踏んでも、取り立てて気になることはありません。
例えば交通量の多い路面で見られる、たわみが集中したような凹凸。ガツンときます。
普段は気にならない硬さも、凹凸らしいおうとつだと気になる。
厚みのあるタイヤがカバーしてくれそうな場面だけど、それより粗っぽさとして表面に出てくる。
普段はタイヤの表面ゴムやゴムブッシュで稼いでいる乗り心地。急に荒っぽくなる場面がある。変化の割合が大きいです。
タイヤゴムやゴムブッシュで、ドカドカしにくい乗り心地を確保しているのだろうけど、変化量大きいのともうひとつ、気になる部分が出る。


それはプルプル感。平らに見える路面でプルプルとした柔らかな衝撃が伝わってくる。
筆者はよく「細かなコツコツ感」という言葉を使うけど、今回はプルプル感。
2020〜2021年式、2023年式、そして今回の2025年式と複数のノートに乗ってきて、少なからず違いを感じます。


初期モデルは硬め。2023年式は柔らかい。2025年式は普通だけど硬さも出る。
マイナーチェンジで足回りは変わってないらしい。でもそれと異なるタイミングで変わってます。素のノートだけでなくオーラもそう。
試乗中、数回のタイヤ空気圧チェック。これで全然変わるからね。レビューワーの基本でありつつ、みんな適当っぽいんだけど...。


今回はプルプル感が気になったので、少し高め(+0.2キロ)に入れてみた。すると気になりにくく。
その後に標準に戻すと、やはりプルプル感が気になる。
荒れた路面でのゴツゴツ感でいえば低いほうがいいし、平らに見える路面でのプルプル感でいえば高いほうがいい。悩む分だけ楽しめます。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

2025年式、日産ノートの静粛性。
静粛性のタイプとしては、中高音がカットされて低音域が残るタイプ。輸入車で見られるような特性です。
低音域のゴーっとした音は圧力変化も大きく、日本人には聞き疲れしやすいノイズ特性だと思う。スッキリはしてるけどね。
耳の構造から、欧米人とは好みが違うらしい。
コモリ音的な不快感を感じたら、窓を開けるといいです。
ノートと言えば、聞き疲れ感あるも安っぽくない静粛性で一歩リードしていた。2025年の今、同じ年式くらいのライバル車に乗ると、静粛性の強化が感じられます。
スイフトは後ろから聞こえるような聞こえ方が良かったし、マツダ2も古さを感じさせない静粛性。うるさいヤリスクロスだってエンジンかからなければロードノイズは悪くない。フィットもマイナーで静粛性を上げてきている。
それ以外、実は純ガソリン車の方が静かと感じることも多く(理由はそれぞれのページで)例えばターボのクロスビー、静かす。また全体的に効き疲れしないノイズ特性。
静かといわれたノートも、今乗ると優位性を感じられず。むしろノイズ特性でやや気になるか。エンジンノイズの部分では抑えられてるけどね。
耳が敏感な方には気になるであろう部分。撮影中はマイクがノイズ拾っちゃって、撮影が大変でした。
自分の声より大きく、ピーピーしたノイズが入っちゃう。


鳴る鳴らないあるから状況見て、撮れる時だけ撮る。頑張りました。
そんな感じで、ピーピーした高周波ノイズとか電子ノイズと呼ばれるノイズ、耳が敏感な方だと気になるかもしれません。
動画で取り上げています。スマホのスピーカーが再生できるか?さらに聞こえる人がいれば聞こえない人もいるノイズ。動画でチェックしてください。

車重1230kgに対して細いタイヤ。サイズ185/60R16。日産ノートのタイヤについて。
ノートのタイヤサイズは185幅。車重からすると細いタイヤです。モノグレードですからオーラを選ぶと大きくなります。
タイヤサイズって車重によって基本が決まる。車重を支える空気の量があって、足りなければ構造的に硬くせざるをえず。乗り心地に易経大きな表面ゴムの硬さはまた別だけどね。


サイズは185/60R16ということで、縦方向でサイズ稼ぐ。走行抵抗やタイヤノイズの面でも優位性あります。
こうしたタイヤは、空気抵抗低減としても効果的。フロントタイヤはフェンダーアーチとの隙間が狭く、脇の部分で詰まってる。
隙間は前輪切れ角との兼ね合いもあるでしょう。ノートの最小回転半径は5.9m。コンパクトカーとして小さくはないです。標準的かやや大きめ。
リアタイヤは内側がタイトです。手のひら1枚入るかどうか。詰められています。
リアはチェーン巻かない想定でしょう。通常チェーンは駆動輪に巻きます。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

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ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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