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間違いいっぱいの自動車選び。日産ノートの試乗レビュー。今回はマイナーチェンジ後の2025年式。前後デザインやグレード装備が変更されています。
日産・ノート(2025年式E13)e-Powerハイブリッド・グレード「X」。現時点では特別仕様車を除きモノグレードです。
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2025年式、マイナーチェンジ後の日産ノート。乗って感じた印象、乗ってわかった小さな長所短所など写真豊富に詳しく。
ノートはコンパクトクラスのハイブリッド車だけど、燃費一辺倒でないのが特徴であって長所でもある。
燃費以外の魅力が大きい!ともいえます。
日産が電気自動車にチカラを入れていることもあり、e-POWERの加速と減速は非常になめらか。共通部品や共通制御もあるのでしょう。小さなクルマにありがちなピョコピョコ感が出にくいです。
燃費は良いけどそこそこ。そこまで良くないとも言われます。筆者的には、乗り方による燃費差が出やすいと感じました。燃費走行すればしっかり少燃費。続くページで試しています。
試乗車は2025年式ノート。グレード「X」。
オドメーターが示す総走行距離は5000km。
グレードは基本1グレードで、233万円です。バリエーションモデルとして「オーテックライン」「オーテッククロスオーバー」があります。それぞれ244万円と280万円。
高い高いといわれたノートも、マイナーチェンジでLEDヘッドライトが標準になり、選びやすくなりました。
1グレード体系なのでオプション追加していくと割高なのは一緒ですが、他車の値上げが続き、相対的にノートのコスパが上がった感覚です。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

ノートに乗って感じた印象を端的に。詳しくは続くページで項目ごとに述べています。
ノートは落ち着いた運転で魅力が引き立ちます。最近ではアレコレ言われるe-POWERですが、細かな操作に反応してくれたり、唐突感のない加速減速ではライバル車より一方上手。雑な操作もクルマ側が制御で滑らかに。


ハンドルを切って戻す時のステアフィールは、切り始めから戻し終わりまで良いもの感を味あわせてくれる。良い点いっぱいで、ここもノートの大きな特徴。
フロントシートはゆったり座れ、アームレストは高い位置に位置する。操舵フィールは後輪駆動車的なフィールもある。パワー感だって余裕あり。
総合すると、中〜大型車に乗られていた方が、近い価値観で選べるコンパクトカーと思えます。単なる移動手段ではなく、ゆったり滑らか余裕を持った運転を好む方にぴったりだと思います。
2020〜2021年式、2023年式、そして今回の2025年式と複数のノートに乗ってきて、少なからず違いを感じます。
今回の乗り心地は硬いってほどじゃないけど気になる部分あり。ちょこっとタイヤ空気圧変えて改善、なんていうのも体感しました。

ノートは2024年1月に大きなマイナーチェンジが行われました。
ボディデザインは次の項目で触れます。内装は助手席前の加飾変更とグローブボックスの容量拡大が大きな違いです。


右が新、左が旧。模様が変わっています。スマホだったら拡大して見て下さい。
ホイールキャップのデザイン変更はこんな感じ。


右が新、左が旧。穴小さく大きい面積で空気抵抗を低減。そんなイメージが一段と強調されます。
その他、公式サイトには記載されていたものの販売は停止されていたベーシックグレードがカタログ落ちしたり、オプション体系が変わったりしています。
賛否両論いわれる、マイナー後ノートのボディデザイン。筆者が思うのはこんな感じ。

上がマイナーチェンジ前で下がマイナー後。

まとまりでいえばマイナー前の方が高いかもしれません。落ち着いた品の良さがあります。
アンダーグリルがブラックなこともあり、ボリュームは上方に集まります。
マイナー後はバンパーの形状変化でボリュームが下に寄りました。
厚みを感じるという部分でこの変化は大きいです。
それよりも大きな違いと感じるのは、手数の多さ。メッキパーツが細かく入ることで凝った印象を受けます。
手数が増えて凝ったデザインとなれば、高そうというイメージに繋がりやすい。
筆者がデザインに関する仕事をしてきて思うのは「まとまり良いだけじゃ売りにくい」ということ。パッと見で高そうと感じられる方が、選んでもらいやすいです。

上がマイナーチェンジ前で下がマイナー後。

リアはバンパーがカラード化されました。
フロント同様にボリュームは下方に寄って、樹脂パーツより高そうな印象に感じられる方が多いかもしれません。
筆者的には、マイナー前がクロスオーバー的に見えて好きなんだけどね。デザインは1年後2年後の評価だって重要。見慣れた時にどう思うか?重要です。


リアバンパーは左右で微妙な違いがあり苦労の様子が伺えます。
左後ろには排熱スリットと思われるスリットや、牽引フックが出てきそうなカバーが見える。予想です。


テールライトを光らせてみると、ここに大きな違いは感じられません。
端から端まで一文字に光りそうで、光りません。
ここはノートオーラとの差別化でしょう。オーラだと光ります。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

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パワトレ質感 
3気筒でも振動目立ちにくい。反応も洗練されている。
足回り質感 
プルプル感あって跳ねる伸びるが目立つ場面も。
内装質感 
大きなクルマ感を感じる着座姿勢でダウンサイジングにもピッタリ。
ボディ質感 
マイナーで華やかさ増すも、ちょっと主張が弱いか。
お買い得度 
繊細さのある反応を求めるなら超お得。オプション設定は要確認。












ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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