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辛口の評価評論・間違いいっぱいの自動車選び。ヤリスクロスHVの試乗レポート。
トヨタ・ヤリスクロス(型式MXPJ10)グレード「ハイブリッド・X」2025年式のレビューを追記します。試乗時のoddメーターは1000kmです。
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注目の機能、高い燃費性能、価格は安い。一方で乗り味優先するならライバル車という選択肢。感じたヤリスクロスの特徴です。
大きく立派なSUVスタイルに、電動パーキングにブレーキホールド、ACCやPDAを始めとする運転支援機能、フルに近い液晶メーター、高い燃費性能。
乗り味に触れないとか、良いとしか言えないレビューワーには最高に喜ばれる1台でしょう。
つまりネット記事やユーチューブで話題になる機能や性能はしっかり。中間グレード以上ではナビも標準。
ヤリスクロスは商品力最高で、それがわかりやすい。結果、人気もすばらしいと繋がります。
ヤリスクロスのハイブリッドモデルは233万円〜(グレードX)。値上げが続く時期ですが、ヤリスクロスはほとんど変わらず。
2024年モデルからグレードXではナビがオプションに変わりましたが、価格帯はキープしてくれています。これは嬉しい!
注目の機能しっかり、燃費性能は最高峰、価格は安い。三拍子揃ってます。
その変わりとくるのは乗り味の部分。ここを重視するならライバル車の方が魅力的ですから、何を重視するかが選ぶ楽しさに繋がります。
同時期にメインメーターも変わりました。ヤリスクロスではベーシックグレードから先進的な液晶メーターになります。
タコメーターとハイブリッドパワーメーターを切り替えて表示できる。
タコメーターは様々なシチュエーションで様々な様子を伝えてくれて楽しいです。ユーザーがパワートレーンに興味を持つ第一歩であるとも思います。
以前のカッコいいけど見にくいメーターから、情報が集約され、外光の反射も以前ほどは目立たず。理想的な方向に変わっています。
ついに!ハイブリッドシステムのモニター(エネルギーフロー)の表示が立派になりました。
まだシンプルすぎるけど、わかりやすさとのバランスがあるのでしょう。ヤリスクロスではホイール部の色が変わり、状況を教えてくれます。様子は動画で。
tripと燃費計は同時には表示できず、リセットも別々に行います。一方でoddメーターは常時表示。こっちは寧ろ見たくないのにw 何か制約があるのかも。
ヤリスクロス購入の決め手になるわけじゃないけど、気になる長所短所。
フロントセンターのドリンクホルダー。前後でサイズが分けられていて、一人で利用する時に最も便利な設計。
前側がカップドリンク、リアが缶かペットボトル。穴の経と深さが異なっています。写真忘れたので動画で。
わかっちゃいるけどやっぱり迷う。写真で見ると複雑な作りがめちゃくちゃカッコいいんだけどね。
特に夜間、握る位置を迷います。
他車がこのアプローチをしてこないところを見ると、見た目に振りすぎだと思います。でも人気の商品て、大体にしてこうした割り切りがある。使い勝手よりデザイン性という事ですね。
ヤリスクロスのグレードXではシートが「モノフォルム」というタイプに。見た目の問題もあるけど、シートに求めたい機能性も最小限です。
具体的には表地が滑りやすい。ただこれは、乗り降りしやすいというメリットにも繋がる。
あとは衝撃や微振動の吸収性。硬いわけじゃないけど振動も伝えてくる。これはヤリスでオプションシートを選んで比較したからわかるポイント。
中間グレードのG以上で通常のシートになります。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
注目の装備性能がしっかりしていて、安価な価格設定。その分というか快適性に関してはちょっと厳しいと感じます。
3気筒らしいツブツブ感の強いエンジンノイズ、下記の車両接近音が気になります。クルマが新しいこともあって、それ以外のノイズは気になりませんでした。
低速走行かつエンジンが停止している時、「コー」という音がする。これはスピーカーから音を発し、歩行者に接近を知らせる機能です。
2025年式ヤリスクロスHVに乗ると、この車両接近音の音量が大きくなった気がします。
少し前に2025年登場のクラウンエステートでもこれを感じ、気のせいかな?とも思ったんだけど、やっぱりそんな気がする。
以前は音量が小さすぎてもっと大きくしてほしいと思っていたけど、今度は車内でもうるさいくらいに聞こえてくる。
エンジン始動すると消えるから、加速時は踏んでエンジンかけちゃった方が快適なくらいです。
細かいコツコツが終始続き、サスペンションに抵抗感あります。可能ならタイヤが柔軟に吸収してくれれば収まりそう。今回は16インチタイヤ装着車。18インチの方がホイールの重さやゴムの柔軟性で快適な可能性がある。
それ以外では上下に揺すられる時に揺れが目立ち、場合によっては角があってきつく揺すられる。
今回感じたのはリアサスが動きを制限。ドカンとはこないけど、ングッっとくる。伸び側が抑えられて気になる揺れ方です。
切り始めにゆるい感覚があって、少し切ったところで効きがグッと強まる。また直進性も慣れたドライバーには不満かもしれない。
このあたり18インチタイヤを中心に作り込まれた可能性があって、そっちでバランスが取られていると考えれば辻褄があう。
トレードオフとしてカタログ燃費が大きく低下している。中立付近でのグリップ力は燃費とも関係している。
操舵力は切っていく方向に軽く、戻してくる方向に重い。最近のコンパクトカーらしい感覚といえばそんな感覚。
ただ素のヤリスの方がナチュラルだから、ヤリスクロスはホイールオフセットが張り出し、その影響も考えられる。
トヨタのハイブリッド車としてブレーキは良いのが2点、良くないのが1点と感じました。
停止直前のブレーキを抜く操作、わずかなコクっも許さないブレーキが容易にできます。
もうひとつ。時速0kmが表示されたまま、ゆっくり動かすことが容易です。薄っすらとブレーキを引きずりながら、クリープを殺して前進。ラクにできます。
予想するに強調回生ブレーキが摩擦ブレーキとして作用している状態。今回乗ったヤリスクロスで感じた、見えない部分での進化です。
走行中の速度調整。唐突なコクっとした挙動がでやすい。ペダルストロークの狭い領域で丁寧にコントロールを始めないといけないから神経使います。
運転の上手い下手ではなくて、どれだけの滑らかさを求めるかの問題です。
ヤリスクロスに乗ってわかった、小さな長所短所を数点。
準備中です。
ここはいつもの通り。日常での瞬間的な加速ではガソリンモデルより力強さがあって、質感より燃費性能が相当に優先。振動が目立ちます。
エコ・ノーマル・パワー。3つとも使いやすく、それぞれがしっかり調教されています。さらに急に切り替えても違和感を感じず。すごくいいです。
理由の一つが、踏み始めの感覚が同じこと。エコモードではかったるさがないし、パワーモードでは唐突感がない。
変わってくるのは少し踏んだ先。なのでパワーモードでも燃費に優しい運転がしやすく、常用できるともいえます。
ヤリスクロスではリアシートの優先順位は低そう。なのでさらっと。
ヤリスクロスのリアドアを開けると、後端の張り出しが迫ってきます。
少し離れて、もしくは車両後ろ側に寄って開けてちょうどいいです。
ヤリスクロスのリアシートから降りる時、足が抜けません。
筆者の靴は、24.5cm。場合によってはレディースを選ぶほど小さいんだけど、その足を抜く余裕がありません。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
コーナーや挟路地で気になる、ヤリスクロスのボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。2025モデルで感じた点を2つ。
覗き込むとボンネットが見えて安心です。見えるか見えないかで言ったら、見えるほうが当然安心して寄せられます。
注意点はフェンダーラインのように見える盛り上がり。左前方ではボディ隅のように見えますが、右前方を見るとかなり内側なのがわかります。
筆者のドラポジだとナビモニターはダッシュ先端より高い位置にきます。
シート上げればルーフ先端が気になってくる。
今のところトヨタ車ではよくある光景ですが、今後は改善されていくと思いたいです。
リアのヘッドレストは伸ばさず座れるタイプ。筆者はずっと、この方が好ましいと思ってきたけど、これだけ大きいと視界に影響してくる。
伸ばさず座れるほうが良いのか、伸ばして座るほうが良いのか、それだけで評価できるほど単純ではないと改めて思いました。
筆者がヤリスクロス購入したら、ヘッドレストは抜いて使います。
ヤリスクロス・ハイブリッドで燃費チェックしたときの燃費と、それ以外での燃費。燃費性能が大きな魅力です。
複数のパターンを試していた中で、驚異的な燃費だった時。
15〜16km走った時点で51.4km/Lが表示されました。
どんな場面だったかは下記の動画で。
左の写真は参考出展。ヤリスクロスではtripメーターと燃費メーターを同時に表示できません。リセットも別々に行います。
ちょこちょこリセットしながら燃費チェックしていたので、もっとも長い距離が写真に残っているのは、距離119km、8時間弱。
感覚とトリップインフォメーションによれば、20〜25km/Lで走っていた時間が長かったです。
行きをノーマルモードで普通に、山道をパワーモードで、戻りをエコモードで全力燃費走行。どれだけ燃費を伸ばせるか、動画でご確認下さい。
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ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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