間違いいっぱいの自動車選び。日産ノートオーラの試乗レポート。
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日産・ノートオーラ(2022年式・グレードG・型式FE13)。e-POWERを搭載するハイブリッド車、上級志向のBセグサイズ(コンパクト)です。
試乗時の参考燃費。車載燃費計を意識して走行、その時の燃費です。走った場所や様子は動画にしています。
下記全てエアコン使ってます。ACがONで、乗車人数は1人から4人です。
田舎道、山道中心に走った時の燃費。ガンガン速度上げたわけじゃないけど、試し踏みは何度も行っていました。
3時間で87.2km走って、燃費24.4km/L。
混雑の少ない日曜の夕方6時、市街地周辺を走った時の燃費。
1時間で16.7km走って、燃費25.8km/L。
試乗時の燃費総合は245km走って23km/Lという結果に。
田舎道をメインに、市街地は空いている日曜日に走ったので、平均時速は30kmと高いです。
この後、停止中の撮影など含め約50km走行。
その際はもっとも悪い数値でも、燃費20km/Lを切ることはありませんでした。
テーマを定めた燃費チェックシリーズ。走行中はパワトレ印象や筆者ヒラリーのバカ話を語っています。今回は2部構成、YouTubeにアップしてます!
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
一部画像は拡大します(横長画像など)。
乗り心地は、プレミアムと呼ぶには微妙かなと思える部分。乗り心地より加速時の挙動が優先されていると感じました。
言うほど固いわけじゃないんだけど、ちょっと空車的なコツコツ感が目立ちます(1人乗車時)。
空車的って、車重に対してタイヤとサスペンションが固すぎるという意味。
パカンパカンというか、細かなコツコツを拾ったりブルブル感が強かったり。
ガツガツはこないけどコツコツし続ける。
よくいう「しっとり」とか「しなやか」とは違う乗り心地です。
基本骨格やボディが良いからこそ、かもしれないのが、乗車人数による違いがよくわかる点。
細かな違いがハッキリ出るというのは、車体の良さもあるのでしょう。
上記の通りです。空車感あって、フリクション強めとも思えるコツコツ感が終始続きます。これがサスペンションが動いている感触とも感じられるのだけど。
またリアからのブルブルも目立ちます。
大きな段差を除き、乗り心地はかなり落ち着きました。乗員が一人増えただけでこの違い。普通っぽいと感じるのはこの状態。
4人乗れば、固さが気になりません。リアシートでも乗り心地なんて気にせず、会話に集中できました。
同じサスペンションならば、乗員や荷物で重くなるほど、サスペンションは柔らかくなります。
同様にホイールやタイヤが重くなると、サスペンションは柔らかくなります。
表現に間違いあるかもしれませんが、固さはこう。バネレート(スプリングの固さ)は「kg/mm」。何kgで1mm縮める、と表されます。
乗員が感じる乗り心地は、また別です。
エンジンが元気に発電する瞬間。その時だけうるさいです。あとは静か!
エンジン停止中、もしくはゆっくり回っている時は、静粛性高いです。
フロントのサイドウインドウ(ドアガラス)は防音ガラスですし、ドアパネルから侵入する低い音も抑えられます。
ハッチから回り込んでくる音も静か。
全体的にCセグメント車と比較しても負けていない、もしくはCセグの中でも静かな車種と比較できるくらいの感覚です。
EV走行中の低速時、クルマの接近を知らせるチャイム。この音が大きく車内に聞こえる気がします。
以前から思ってまして、日産は車内でよく聞こえて、トヨタは最小限。一長一短ある部分ですね。
オーラで気になるのはここ。うるさいと感じる音量や回転数で、エンジンがチャージを始める時があります。
どうやら、「ロードノイズが大きな場面で充電する制御」 が取り入れられているらしい。
それで、打ち消し合う帯域があれば膨張する帯域もある(ピークとディップ)。その関係からも、ウルサイと感じるときがあります。
加えて、静かさとうるささのギャップによる差ですね。
ロードノイズに紛れ込ますなら、より大きな排気量を持つエンジン。より低回転で発電量大きく、ロードノイズに近い音で回る印象です。
仕方なくもクラスが出てしまう場面です。
コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。
運転席側のAピラーとドアミラー。
運転席に座ると、思ったより傾斜の強かったAピラー(写真の柱)。
助手席側は気になりませんでしたが、運転席側は交差点の右折時に、圧迫感を感じました。
前方はダッシュボードの奥行きが長く、その先は何も見えません。
アラウンドビューモニターが付いている場合は、カメラというボタンを押すとフロント周辺が映し出されます。
ない場合、どうしてもの場合は、シートポジションを上げる手もあります。
ルームミラーはスクエアで都会的なイメージ。真後ろは良く見えます。シートバック大きいのにね。
今や真後ろを視認する事なんてないと思ってたら、意外や意外、ありました。
試乗したオーラには50万円のメーカーナビが付いていたんだけど、バックカメラの表示が荒い。
画素数が少なそうな感じでございまして、視認する場面もありました。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
オーラのリアシートで好印象なのは、リアシート座面のクッション性と、総合的な静粛性、降車のしやすさ。
気になるのは前方の開放感と、シートバック固さ。
詳しくはリアシートのページに記載しています。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。