間違いいっぱいの自動車選び。2代目レヴォーグ・2021年式の試乗レポート。
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スバル・レヴォーグ(2代目VN5)グレード「GT EX」です。
レヴォーグ1番の特徴と感じたのは個性を感じるハンドリング!イメージや受け売りではなく、実際にそう感じました。
ステアリングは軽く、しかも敏感。フロントサスペンションは動きやすく、キビキビ感強め。さらにスロットル特性は早開き。
車全体で感じる特性は、安定というより曲がりやすさ。
レヴォーグのハンドリングに関する魅力は、後に山道を走って感じるわけです。
市街地限定で言えば、なめらか運転には神経使います。同乗者いると特にね。
ステアフィールでいうと、中心付近はわずかに緩いものの、それはほんとにわずかな領域。意識しなければゲインの低い領域に気づかないくらいです。
その先はとても敏感。相当に効きが良いです。少しでも素早く動かしちゃうと、フロントサスが動くくらいの入力に。
ステアリングギア比がクイックに感じられるほどで、車体の反応も早いです。
ついでにハンドルの回し心地は軽い!
フロントサスが柔らかいこともあり、路面の窪みやワダチ、傾きなどでハンドルが取られやすいです。
クルマが行きたい方向に進むというのかな。
ドライバーがハンドルを軽く保持するように運転すると、クルマの行きたい方向がよくわかる、というか気を抜くとホントに行っちゃいます。
ガシッと握ればまた別だけど、クルマの行きたい方向を感じながらと運転すると、直進安定性は低いと感じられました。
リアタイヤはビシッと直進性を感じるから不安てわけじゃないんだけどね。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
コーナーが続く山道に行くと、市街地で感じた短所が全て長所に!レヴォーグはコーナー最優先?なんて思ったくらいです。
直進性の反対は曲がりやすさ。完全にイコールでないにせよ、そうした言葉を思い出しました。
サスペンションダンパー(ショックアブソーバー)は大きい入力でスムーズなダンパー。
詳細は未確認なので予想ですが、バイパスバルブ付きダンパーを想像するような乗り味です。
具体的には、段差など凹凸での素早い入力時は減衰力が低く(=柔らかい)、減速やコーナーリングなどゆっくりした入力時は減衰力が高く(=固い)。
もしくはそう感じられるくらいにスムーズなダンパーです。
乗り心地とハンドリングの関係だけでなく、ハンドルはゆっくり回せばジワっとした動きを感じます。
逆にアグレッシブに回せば、フロントはシュコシュコと伸び縮みします。
いかにも2段階的に感じるクルマと比較すれば違和感ないです。
例えばドア。動き出しが重たいドアって、チカラを入れたらずるん!と動きすぎちゃうと思います。
逆に軽ければ、ゆっくりにも素早くにも自由自在。多くの稼働物は、動きの始めの一瞬が重要です。
ハンドルも一緒だと思います。
時にはなめらかに。時にはアグレッシブに。レヴォーグのコーナー進入ではもうそのまんま!
Sモードにすれば多少は重さを増しますが傾向は一緒です。
幹線道路では直進性の弱さを感じました。率直に言って神経使います。
でもそれはアイサイトがあるからかもしれません。ACCを使用してレーントレースもOnにすると、ステアリングはググッと重くなり、中心を保とうとします。
このACC+レーントレースがあるからこそ、かもしれませんね。
旋回中、コーナーで内側に寄って外側に立ち上がっていく時間。スーッとした感覚が続きます。
この時、ステアリングの操作量は少ないですし、想像通りの舵角で決まり、運転が上手くなったように錯覚しながら走れます。
ペースを上げたり回り込んだコーナーでは、操作スピードが上がりがちですし、舵角も大きくなったり。
こんな時はグイッとした旋回力が感じられて楽しいです。
なめらか運転を心がけるより、運転が楽しいと感じられる一時かもしれませんね。
強力なハイグリップタイヤを履いたモデルほどじゃないにせよ、ククッと入ってググッと曲がろうとします。
特別なクルマと比較でもしない限りは十分シャープと言えるくらいの感覚かと思います。
なおシャープな挙動を楽しむと、リアシートの乗員はたまったものではありませんで、ご利用は計画的にw
市街地から山道まで印象よかったのがブレーキの扱いやすさ。車体の沈み方まで含め、良いなと思いました。
市街地では、緩く長くブレーキをかけるのが簡単!
また例えば交差点内で、わずかにブレーキを当てる操作も簡単!
「これくらいかな、これくらいかな」と探る動作を必要とせず、無意識に操作しても唐突な挙動がでません。正確には筆者の感覚にあっています。
強めに減速してブレーキを楽しむ時も、敢えて言えば...というくらい。
それは「リアから沈み込む」なんて贅沢な挙動ね。
レヴォーグ、ペダルが重いわけでもないので、きっとどなたでも、ブレーキが楽しいと感じられると思います。
レヴォーグの1800cc、巡航中にアクセルペダルから足を話した時のエンジンブレーキは、ほとんど感じられません。
めちゃくちゃ転がっていくエコタイヤみたいなイメージです。
この時の減速感はほんとに感じにくいんだけど、ほんの少しブレーキを当てるようなコントロールが簡単なので、補えるって関係です。
逆にこれで、唐突感あるブレーキだったら、ハチャメチャ言ってますw
よく縮むフロントサスだけど減衰力も感じられます。これがブレーキの扱いやすさに一役かってる印象。
減速力が強まるとフロントが沈んでいく方向。
ジワっとゆっくり沈み、ジワっと伸びる減速力を掴みやすいです。
車体全体が沈み込むタイプの方がより好ましいですが、これだって十分。
コーナーで抜きながらハンドルを組み合わせると片輪の動きもわかりやすい!
沈まないのが良いんじゃなくて、ゆっくり沈んでくれるのが好ましいと思います。
また完全停止で抜いていく時も、スッポ抜けて浮き上がらないので、ブレーキペダルを緩めていく操作がラクです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポートです。
レヴォーグGT EXのハンドリングや乗り心地、走りやすさについて述べています。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。