自動車の試乗比較、中古車選びにも・スバル

2022年記事 スバル

レヴォーグ(VN5)試乗「4」
エンジンやミッション

間違いいっぱいの自動車選び。2代目レヴォーグ・2021年式の試乗レポート。

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「パワートレーン・ドライブモード(質感と加速減速感)」

スバル
  • グレード:“GT EX”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:349万円
レヴォーグ内装1レヴォーグ内装2

試乗:エンジン印象

レヴォーグ・エンジンルーム

レヴォーグのGT系は、ターボ付きCB18とリニアトロニックと呼ばれるCVTの組み合わせ。1800ccターボです。グレード名に「R」と付くタイプが2400cc搭載グレードです。

エンジンの主張はそこそこ

高回転でも静かだし、振動出す回転数は限定的だし、加速感も意外とマイルド

エンジンルーム1踏んだ時は水平対向らしいというかV型にも似たエンジンサウンド。
でもそれを除けばジェントルといっても良いんじゃない?って思うエンジンです。

低回転域除けば振動少ない!

振動を感じるのはごく低回転時くらい。それ以外は回転数を忘れるほどにウルトラスムーズ!通常走行中は音も静か!

迫力いう表現ならば、最近のトヨタの方が迫力あるんじゃない?
と思えるところがあり、レヴォーグのこれは、ジェントルに静かに主張する、みたいな感じかな。

主張はさりげなくしっかり。大人です。

ターボらしさは効き始めが刺激的

エンジンルーム23000回転弱くらいでグッと力強さを増す感覚は、ちゃんと残されてます。
アクセル踏力が大きい時ですね。

特定領域からググッと力強さを増す感触は、やっぱりターボらしさ。

お好きな方にはたまらないと思いますし、そんなに唐突というわけでもないので、日常走行ではターボらしさを出さすに運転することも容易です。

すごく静か!かつ、個性も楽しめる!

エンジンルーム3例えばアクセル開度が30%以下の時、タコメーター見てないと回転数がわからないくらい。

静かで、アイドリング中でなければ振動も感じません

で、踏んだ時は、うるさくない程度の音量で、でもやっぱり水平対向らしい音質で、音を聞かせてくれます。

アイドリングストップ付き

レヴォーグはアイドリングストップ付きでした。これが密かにスバルらしさを味わえるポイント。再始動の時にボロロン!とした音を楽しめます

電動パーキングブレーキ気になったらOFFにすれば良いだけです。中央の大きなモニターから設定できます。

それからサイドブレーキは電気式(電動パーキングブレーキ)ですが、ブレーキホルードはないかもしれません。

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:ミッション(CVT)

レヴォーグ・シフトセレクター

普通になった?とも感じられるCVTの制御。またメカ的には、ロー側がワイドレンジになったと思えるような感覚もあります。

黒子のように滑らか

ペダルレイアウトアクセルペダルをラフに扱っても、気になるショックを出しません

ドカンと離してもギクシャクしませんし、ドカンと踏んだ時は加給による変化を除けば唐突感はありません。

ダイレクト感は希薄

シフトセレクター滑らかな分、加えて静かな分、ダイレクト感は希薄です。

加速時は回転数だけ上がってるように感じる時がありますし、アクセルを緩めた時のメリハリもありません。

特にアクセルOFF時。いきなり巡航回転数に下げるような制御ではありませんが、減速感は非常に希薄
リズム取るとかコントロールしたいとかはキツイかな。あと助手席の同乗者だって、わずかな減速感で安心を得られるってものです。

必要な時はシュンと回転を上げてくれる

先代レヴォーグはラバーバンドを嫌って、苦手な低回転を使わせるような制御でした。2代目レヴォーグはちょっと異なり、瞬時に2000rpmくらいまで上げます。

また「S」モードでは、時速50kmで1800rpmあたりを保ち、再加速に備えます。

MTモード

普通といえば普通ですが、こっちの方が加速力に不満を感じません。

踏んで加速しないからもっと踏んで、加給効き出すと加速しすぎちゃう。そうした場面が少ないです。

MTモード

パドルシフトパドルスイッチ

ギヤ比固定でキープしてくれるであろう7段のMTモード。文量増えちゃったので、よろしければ動画見てください。

試乗:2つのドライブモード

レヴォーグ・ドライブモードセレクター

ドライブセレクターの名称はSIドライブ。そしてドライブモードは「S」と「I」の2種類。スポーツとインテリジェンス。わかりやすいです。

切り替えはステアリングスイッチ右手側

SとI切り替え切り替えは右手側の親指部分。もっとも押しやすい一等地。
さらに、独立してそれぞれのスイッチに分かれています。

不慣れな試乗でも手元を見ないで操作できます。

他のスバル車でもそうだけどこれって、もっと運転を楽しくというメッセージにも受け取れます。
気分を変えたり変化を楽しんだり、違いを感じると興味深まると思います。

「S」と「I」の違い

「S」にすると使用回転数を上げて、少し高めの回転数をキープ。またステアリングは少し重くなる様子
スロットル特性の変化はわかりにくく、瞬間的なブーストの立ち上がりも変わるのでしょうけど、回転数やギヤ比の変化が大きいくらいのレベル。

スロットル特性は「I」でも早開きっぽいのと、エンジンノイズが静かで振動も少ない。大きな変化も感じにくいです。体感的な変化は控えめ。

でもやっぱり違いはあります。これにS#モードなどあったらもっと楽しいんだろうなって気になります。

もうちょっと演出が欲しい!

メインメーター「S」と「I」を切り替えても、視覚的にハッキリした演出はなさそうです。

切り変えた瞬間は音が鳴ります。でも走ってるうちに忘れちゃう。

通常走行中はエンジン静かですし、どっちで走行中か忘れちゃった事もしばしば。

安直なところでいえば視覚的な演出。せっかくのフル液晶メーターですしね!

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポートです。

レヴォーグメーター(昼)レヴォーグメーター(夜間)

動画:燃費とパワトレ「前編」

エンジンやミッションの印象と、テーマを定めた燃費チェックをしています。

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試乗時の燃費

スバル レヴォーグ

スバル

levorg (レヴォーグ)

  • 試乗グレード:“GT EX”
  • 年式:2021年式
  • 型式:VN5
  • 新車価格:349万円

エンジン概要

  • 排気量:1800cc+過給器
  • エンジン型式:CB18

その他概要

  • ボディサイズ:4755×1795×1500
  • ホイールベース:2670mm
  • 車重:1550kg
  • 発売時期:2020年10月
試乗レポ・ライター

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