自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2023年記事 全6ページ
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カローラクロス・ハイブリッド「5」
試乗「小さな長所短所」

間違いいっぱいの自動車選び。カローラクロス・ハイブリッド。+35万円で選べるHV!

5ページ目です!

「小さな長所短所とリアシート」

トヨタ
  • グレード:“ハイブリッドG”
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:259万円
カローラクロスHVの内装・インパネ1カローラクロスHVの内装・インパネ2

トヨタ・カローラクロス(2022年式ZSG11)グレード「G・ハイブリッド」です。
ガソリンモデルとは乗り味が大きく異なります。


  1. レビュー「1」特徴概要と試乗車
  2. レビュー「2」乗り心地や静粛性など快適性
  3. レビュー「3」ハンドリングとボディ見切り
  4. レビュー「4」内装(フロントシート)
  5. レビュー「5」内装(リアシート)小さな長所短所
  6. レビュー「6」燃費、ガソリンかHVか?評価総合

関連ページ

  1. ガソリンモデル!カローラクロス(ガソリン)試乗レポ
  2. ガソリンvsハイブリッド比較・カロクロ

小さな長所短所

カローラクロスHV・エンブレム

購入の決め手になるほどではないような、乗って感じた小さな長所短所。

眩しくない車内照明

車内照明

フロント側の照明。多分LED照明だと思うんだけど、間接照明的で眩しくないです。

照度は明るいわけじゃないけど、明るすぎない明るさ。

車内で何かを見ようとすれば暗いですが、眩しくなくて邪魔になりません。

指向性が弱くて柔らかいけど、古さも感じるハロゲン球より見た目良く、使い勝手も良いと思いました。

odd/trip切り替えはプッシュスイッチ

odd/tripの切り替えとリセットは、メーターから飛び出たプッシュスイッチで行います。

メーター1メーター2

ボンネットが開いているのまで表示されるメーターですが、微妙にチグハグ。ただ、スイッチを探すよりは良いかもしれないです。

このスイッチはメーター輝度調整も兼ねていて、切り替え後、長押しで、順送りのみの調整になります。

高さの異なるドリンクホルダー

ドリンクホルダーは縦並び。深さは前後で異なっていて、前側が浅くて後ろ側が深いです。

ドリンクホルダー1ドリンクホルダー2

後ろ側は背の高いペットボトルを置いても邪魔にならなくて良いです。前側は、250ccサイズの缶コーヒーを置くのにピッタリ。

これ以上はドアポケットのドリンクホルダーが使用できます。そちらはペットボトルに最適化されている様子です。

手が当たるドアのスイッチパネル

ドアを開ける時、スイッチに手が当たります。いつの間にか、みたいなね。

いつの間にかロックされてるって、ガソリンモデル試乗中に何度もありました(今回は気をつけました)。
そしたら今回は、ミラー調整レバーが動いちゃいました。

ドアスイッチ1ドアスイッチ2

シルバーの取手を握ってドアを開く時や閉める時、ドアロックとウインドロックのスイッチを無意識に押しちゃう。ドアミラーの調整レバーに手があたっちゃう。

理由は、スイッチがパネル面から出ていて、ちょうどドアグリップを握った位置にある。
それからドアが重いのと、スイッチが軽い、そんな理由が考えられます。

 

レバーの文字が見える

レバーはウインカーレバーとワイパーレバー。
ハンドルスポークと段差が設けられてて、説明が見えます

ウインカーレバー1ウインカーレバー2

ヘッドライト操作はクルマによって数パターンがあります。乗り換える回数が多いと迷うので、こうした気配りは嬉しいです。

あともしかしたら、扱いやすい位置に持ってきているのかもしれません。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:リアシート

カローラクロスHV・リアシート

カローラクロスのウィークポイントを1箇所上げてと言われたら、自分はリアシートを上げたいです。
例えばヴェゼルHVとの差は大きいですし、もしかしたらフィットHVと比較したくなるかも。カローラクロスではフロントシートとの差は大きいです。

着座姿勢と座面

カローラクロスHV・リアシート背もたれ

着座姿勢

座面が低くて、けっこう平ら。クッションも薄めです。で、大人が座るには低いと思いました。

リアシート1リアシート2

低いことが悪いんじゃないけど角度や背もたれとのバランス。座面は写真では平らに見えないかもしれないけど、お尻が沈まないから、座ると見た目より平らに感じます

理由は段差との兼ね合い?

シートバックを倒すと、段差は大きいです。

リアシート3この影響というかこれとの兼ね合いもあって、着座姿勢に影響が出てるのかも。

リアシート頭上のスペースは狭くないです。

スペース的な部分

リアシート足元は、そんなに広くないです。身長172cmの筆者が、助手席で狭いくらいに座った状態でその後ろに座ると、コブシ1個と半分。

リアシート4リアシート5

複数人乗車の場合は、助手席の人が少し遠慮して前に出して、といった感じです。

頭上は何の問題もなく、身長182cmの別スタッフが座っても無問題。クーペ風SUVではないので、見晴らしも良いです。

快適性

使いやすいカップホルダー

リアシートカップホルダーは、ドア側アームレストの前側にレイアウト。

リアドア1リアドア2

邪魔にならず、取りやすく、車内に忘れちゃうこともきっと最小限。とても使いやすいです。

なんなら助手席からだって、手を伸ばせば取れます。座り直した際、ドリンク忘れちゃうこと、ありますよね!?

静粛性は低い

ボディリア

快適なフロントシートからすると、別のクルマみたいなリアシート。
快適性はコンパクトカークラスと大差ないと思います。

まず静粛性。静粛性はエンジン回っていても停止していても、静かじゃないです。

エンジン振動が気になる場面も

エンジン始動時、もしくは回転中、イヤな振動が気になる時があります。

振動にプラスして、共振。ビーンという、剛性の低い部分が響いてしまっている様子(ネジが緩んでるとか、この車体のみと思いたいです)。

リアシート背もたれ1リアシート背もたれ2

率直に言って安っぽく響く音です。ビー玉が挟まってるとかなら良いんだけど...と思いたくなるレベル。

振動はシートの硬い部分に体が触れていると気になります。大柄な方でしたら目立ち、小柄な方でしたら気にならない可能性もあります。

振動や共振に関しては、ガソリンモデルの方が気にならず快適です。直接的な振動はありますが、それを差し引いても良いです。

内装:ラゲッジスペース

カローラクロスHV・ラゲッジルーム

ラゲッジ奥行きは85cmとのこと。カローラスポーツと比較すれば10cm広く、ハリアーと比較すれば15cm短く、また一般的なコンパクトカーからみると20〜25cm広い感覚。

ラゲッジルーム1ラゲッジルーム2

特別な機能は見つけられませんでしたが、絶対使わない機能が付いているよりは好印象かと。

細部の気配りが魅力

細かいけど基本的な部分、しっかりしてます。

ラゲッジルーム3ラゲッジルーム4

写真左:ラゲッジルーム照明は、高い位置から下を向いたデザイン。眩しくなく、広範囲を照らします。

写真右:シートバックを倒す時、シートベルトは脇に引っかかり戻すのがラクです。ほんの僅かな引っ掛かりで実現してます。

リアシートを倒す

段差はご覧の通り。例えば1mを超えるテーブルなどを運ぶ時、使いにくいと思います。あとはDIY用の三六判(木材)を買いに行くときとか。

あんまりないけどたまにある、そのくらいで困る時もあるかも。テレビ?運んでもらって下さいw

ラゲッジルーム5ラゲッジルーム6

逆に倒しっぱなしで使うなら、荷物が転がりにくいというメリットも考えられます。

隙間に小物が入り込まないよう、仕切板も付いています。


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

カローラクロスHVのメーターカローラクロスHV・メーター夜間

良いんだけど、良くない

リアシートは落ち着いて座りにくい着座姿勢。その分、座面のサポート性能が高められていました。

ちょうど中央あたりに縫い目が入っていて、これが深いもしくは強い。良いから設けられているんだろうけど、太もも裏が気になります

リアシート座面1リアシート座面2

筆者的には、違和感を感じて座るくらいなら、定期的に座り直すほうが快適だと思いますが如何でしょ。

クッションは薄めで、反発力も弱いです。

トヨタ カローラクロスHV

トヨタ

COROLLA CROSS HV(カローラクロス)

  • 試乗グレード:“ハイブリッドG”
  • 型式:ZSG11
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:259万円

エンジン概要

  • 排気量:1800cc+モーター
  • エンジン型式:2ZR-FXE

その他概要

  • 車重:1380kg
  • ボディサイズ:4490×1825×1620mm
  • 発売開始:2021年9月
試乗レポ・ライター

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