自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ
 & 

クラウンクロスオーバー「2」
加速感やハイブリッドシステム

間違いいっぱいの自動車選び。クラウン(クロスオーバー)の試乗レビュー。

2ページ目です!

「試乗時燃費、加速感、ドライブモード」

トヨタ
  • グレード:“G”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:475万円
  • デビュー年:2022年10月
クラウンクロスオーバー内装1・インパネクラウンクロスオーバー内装2・インパネ

試乗時の燃費

クラウンクロスオーバー:試乗時の燃費

クラウンクロスオーバー、試乗時の燃費。走行の様子は動画にしています。

燃費とEV比率

時期は冬。外気温1度〜3度。AC:onで暖房つけて、二人乗車して、ハイブリッド車にとって厳しい時期の燃費です。

市街地を普通に走った時の燃費とEV比率。

燃費1燃費2

55分走って燃費16.6km/L。この時のEV走行比率は68%が表示されました。

燃費3

またこの時のティーチングスコアを見ると、評価94点。

よくある1時間位のドライブで普通に走っていればこのくらいの燃費と思います。

 

燃費チェックした時の燃費

動画撮影かねて、二人のドライバーで燃費チェックした時の燃費

燃費4燃費5

ドライバーAが44km走って、燃費20.1km/L

そのままドライバーBに変わり、計66.5km走って燃費20.9km/L

カタログ燃費はWLTCモードで21km/L台。燃費意識して走れば、概ねカタログ燃費で走れました。

長い距離での燃費

燃費6

高速道路や田舎道を多めに走った1日の燃費。

340km走って20.5km/Lという燃費でした。

コンパクトカーのガソリン車と同じか勝る燃費と考えると、素晴らしい燃費です。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:加速感やエンジン質感

クラウンクロスオーバー:エンジンルーム

クラウンクロスオーバーで良いねって感じた点が、加速感などパワーの出方。
中心となるエンジンの型式は「A25A-FXS」。先代クラウンHVやカムリと同一型式です。

踏んだ時の加速力

グレード「X」と「G」、ベースグレードから4WDが標準の、2500ccハイブリッド。

パワフル!

バイポーラ型ニッケル水素バッテリーを搭載ということで、瞬間的な放電能力、つまり加速力が強いです。

THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)というと、高速時の加速力が強いという特長を感じてまして、それはこのクラウンでも一緒。時速80km位から本領発揮します。

それでも、もっと低速、例えば40km/hからの加速でもグッと加速します。新しい4WDハイブリッドだからかも。

リアモーターもしっかり使える能力を持ち、高電圧をキープできるバッテリーも持ち、エンジンが効率良い回転数に達するまでの間も、しっかり加速。
低速からの加速では、知ってる2500ccTHSとは異なる加速感でした。

速度感低くゆったり!

ボディフロント全開加速中でも、体感的な加速感は低いです。

でも、スピードメーター見れば速度は素早く上がっていく

つまり、涼しい顔していつの間にか加速しているタイプ。大型セダンらしい加速感です。

質感など加速感

加速中は「音」を除く加速感が良いです。

大排気量ガソリン車みたい

クラウンはメインメーターにタコメーターを表示可能です。

エンジン回転数の盛り上がりを目に入れながら加速すれば、それは3000ccガソリン車みたいな加速。

回転上昇とパワー感を視認できる、これがデカい!

電気自動車的に唐突な加速は、スポーツモードでドカンと踏まない限り出ません。ゆっくり全開にすればジェントルに加速していく。

ジェントルに加速を始め、速度が上がると力強さを増す。この加速特性は魅力的です。

日常走行での感覚

例えば渋滞中、エンジン始動する頻度が低ければ快適だし、頻度高いと、音が気になります。
グリルシャッターを装備とのことだけど、冬はエンジン回る時間と回数が多い気がしました。

渋滞中は温度上がりやすい一方で、低速時ほどエンジンノイズを感じやすいです。

クリープの強さが変わるような

ブレーキペダル離して動く力がクリープ。これが強く感じられて、8km/hくらいまでスッと上がる。

と思えば、5km/hくらいまでゆっくり上げる時もある。

そしてこのチカラを、ブレーキペダルで弱めようとすると極限的に難しい(後述)。

PDAで回生ブレーキの効きが変わる

アクセルペダルを完全に離した時の減速力。その時々で変わります。普通に街中を走っていてもそう。

これはPDA(プロ・ドライビング・アシスト)に関する機能と思われ、周囲の状況に合わせて減速力を変えます。
(OFFにすることも可能)

ドライバーの操作に関係しないところでの減速力変化は、快適なのか?後ろから見るとブレーキのインジケーターが点いたり消えたり。これも後述します。

試乗:ドライブモード

クラウンクロスオーバー:シフトセレクター

クラウンクロスオーバーのドライブモードは3種類+EVモード。

どれも使いやすく、差もある3モード

スポーツモード

スポーツモードアクセルをドカンと踏めば、ドン!と出る演出がされるスポーツモード
逆に言えば、じわっと踏むコントロールが楽しめます。

ハンドルはズシッと重くなり、4WS(後輪操舵)が強く効く気も。時速70kmあたりでコーナーリングすると、逆位相に動いている感覚が強い。

ノーマルモード

ノーマルモード基準であるノーマルモード
スポーツモードと比較すると、ハンドルが軽くなるのが大きな違い。

長時間運転ならノーマルがもっともラクだと感じました。

エコモード

エコモードアクセル操作に対する反応は緩くなるエコモード
市街地で使いやすかったです。

あと、疲れている時に、丁寧な加減速をしなければならない時。

使いにくいほどの設定ではないから、燃費のためではなくて気分転換にも使えると思えます。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

メインメーター(昼)メインメーター(夜)

動画:燃費と加速感

クラウンクロスオーバーの燃費チェック、加速感、その他パワートレーンに関する印象です。パート1とパート2の2部構成です。

クラウンクロスオーバー・燃費・加速感・リアシート印象

トヨタ クラウンクロスオーバー

トヨタ

CROWN (クラウンクロスオーバー)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:AZSH35
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:475万円

概要

  • 排気量:2500cc+モーター
  • エンジン型式:A25A-FXS
  • 車重: 1760kg
  • ボディサイズ: 4930×1840×1540mm
  • 発売開始:2022年10月
試乗レポ・ライター

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