プレミオ試乗P3/乗り心地と静粛性など快適性

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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(2015年記事 トヨタ プレミオ
著:ヒラリー男爵)

プレミオ・試乗インプ「3」

間違いいっぱいの自動車選び、トヨタ・プレミオ/グレード「1.5F EXパッケージ」。上質な内外装を持つミドルセダンが200万円ちょっとの値付け。トヨタ流の小さな高級車感覚がお手頃価格そして、燃費重視なキャラクターが魅力。

当ページは3ページ目です。「乗り心地と静粛性、試乗時の燃費」などを掲載中。

プレミオ内装1プレミオ内装2
トヨタ
  • グレード:“1.5F EXパッケージ”
  • 型式:NZT260
  • 車両価格:203万円
  • デビュー年:2007年6月〜

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - プレミオ「1-1」・概要と車内内装
  2. 分割page - プレミオ「1-2」・エンジン、ミッション、運転感覚
  3. このpage - プレミオ「1-3」・乗り心地と静粛性、燃費
  4. 分割page - プレミオ「1-4」・ライバル比較と総評

試乗:乗り心地と静粛性

リアシート

プレミオはミドルクラスセダン。車格的にはそれなりの快適性を持っていると思いたいところだけど、実はちょっと違った。コストパフォーマンスを重視した車種で、キャラクター的には室内の豪華一点主義。なので残念ながら快適性は高くない。一芸に秀でているわけだから多少はガマン。

乗り心地の印象

内装(ドライバー周辺))乗り心地は昔ながらのフワフワ。それでいて、目に見えないような路面のボコボコをよ〜く拾う。目に見えない路面のうねりだって乗員に伝える。
簡単に言うと、最初ゴツゴツ。そしてユラユラ。それ以上はフワフワ

最近のトヨタ車というと柔らかなブッシュで小さなコツコツは吸収。普通の段差でギスギスという感じだけど、プレミオは逆。柔らかいのにゴツゴツしてると表現したくなる味だ。

フワフワという部分、ショックアブソーバーの減衰力がものすごく小さい。筆者はどちらかといえばショックが負けている乗り味が好きだけど、これはちょっと小さすぎなんじゃないの?と感じてしまう。バンプ(縮み)側がスコンと沈むのは気持ちの良いモノじゃない。
このあたり予想すれば、減衰力を上げるとストロークし始めの部分で乗り味を確保出来ないという事かな。ちょっと昔のトヨタ車みたいな感じです。

乗り心地もタイヤの柄変更で改善?

タイヤGT3ステアリング中立付近のフィールが悪く走りにくい、これはタイヤ変更で改善できる可能性があると前述したが、初期の乗り心地も改善できる可能性がある。

現在だとまだ、燃費スペシャルなタイヤは質感において悪影響を与えてしまうと考える。BSレグノがエコタイヤになったといっても、ほどほどの省燃費タイヤラベリングという点を考えても納得できる。ヨコハマ・アドバンdBしかり。

タイヤ銘柄はグッドイヤー”GT3”。そういえばインプレッサ(2015年モデル)もグッドイヤー”エクセレンス”というタイヤだった。
このインプレッサはプレミオ以上に小さなゴツゴツが半端ない。サスペンションの動きだしが悪いという部分もあるだろう。でもそんな次元じゃなくて極端に酷かった。動き出してしまえばクラス1といえるほどスムーズなサスなだけにもの凄く残念。

なのでもしかしたら、グッドイヤーの特徴という可能性。気になったら調べてみて下さい。
参考: タイヤ使用感グッドイヤーLS-EXE

静粛性について

アイドリング時は静か。時速40kmまでも静か。それ以上は予想以上にうるさい。またその音質がチープな透過音で安っぽい。プレミオの静粛性はこんなところ。

トヨタって、厳格な車格ピラミッドにより、高いクルマを選べば間違いない。筆者そんなイメージがあった。ご年配の方からよく聞いたからね。
だけどプレミオは、この立派な室内から想像出来ないノイズにびっくり。ある程度の速度からはオーリスやウィッシュより騒々しいし、何より圧倒的に静粛性が高まった新世代カローラの方よりうるさく感じるのは、ちょっとしたニュース。

カローラとの比較。最初にフロントシートに座り、ちょっと安っぽくうるさいと感じ、それは勘違いであって欲しいと思った。しかしリアシートに座って確信。カローラそれもワゴンのフィールダー、リアシートに座るとどこか遠くの方で排気音がしているように聞こえる。別のクルマの排気音かな?みたいな。
それがプレミオ、普通に従来通りに排気音が聞こえて来る。まるでお尻の下で鳴っているようなそんな感じ。

慣れる部分と慣れない部分

思うのは、慣れれば平気という部分と、そうでない部分があるということ。

筆者の場合、慣れちゃう部分
  • 操縦感覚は意外と慣れちゃう。クルマに合わせちゃうって言うのかな。
  • 乗り心地、これもだんだん、こんなモンでしょ!ってなる。
筆者の場合、慣れない部分
  • 慣れないのはインパネの質感。運転している間ずっと視界に入るから。
  • 静粛性。疲れている日などやっぱり静かなクルマじゃないと辛くてしょうがない。

こんなふうにいろいろあると思う。だからやっぱり、クルマは長所も短所も考えてから購入したいよね。例えばプレミオの内装が好きだし価格も満足。他は多少はガマンする。そうしてチョイスすれば、長く気に入って乗っていられると思います。

ドア内張、バラしてみた

頭ではわかってもイマイチ納得できないプレミオの静粛性。トヨタといえば静か、トヨタと言えば車格ピラミッド。それを信じたい気持ちは結構強いw

そんなわけでドアトリム(内張)を剥がしてみた。

ドア内部1ドア内部2

まず各パーツの合わせについて、これはカッチリしている。ミシミシ音は出にくそうな予感

走行中の静粛性に関わる部分、こちらは特別な事は何もない。表面のソフトパッドが効果あるんだよね、って感じた程度。

例えばウィッシュそれからオーリスファミリー。発泡スチロールで内部の容積を減らすようになっている。ドア下部の大きなサービスホールが対策される。
また他社ではホンダ、アコードやステップワゴンだけど、200万円クラスでも「シンサレート」と呼ばれる高級吸音材が使用されていた。薄いドアだからこそのチョイスなんでしょう。

でも、ホンダのミニバンと比較すればプレミオの方が静かということだけ、付け加えておきます。

トランク(ラゲッジ)スペース

ラゲッジ・トランク1ラゲッジ・トランク2ゴルフバッグ

トランクを開けてみての印象は、やっぱり昔ながら。使いやすい感じもなければ特別広いわけでもない。しかしゴルフバッグを入れてみれば、かなり余裕を持って横積みできた。写真は長尺の48インチサイズ。左右にまだ余裕がある。ここは凄い。

プレミオのトランクはどちらかというと、ユーザビリティが悪い。開口部狭いしフロアが高いし、さらにはトランクリッド開けている時、フチが人間の頭に非常に近い。かつ、バネが弱くグラグラする。筆者は荷物を入れようとして、このフチに思いっきりアタマをぶつけたw
人生35年、こんなことは初めてですwww

ラゲッジ・トランク3リアシート背もたれは6:4の分割可倒式。ご家庭のテーブルだって積み込めるだろうし、木材とか組み立て家具とか、活躍の場は多そう。

ボディ全長を考えると、Cセグメントのハッチバックより使えそうな予感。それに、人間と荷物が同居するハッチバックなんて、トランクを備えるセダンからすればビンボーくさい。ボディデザインが良ければセダンの方が、考え方が優雅だね。

リアシートのリクライニング用の穴からアクセスも可能か?

リアシートリクライニング

プレミオのリアシートはリクライニングできる。そしてそのために、リアのヘッドレスト後ろが、可動式のパネルになっている。リクライニングに合わせて可動するんだけど、トランクに手を入れることも可能。

もし、どうしてもの場合など、なんかしらの理由があれば手を入れられる。最初は傘を立てるのかと思ったけど、やっぱりアブナイよね。もちろん走行中も危険なので、手を入れたりは控えましょうw

試乗時の燃費は良好

今回、プレミオを2週間ドライブしての燃費は、筆者が運転して16km/L。夜間限定での走行時には17km/L台が表示されていた時間も長かった。

道は平均時速25kmという道がメインで、流れよく、必要な時は積極的にアクセルを踏み込んで運転。
条件は全てドライ路面、外気温は30度以上の時間も多かった。また半分は1人乗車。残りは2名または3名乗車。

燃費数値は車載のメーター内燃費計。多少なりとも燃費を考えて走行すれば、17km/L台はキープされるというだろうという印象。

また違う日に、別のスタッフが運転したところ、燃費計は終始14km/L台中盤が表示。走行した道はほとんど同じながら、1割強ほど燃費に差が出ている様子。このスタッフも、例えば赤信号が見えてるのにアクセル踏んでいくドライバーではない。寧ろ筆者の方が、コーナーを見ると全開&ブレーキという運転をしたくなる方。

結論、満タン法での実燃費はもう少し低そうだけど、申し分ない燃費かと。エコランすればハイブリッド車のSAIに近づくと思います。

”聞いても良い”純正オーディオ

なんだろう?プレミオの純正オーディオ、他車と比較して音がいい!
もちろん、ホームオーディオで音楽を聴かれる方が、普通に聞けるかといえば疑問。でもパソコンで音楽を聴かれる方だったら、ぜんぜん悪くないんじゃない?

ちょっと疑問を感じたんで、内張を剥がしてみた。スーパーライブサラウンドとはちょっと違う感じだしね。

ツイーターウーファー

ぜんぜん普通です。

何がいいって、ツイーターが仕事してる。ツイーターから音が出てないんじゃないかって純正スピーカー、普通でしょ。逆に安価なトレードインタイプの市販スピーカーに交換すれば、ギャンギャンうるさいわけで。

そこでヘッドユニット(ナビ)のイコライザーをフラットに、その他補正もOFFにしてみる。出力スピーカーはフロントのみに。
うんうん悪くない。細かい事いえば2~4khzが被っちゃって出過ぎだけど、そんなのはちっぽけな問題。ツイーターから音が出ているおかげで、フロントガラスの辺りに音像ができる。
ヘタな市販スピーカーに変えて、うるさいからってバランス変えると、音は足下から聞こえちゃう。それより良いかもしれないよ。

気になったらディーラーにCD持参でぜひ!感想をお聴かせ下さいw

ヘッドユニットの操作性が今一つ

ナビゲーションこれはよくみかけるトヨタの純正ナビ。気になったのは左上のサーチボタンの操作性。これがよろしくない。

まずスイッチ。固い上にストローク量がものすごく少ない。
そして反応。押してから0.5秒後に「ピッ」となって反応を返す。

前後に1曲サーチする時はまだいい。2曲3曲と飛ばしたい時には、全然うまくいかない。特に前にサーチは素早く操作する必要があるでしょ。あれが厳しい。「ポンポンポン」て3回押したら、その後にまとめて「ピッピッピッ」と返ってくる。

ステアリングスイッチうまく押せたかわかりにくいスイッチが問題。でもこれはステアリングスイッチで代用できる。

こっちの方が走行中も手探りで操作できる。

プレミオ内装(メーター)1プレミオ内装(メーター)2

燃費重視の新車時装着タイヤ

タイヤGT3アップ文中で再三登場したグッドイヤーGT3というタイヤ。このタイヤはプリウス用の燃費スペシャルだと話題になったタイヤで、今回このタイヤがプレミオに装着されていた。

あれれ、プレミオって上質感を重視したクルマじゃなかったっけ??このプレミオに始めて乗車したのは助手席。その時から様々な疑問が沸く。そして停車してタイヤを見たらもっと疑問が沸いたw

計3種類のエンジン搭載車がラインナップされるプレミオ。末弟の1500cc搭載車だけかもしれないが実は燃費スペシャルみたい。
「上質感を可能な限り経済的に」そんなコンセプトが想像出来る。

実際の所、タイヤで稼げる燃費はわずかだろうから、弱点が気になったら他の銘柄に交換してもいい。特別に良いタイヤはいらないから、乗り心地に定評のあるタイヤに変更したら、もしかしたらプレミオの弱点が改善されるかもしれないね。

トヨタ プレミオ
トヨタ

premio (プレミオ)

  • 試乗グレード:1.5F EXパッケージ
  • 年式:2014年
  • 新車時価格:203万円

試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届け致します。
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タイヤはプリウスで有名になった銘柄が装着されていた。燃費スペシャルのタイヤ。


プレミオの内装、写真で見るより実車はかなり立派。暗い夜間より、昼間見た方が良いと思う。




リアシートの後ろのトレーは、リクライニングのために可動式になっている。



ゴルフバッグの横積み可能。


リアシートは分割可倒式。


ウーファー

ドア内部1
ドア内部2
プレミオのフロントドア内部。

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