自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

プレミオ辛口評価「3」
乗り心地や静粛性

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」プレミオの試乗レポート。

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「乗り心地と静粛性、試乗時の燃費」

トヨタ
  • グレード:“1.5F EXパッケージ”
  • 年式:2014年式
  • 型式:NZT260
  • 車両価格:203万円
  • デビュー年:2007年6月〜
プレミオ内装1プレミオ内装2

トヨタ・プレミオ「1.5F EXパッケージ」です。年式は2014年式、1500ccエンジン搭載車。

  1. プレミオ「1」内装をじっくり確認
  2. プレミオ「2」エンジン、ミッション、運転感覚
  3. プレミオ「3」乗り心地と静粛性、燃費
  4. プレミオ「4」乗ってわかった長所短所
  5. プレミオ「5」ライバル比較と評価総合

上質な内外装を持つミドルセダンが200万円級。トヨタ流の高級車感覚が身近な価格で感じられます。
デビューから約8年、ロングセラーモデルに試乗しました。

試乗:乗り心地と静粛性

プレミオ・リアシート

プレミオはミドルクラスセダン。車格的にはそれなりの快適性を持っていると思いたいところだけど、実はちょっと違った。コストパフォーマンスを重視した車種で、キャラクター的には室内の豪華一点主義。残念ながら快適性は高くない。一芸に秀でているわけだから多少はガマン。

乗り心地の印象

内装(ドライバー周辺))乗り心地は昔ながらのフワフワ。それでいて、目に見えないような路面のボコボコをよ〜く拾う。目に見えない路面のうねりだって乗員に伝える。

最初ゴツゴツ。そしてユラユラ。それ以上はフワフワ

最近のトヨタ車というと柔らかなブッシュで小さなコツコツは吸収。普通の段差でギスギスという感じだけど、プレミオは逆。柔らかいのにゴツゴツしてると表現したくなる味。

フワフワという部分、ショックアブソーバーの減衰力がすごく弱い。筆者はどちらかといえばショックが負けている乗り味が好きだけど、これはちょっと弱すぎなんじゃないの?と感じてしまう。バンプ(縮み)側がスコンと沈むのは気持ちの良いモノじゃない。

このあたり予想すれば、減衰力を上げるとストロークし始めの部分で乗り味を確保出来ないという事かな。ちょっと昔のトヨタ車みたいな感じです。

乗り心地もタイヤの柄変更で改善?

タイヤGT3ステアリング中立付近のフィールが悪く走りにくい、これはタイヤ変更で改善できる可能性があると前述したけど、初期の乗り心地も改善できる可能性がある。

現在だとまだ、燃費スペシャルなタイヤは質感において悪影響を与えてしまうと考える。BSレグノがエコタイヤになったといっても、ほどほどの省燃費タイヤラベリングという点を考えても納得できる。ヨコハマ・アドバンdBしかり。

プレミオに装着されていたタイヤ銘柄はグッドイヤー”GT3”。そういえばインプレッサ(2015年モデル)もグッドイヤー”エクセレンス”というタイヤだった。

インプレッサはプレミオ以上に小さなゴツゴツが半端ない。動き出してしまえばクラス1といえるほどスムーズなサスなだけにもの凄く残念。

なのでもしかしたら、グッドイヤーの特徴という可能性。気になったら調べてみて下さい。

静粛性の印象

アイドリング時は静か。時速40kmまでも静か。それ以上は予想以上にうるさい。またその音質がチープな透過音で安っぽい。プレミオの静粛性はこんなところ。

トヨタって、厳格な車格ピラミッドにより、高いクルマを選べば間違いない。筆者そんなイメージがあった。ご年配の方からよく聞いたからね。

だけどプレミオは、この立派な室内から想像出来ないノイズにびっくり。ある程度の速度からはオーリスやウィッシュより騒々しいし、何より圧倒的に静粛性が高まった新世代カローラよりうるさく感じる。

カローラとの比較

フロントシートに座り、ちょっと安っぽくうるさいと感じ、それは勘違いであって欲しいと思った。

しかしリアシートに座って確信。プレミオは従来通りに排気音が聞こえて来る。まるでお尻の下で鳴っているようなそんな感じ。
カローラそれもワゴンのフィールダー、リアシートに座っても遠くの方で排気音がしているように聞こえる。別のクルマの排気音かな?みたいな。

慣れる部分と慣れない部分

思うのは、慣れれば平気という部分と、そうでない部分があるということ。

筆者の場合、慣れちゃう部分
  • 操縦感覚は意外と慣れちゃう。クルマに合わせちゃうって言うのかな。
  • 乗り心地、これもだんだん、こんなモンでしょ!ってなる。
筆者の場合、慣れない部分
  • 慣れないのはインパネの質感。運転している間ずっと視界に入るから。
  • 静粛性。疲れている日など静かなクルマじゃないと辛くてしょうがない。

他にもいろいろあると思う。だからやっぱり、クルマは長所も短所も考えてから購入したいよね。例えばプレミオの内装が好きだし価格も満足。他はガマンする。そうしてチョイスすれば、長く気に入って乗っていられると思います。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

ドア内張、バラしてみた

頭ではわかってもイマイチ納得できないプレミオの静粛性。トヨタといえば静か、トヨタと言えば車格ピラミッド。それを信じたい気持ちは結構強いw

そんなわけでドアトリム(内張)を剥がしてみた。

ドア内部1ドア内部2

まず各パーツの合わせについて、これはカッチリしている。ミシミシ音は出にくそうな予感

走行中の静粛性に関わる部分、こちらは特別な事は何もない。表面のソフトパッドが効果あるんだよね、って感じた程度。

例えばウィッシュそれからオーリスファミリー。発泡スチロールで内部の容積を減らすようになっている。ドア下部の大きなサービスホールが対策される。
また他社ではホンダ、アコードやステップワゴンだけど、200万円クラスでも「シンサレート」と呼ばれる高級吸音材が使用されていた。薄いドアだからこそのチョイスなんでしょう。

でも、ホンダのミニバンと比較すればプレミオの方が静かということだけ、付け加えておきます。

トランク(ラゲッジ)スペース

ラゲッジ・トランク1ラゲッジ・トランク2ゴルフバッグ

トランクを開けてみての印象は、やっぱり昔ながら。使いやすい感じもなければ特別広いわけでもない。しかしゴルフバッグを入れてみれば、かなり余裕を持って横積みできた
写真は長尺の48インチサイズ。左右にまだ余裕がある。これは凄い。

広さより使い勝手に難あり

プレミオのトランクはどちらかというと、ユーザビリティが悪い。

開口部狭いしフロアが高いし、さらにはトランクリッド開けている時、フチが人間の頭に非常に近い。かつ、バネが弱くグラグラする。

筆者は荷物を入れようとして、このフチに思いっきりアタマをぶつけたw
人生35年、こんなことは初めてですw

ラゲッジ・トランク3リアシート背もたれは6:4の分割可倒式。ご家庭のテーブルだって積み込めるだろうし、木材とか組み立て家具とか、活躍の場は多そう。

ボディ全長を考えると、Cセグメントのハッチバックより使えそうな予感。

それに、人間と荷物が同居するハッチバックなんて、トランクを備えるセダンからすればビンボーくさい。ボディデザインが良ければセダンの方が、考え方が優雅だね。

リアシートのリクライニング用の穴からアクセスも可能か?

リアシートリクライニング

プレミオのリアシートはリクライニングできる。そしてそのために、リアのヘッドレスト後ろが、可動式のパネルになっている。

リクライニングに合わせて可動するんだけど、トランクに手を入れることも可能。

何か活用できる?最初は傘を立てるのかと思ったけど、やっぱりアブナイよね。もちろん走行中も危険なので、手を入れたりは控えましょうw

”聞いても良い”純正オーディオ

なんだろう?プレミオの純正オーディオ、他車と比較して音がいい!
もちろん、ホームオーディオで音楽を聴かれる方が、普通に聞けるかといえば疑問。でもパソコンで音楽を聴かれる方だったら、ぜんぜん悪くないんじゃない?

ちょっと疑問を感じたんで、内張を剥がしてみた。スーパーライブサラウンドとはちょっと違う感じだしね。

ツイーターウーファー

ぜんぜん普通です。

何がいいって、ツイーターが仕事してる。ツイーターから音が出てないんじゃないかって純正スピーカー、普通でしょ。逆に安価なトレードインタイプの市販スピーカーに交換すれば、ギャンギャンうるさいわけで。

そこでヘッドユニット(ナビ)のイコライザーをフラットに、その他補正もOFFにしてみる。出力スピーカーはフロントのみに。
うんうん悪くない。細かい事いえば2~4khzが被っちゃって出過ぎだけど、そんなのはちっぽけな問題。ツイーターから音が出ているおかげで、フロントガラスの辺りに音像ができる。

ヘタな市販スピーカーに変えて、うるさいからってバランス変えると、音は足下から聞こえちゃう。それより良いかもしれないよ。

気になったらディーラーにCD持参でぜひ!感想をお聴かせ下さいw

ヘッドユニットの操作性が今一つ

ナビゲーションこれはよくみかけるトヨタの純正ナビ。気になったのは左上のサーチボタンの操作性。これがよろしくない。

まずスイッチ。固い上にストローク量がものすごく少ない。
そして反応。押してから0.5秒後に「ピッ」となって反応を返す。

前後に1曲サーチする時はまだいい。2曲3曲と飛ばしたい時には、全然うまくいかない。特に前にサーチは素早く操作する必要があるでしょ。あれが厳しい。「ポンポンポン」て3回押したら、その後にまとめて「ピッピッピッ」と返ってくる。

ステアリングスイッチうまく押せたかわかりにくいスイッチが問題。でもこれはステアリングスイッチで代用できる。

こっちの方が走行中も手探りで操作できる。

プレミオ内装(メーター)1プレミオ内装(メーター)2

燃費重視の新車時装着タイヤ

タイヤGT3アップ文中で再三登場したグッドイヤーGT3というタイヤ。このタイヤはプリウス用の燃費スペシャルだと話題になったタイヤで、今回このタイヤがプレミオに装着されていた。

あれれ、プレミオって上質感を重視したクルマじゃなかったっけ??このプレミオに始めて乗車したのは助手席。その時から様々な疑問が沸く。そして停車してタイヤを見たらもっと疑問が沸いたw

計3種類のエンジン搭載車がラインナップされるプレミオ。末弟の1500cc搭載車だけかもしれないが実は燃費スペシャルみたい。
「上質感を可能な限り経済的に」そんなコンセプトが想像出来る。

実際の所、タイヤで稼げる燃費はわずかだろうから、弱点が気になったら他の銘柄に交換してもいい。特別に良いタイヤはいらないから、乗り心地に定評のあるタイヤに変更したら、もしかしたらプレミオの弱点が改善されるかもしれないね。

トヨタ プレミオ
トヨタ
premio (プレミオ)
  • 試乗グレード:1.5F EXパッケージ
  • 年式:2014年式
  • 新車価格:203万円
試乗レポ・ライター

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タイヤはプリウスで有名になった銘柄が装着されていた。燃費スペシャルのタイヤ。


プレミオの内装、写真で見るより実車はかなり立派。暗い夜間より、昼間見た方が良いと思う。




リアシートの後ろのトレーは、リクライニングのために可動式になっている。



ゴルフバッグの横積み可能。


リアシートは分割可倒式。


ウーファー

ドア内部1
ドア内部2
プレミオのフロントドア内部。

レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

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