間違いいっぱいの自動車選び。2023年式プリウスの試乗レポート。
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トヨタ・プリウス「グレードG」2000ccエンジン搭載グレード。5代目60系、MXWH60型です。
プリウス試乗中の燃費と、燃費チェックした場面での燃費。すべて2人乗車で走行中はACがonの状態です。
お昼の12時〜13時まで、お昼時でちょっと混雑する市街地を走った時の燃費。
距離14.7km走って燃費17.6km/Lが表示されました。
ゆっくりダラダラ、信号待ち、そして幹線道路では信号ダッシュ。
ハイブリッド車が得意な場面です。
夕方にリセットして19時30まで走った時の燃費。
距離69.4km走って燃費16.3km/Lが表示されました。
今度は山道での走行から夕方の渋滞のミックス。
もうちょっと伸びても良さそうだけど、思ったより悪い数値。
二人のドライバーが交代で走って燃費チェック。ホットスタートである程度は燃費を意識して走ります。
tripメーターのリセット忘れちゃったのですが、距離は40km。
1800ccモデルとの比較動画を撮影していたので、同じコースを走ってきました。
距離40.0km走って燃費25.8km/Lが表示されました。
この時の様子と比較は、「燃費見ながらレビュー」という動画にします。
低速〜中速の燃費性能では、前面投影面積(正面からの面積)による割合が大きいと言われます。
そしてそこにcd値やら速度やらをかけて計算すると、空気抵抗値が求められる。
プリウスを新旧で比較すると、前面投影面積は背が低い新型が小さく、cd値は前にボリュームがある先代のほうが低い。
全高は40mmの差があって、cd値は新型0.27、先代が0.24。
ボディ形状では、横から見た時、前にボリュームがあって後ろがなだらかな方が理想的と言われる。すると理想的なのは先代。
実際はボディ上部だけではなく、アンダーフロアやホイールハウス、フロントグリルなど細かな部分が重要らしいです。
先代50系と燃費を比較した時、カタログ値は先代が勝ります。ただ新型でも1800ccモデルは燃費良いです。以下リスト。
こっそり言いたいこと。CD値とかアピールされるよりも、ボディデザインの方が重要でしょ!と思ってる購買層は多いと思います。
プリウスはそれを具現化してくれて嬉しいです!
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
プリウスのシステムは、「M20A-FXS」型2000ccエンジンを中心にしたハイブリッドシステム。
2024年現在、レクサスではUX、トヨタではプリウスで採用されています。
このプリウス(FFモデル)のシステム出力は、196馬力!
1800ccモデルが140馬力ということを考えると、56馬力も差があります。
10馬力20馬力の差だったら、比較すれば違いがわかるかもしれない程度の差だけど、50馬力違えば誰でもわかるくらいの差です。
M20A-FXSはアトキンソンサイクルなので、実際は1800cc程度の出力になりそうなものだけど、最大トルクは19.2kgf/mとなっている。
つまり1900ccレベルで出力152馬力。アトキンソンサイクルとしてハイスペックなのは間違いなし!
トヨタのTHSではモーターとエンジン両方で駆動されるので、総合したシステム出力で196馬力となるわけです。
アクセル踏むとまずモーターのチカラで加速を開始し、ワンテンポ置いてエンジンが始動。そしてモワ〜〜〜っと加速。
ここまではいつものTHSって感じだけど、その先が異なります。
モワ〜と加速を始めて少しすると、キュィ〜ンと素早くエンジン回転数が上がる音が聞こえてきて、力強さを体感できる。ここが気持ちいい!
特にスポーツモードにしている時、キュイ〜ンと回る感覚が気持ちよく、回転上がったであろうところで、もうひと伸びする感覚。
アクセル踏んで1秒で離しちゃったらもったいない。2秒3秒と踏めば良さを味わえる。
とはいっても、ギヤ比が低速型のような感覚だから、一般道で常識的な速度でも、この加速が味わえます。
アクセルペダルはオルガン式で、ストローク量は小さく感じられ、適度な重さをもったペダルになっています。立派で元気いい!
これによってか、飛び出し感あるというか、想像より踏みすぎちゃってることもあるから燃費走行は難しい。一方で元気の良く感じやすい。
もうひとつ。巡航中にアクセル踏んでいる量はわずかで、ペダルも重いから、ほんとに足を乗せているだけで巡航している感覚。
トルク感が感じられ、右足の操作量は少なく巡航できます。
路面や空気抵抗が変化する中で、足はペダルに乗せてるだけで速度キープ。モータートルクを生かしたような、上手な仕立てだと思います。
プリウス2000ccモデルのドライブモードには、カスタムモードが搭載されます。通常の3段階+EVモードにプラスしてカスタムモード。
基本は「エコ」「ノーマル」「スポーツ」に「EVモード」。
加速感とハンドルの重さに違いがあります。それぞれの差は小さくて、特にPDAがonの時は差を感じにくい。
もともとアクセルが敏感なプリウスだから、エコモードでもかったるいことはないし、ハンドルはPDAが軽くするから、スポーツだからって重いとは感じにくい。
もっといえばメーター内の表示も小さくてわかりにくいから、どれでも良いんじゃない?くらいの感覚。
カスタムモードでは、ステアリング、加速、エアコンを、独立して設定できます。
筆者は現状のPDAだと使う気になれないから、まずPDA切って、それからこのカスタムモードで好み探って。というパターンでした。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
今回はプリウス2000ccと1800ccで燃費比較。道中は加速感や減速感などHVシステムに関する話題をレビューしています。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。