自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ

プリウス(2000cc)「2」
燃費と加速感

間違いいっぱいの自動車選び。2023年式プリウスの試乗レポート。

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「エンジンがキュインと回るHVシステム、加速感と試乗時燃費」

トヨタ
  • グレード:“G”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:320万円
  • デビュー年:2023年1月〜
プリウス内装・昼(60系2000cc)プリウス内装・夜(60系2000cc)

試乗時の燃費

プリウス(60系G):ボディデザイン・リア

プリウス試乗中の燃費と、燃費チェックした場面での燃費。すべて2人乗車で走行中はACがonの状態です。

気にせず普通に運転した時

平日の昼間

お昼の12時〜13時まで、お昼時でちょっと混雑する市街地を走った時の燃費。

試乗時の燃費1

距離14.7km走って燃費17.6km/Lが表示されました。

ゆっくりダラダラ、信号待ち、そして幹線道路では信号ダッシュ。
ハイブリッド車が得意な場面です。

平日の夕方

夕方にリセットして19時30まで走った時の燃費。

試乗時の燃費2

距離69.4km走って燃費16.3km/Lが表示されました。

今度は山道での走行から夕方の渋滞のミックス。
もうちょっと伸びても良さそうだけど、思ったより悪い数値。

テーマを定めた燃費チェック!

試乗時の燃費3

二人のドライバーが交代で走って燃費チェック。ホットスタートである程度は燃費を意識して走ります。

tripメーターのリセット忘れちゃったのですが、距離は40km。
1800ccモデルとの比較動画を撮影していたので、同じコースを走ってきました。

距離40.0km走って燃費25.8km/Lが表示されました。

この時の様子と比較は、「燃費見ながらレビュー」という動画にします。

燃費とボディ形状

プリウス(60系G):ボディデザイン・フロント

低速〜中速の燃費性能では、前面投影面積(正面からの面積)による割合が大きいと言われます。
そしてそこにcd値やら速度やらをかけて計算すると、空気抵抗値が求められる。

60プリウス50プリウス

プリウスを新旧で比較すると、前面投影面積は背が低い新型が小さく、cd値は前にボリュームがある先代のほうが低い。
全高は40mmの差があって、cd値は新型0.27、先代が0.24

ボディ形状では、横から見た時、前にボリュームがあって後ろがなだらかな方が理想的と言われる。すると理想的なのは先代。
実際はボディ上部だけではなく、アンダーフロアやホイールハウス、フロントグリルなど細かな部分が重要らしいです。

新旧カタログ燃費の違い

先代50系と燃費を比較した時、カタログ値は先代が勝ります。ただ新型でも1800ccモデルは燃費良いです。以下リスト。

  • 先代1800cc「A」:30.8km/L
  • 新型1800cc「X」:32.6km/L
  • 新型2000cc「G」:28.6km/L

こっそり言いたいこと。CD値とかアピールされるよりも、ボディデザインの方が重要でしょ!と思ってる購買層は多いと思います。
プリウスはそれを具現化してくれて嬉しいです!

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:ハイブリッド質感と加速感

プリウス(60系G):エンジンルーム

プリウスのシステムは、「M20A-FXS」型2000ccエンジンを中心にしたハイブリッドシステム
2024年現在、レクサスではUX、トヨタではプリウスで採用されています。

高いスペック!

このプリウス(FFモデル)のシステム出力は、196馬力!
1800ccモデルが140馬力ということを考えると、56馬力も差があります。

10馬力20馬力の差だったら、比較すれば違いがわかるかもしれない程度の差だけど、50馬力違えば誰でもわかるくらいの差です。

エンジンルーム1エンジンルーム2

M20A-FXSはアトキンソンサイクルなので、実際は1800cc程度の出力になりそうなものだけど、最大トルクは19.2kgf/mとなっている。
つまり1900ccレベルで出力152馬力。アトキンソンサイクルとしてハイスペックなのは間違いなし!

トヨタのTHSではモーターとエンジン両方で駆動されるので、総合したシステム出力で196馬力となるわけです。

質感と加速感

踏み始めはモワッと、その後はキュインと加速開始

シフトセレクター1アクセル踏むとまずモーターのチカラで加速を開始し、ワンテンポ置いてエンジンが始動。そしてモワ〜〜〜っと加速。

ここまではいつものTHSって感じだけど、その先が異なります。

モワ〜と加速を始めて少しすると、キュィ〜ンと素早くエンジン回転数が上がる音が聞こえてきて、力強さを体感できる。ここが気持ちいい!

エンジン高回転でもうひと伸び

シフトセクレター2特にスポーツモードにしている時、キュイ〜ンと回る感覚が気持ちよく、回転上がったであろうところで、もうひと伸びする感覚

アクセル踏んで1秒で離しちゃったらもったいない。2秒3秒と踏めば良さを味わえる。

とはいっても、ギヤ比が低速型のような感覚だから、一般道で常識的な速度でも、この加速が味わえます。

敏感に調整されるアクセルペダル

アクセルペダルはオルガン式で、ストローク量は小さく感じられ、適度な重さをもったペダルになっています。立派で元気いい!

アクセルペダル1アクセルペダル2

これによってか、飛び出し感あるというか、想像より踏みすぎちゃってることもあるから燃費走行は難しい。一方で元気の良く感じやすい

もうひとつ。巡航中にアクセル踏んでいる量はわずかで、ペダルも重いから、ほんとに足を乗せているだけで巡航している感覚。
トルク感が感じられ、右足の操作量は少なく巡航できます。

路面や空気抵抗が変化する中で、足はペダルに乗せてるだけで速度キープ。モータートルクを生かしたような、上手な仕立てだと思います。

ドライブモードはカスタム機能付き

プリウス(60系G):シフトセレクター

プリウス2000ccモデルのドライブモードには、カスタムモードが搭載されます。通常の3段階+EVモードにプラスしてカスタムモード。

基本は3段階+EVモード

基本は「エコ」「ノーマル」「スポーツ」に「EVモード」

ドライブモードセレクター加速感とハンドルの重さに違いがあります。それぞれの差は小さくて、特にPDAがonの時は差を感じにくい。

もともとアクセルが敏感なプリウスだから、エコモードでもかったるいことはないし、ハンドルはPDAが軽くするから、スポーツだからって重いとは感じにくい。

もっといえばメーター内の表示も小さくてわかりにくいから、どれでも良いんじゃない?くらいの感覚。

追加でカスタムモード

ドライブモード・カスタムカスタムモードでは、ステアリング、加速、エアコンを、独立して設定できます。

筆者は現状のPDAだと使う気になれないから、まずPDA切って、それからこのカスタムモードで好み探って。というパターンでした。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

プリウス内装(メーター昼)プリウス内装(メーター夜間)

動画:燃費見ながらレビュー!加速感と減速感

今回はプリウス2000ccと1800ccで燃費比較。道中は加速感や減速感などHVシステムに関する話題をレビューしています。

準備中です。

トヨタ プリウス

トヨタ

prius (プリウス)

  • 試乗グレード:“G”
  • 年式:2023年
  • 型式:MXWH60
  • 新車価格:320万円

概要

  • 排気量:2000cc+モーター
  • エンジン型式:M20A-FXS
  • WLTCモード燃費:28.6km/L

その他概要

  • ボディサイズ:4600×1780×1430mm
  • 車重:1400kg
  • 発売時期:2023年1月〜
  • 車両価格帯:275万円〜
試乗レポ・ライター

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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

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