自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ

プリウス(2000cc)「5」
内装リアシートとラゲッジ

間違いいっぱいの自動車選び。2023年式プリウスの試乗レポート。

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「内装・リアシートスペースと快適性、ラゲッジスペース」

トヨタ
  • グレード:“G”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:320万円
  • デビュー年:2023年1月〜
プリウス内装・昼(60系2000cc)プリウス内装・夜(60系2000cc)

内装:リアシート

プリウス(60系G):リアシート1

プリウスのリアシート。座りやすさやスペース的な部分。

使えるようにできてるリアシート

見た目やイメージからすると、そこまで重視されていなくてもおかしくないプリウスのリアシート。でも乗ってみると、しっかり座ることが考えられていました。
「X」グレードとは少し違いがあります

リアシート1リアシート2

リアシートは座面が長く、背もたれは適度に立っていて、クッションはどこもほどよい硬さなのが、考えられてると感じた理由

シート下には走行用バッテリーが積まれていそう(通風孔が見える)ですが、それを感じません。

リアシート3リアシート4

おしりの位置から先端まで突っ張る硬さを感じないですし、切り返しの縫い目も気にならず
どちらかといえば低いクルマですし、バッテリーがすぐ下にあれば厚くはできなそう。そこをクッションフォームの質でカバーしている印象。

人間と設置する部分に違和感を感じないのが、座れるリアシートという印象に繋がります。

グレード「X」との違い

リアシート、グレードXとGの違いグレード「X」との違いでいうと、シート表地が滑りにくく、落ち着いて座っていられました。

「X」の方は、滑りがよく、スルンと座れる特徴があります。

あとドア内装で、握る部分の素材感に違いがあります。

リアシートスペース

足元のスペース、特に膝前は悪くないです。助手席が大きく後退するのですが、その状態で182cmの男性が座れます(筆者ヒラリーはカメラマンやってます)。

リアシート5リアシート6

この日はカローラツーリングとの比較も行って、同じことをカローラでもやってみたら、カローラは膝がシートバックに食い込みました。

手違いでなければプリウスの方が広いとなりますが、頭で考えると自信なくなります(
動画で試してます)。

フロントシートが大きく後退するメリットの反対は、シートレールが邪魔になること。
足を閉じて座らないと、シートレールが気になります

アシストグリップや頭上

リアシート7

車内のスペースでは、単純な前後左右と上下だけでなく、斜め上も重要。今やルーフ後端が絞られていることが珍しくありませんからね。

プリウスもやはり、窓の上辺りが絞られています。

その分というか、アシストグリップは奥まってデザイン。気遣いを感じます

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

リアシート快適性

プリウス(60系G):リアシート2

プリウスのリアシートで走行中の快適性について。乗り心地と静粛性。

普通に悪くない乗り心地

リアタイヤが特別大きな凹凸を踏まない限り、乗り心地は悪く感じませんでした。大きな凹凸を踏んだときだけ、一気にガツンとくるけどね。

ボディ高い位置からプリウスのイメージからすると拍子抜けしちゃうかな。筆者だったら喜んで乗り込んで、遊びに行きたくなる空間。

むしろ、低い縁石とか足元に神経使うお買い物に行くのなら、運転しないでここに座りたくなるくらい。

気になるのは頭上と静粛性

ボディサイド

リアシート頭上、普通に座って頭がくる位置は、ルーフ内張りがえぐれていて、スペースが作られています。

ヘッドレストに頭をあずけると、そこはルーフが低く下がっていく位置なので、ルーフとのクリアランスはギリギリ。
体の大きな、例えば182cmの同僚では、座り方が制限されました。

静粛性は低め

このプリウス「G」は2024年価格で320万円。その価格からすると、リアシート静粛性はちょっと低め

ボディリア走行中は、テールゲート裏側から侵入してくるノイズが気になります。
排気音は限定的だけど、その他の走行ノイズです。

1800ccのグレード「X」と比較すれば、「G」の方が静かでスッキリしたノイズというのは、ハッキリ感じます。

でも「X」は275万円。価格と静粛性のコスパを考えると、同じくらいの印象です。

内装:ラゲッジスペース

プリウス(60系G):ラゲッジスペース

プリウスのラゲッジスペースについて。

テールゲートが高くまで開く

テールゲートを開けて撮影してみて思ったのが、すごく高くまで開くという点。身長が相当に大きい方でも、ぶつけるなんてことにはならなそう、くらいに開きます。

テールゲート1テールゲート2

閉める時に手を伸ばすと、SUVのハリアーと同じくらいの感覚。ただハリアーほど重くなく、軽く閉まります。
逆に半分から下は勢いよく閉まり過ぎちゃうので、チカラを逃がすくらいに閉めるのがちょうどいい。

上級の「Z」だとパワーテールゲートになりますから、多分メモリー機能も備わっていると思われます。

ラゲッジスペースの広さ

手元の計測で、奥行き80cm、幅110cm。Cセグメントクラスとして標準的な幅と奥行です。

一方で、天地方向の高さは限定的。手前側(後ろ側)をご覧いただくとわかると思います。

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

試乗中は手元のバッグなど入れて走りましたが、2段積みくらいに入れると、余裕はありません。

解説によれば、スーツケース2個が並べて入るようです。

ラゲッジ容量

ラゲッジ容量はグレードによって異なります。

「G」「Z」が410L。「X」「U」が422L。12Vバッテリーの搭載位置によっての違いと予想できます(ラゲッジかエンジンルームかの違い)。

ラゲッジスペース3ラゲッジスペース4

リアシートを倒してみると、段差を意識しないで良い空間が出来上がります。フロントシートを後ろ寄りにセットしておいても、そのまま倒せます。

寝ることも可能でしょうけど、高さの関係から気合が必要と思われます。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

プリウス内装(メーター昼)プリウス内装(メーター夜間)

動画:へいトヨタ!できること

標準で使える音声エージェントサービス、「へいトヨタ!」どんなことができて、何ができないのか、様々な機能を試しています。

へいトヨタ!できること・クルマはプリウス

トヨタ プリウス

トヨタ

prius (プリウス)

  • 試乗グレード:“G”
  • 年式:2023年
  • 型式:MXWH60
  • 新車価格:320万円

概要

  • 排気量:2000cc+モーター
  • エンジン型式:M20A-FXS
  • WLTCモード燃費:28.6km/L

その他概要

  • ボディサイズ:4600×1780×1430mm
  • 車重:1400kg
  • 発売時期:2023年1月〜
  • 車両価格帯:275万円〜
試乗レポ・ライター

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