自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2024年記事 トヨタ

プリウス(2000cc)「6」
小さな長所短所

間違いいっぱいの自動車選び。2023年式プリウスの試乗レポート。

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「乗って感じた小さな長所短所、評価総合」

トヨタ
  • グレード:“G”
  • 年式:2023年式
  • 車両価格:320万円
  • デビュー年:2023年1月〜
プリウス内装・昼(60系2000cc)プリウス内装・夜(60系2000cc)

小さな長所短所「1」

プリウス(60系G):夜間・ウインカー

購入の決め手になるほどではないような、乗って感じた小さな長所短所その1。

エンジンフードが軽い!

エンジンフード(ボンネット)を開けてみたら、軽い!

エンジンフードエンジンルーム1

感覚的に、軽自動車のボンネットより少し重いくらい。

こんこん叩いてみた感じ、アルミ製素材だと予想できます。

また2000ccモデルの12Vバッテリーは、トランクルームに設置されます。室内用ということでガスが逃がせる高価なタイプかな。

エンジンルーム2ラゲッジスペース

重量バランスのためというか、ビッチリで場所がなさそう。

同じプリウスでも1800ccモデルは、エンジンルーム内に設置されます。

リアドアが開かない時

プリウスのリアドアは電動ラッチタイプ。何かの瞬間に開かなくなることがあるかもしれないし、バッテリー上がってもコワイ。
チャイルドロックしていたら、内側からだって開きません。

リアドアスイッチ1リアドアスイッチ2

そんな時は、写真のボタンを押し込めば開きます

ただね、すっごくチカラが必要です。固くてストロークも長い。開くまで押すのは筆者のチカラだとギリギリ。

実用性も考えられてる部分

フロントバンパーは気にするほど低くなく、着座高も低すぎない設定。どちらも低く感じられるけど、そこまでじゃないというところが実用性に繋がります。

フロントはよほど高い輪止めでない限り、前から詰めても平気そう。写真の撮影時は、運転席に人が乗っていて、それでこの状態。

フロントバンパーシート着座高

体重重い人が4人乗ったら、もっと下がるだろうから注意ね。
あと、縁石の切れ目を越えてコンビニなどに出入りする時、感覚取りにくいからそっちの方が心配。パノラミックビューモニターが欲しくなります。

シートの着座高も、座れば低く感じられるけど、乗り降りはラクといえる位の高さ。クーペ的に、ドスンと腰を下ろすような感覚はありません。

走行中も視線が低くて先が見づらいということがない程度の着座高です。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

小さな長所短所「2」

プリウス(60系G):ボディフェンダー

購入の決め手になるほどではないような、乗って感じた小さな長所短所その2。

ステアリングスイッチ

他の内装で見られるように、ステアリングスイッチもクラウン的。F1のステアリング的にワイドに並ぶところは雰囲気いいです。

ステアリングスイッチ左ステアリングスイッチ右

レーシングカー的なデザインだよね。使いやすいとか使いにくいとかそうした感想はないけど、とにかく見た目!ホーンボタンのところに液晶ディスプレイが欲しくなるw

スイッチのレイアウトは、左上、左下、右上、右下と4分割で機能がまとまっています。

左上は各種設定に使うコマンダー。右上はACC関係。
左右下はインフォテイメント。オーディオ関係のスイッチです。

置くだけ充電

ワイヤレス充電ホルダ、いわゆる置くだけ充電が、上級グレードでは備わります。場所はいまスマホが入ってる場所(逆向きです)

スマホ置き場1スマホ置き場2

どうやら、小型化できたからここにデザインできたとのこと。

置くだけ充電は位置決めが重要で、設置状態で充電時間も変わるから、これで大丈夫なのか気になります。

スマホを置くだけなら、すごく良い位置です。

ハイブリッドリボーン!?

ハイブリッドリボーン

このプリウスのとある場所に「HYBRID REBORN」という文字が入ってます。ワンポイントね。

直訳すれば、ハイブリッドは生まれ変わる、みたいな意味になるのかな。
トヨタの意気込みとか決起表明みたいな意味に感じられるんだけど...。

ん?ちょっと待って!ワンポイント??お客様のクルマで決起表明しないで〜って気持ちです。

プリウス特徴10秒チェック

プリウス(60系G):フロントマスク

単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。

  • 特別なボディデザイン。スーパーカーみたいなAピラー。
  • 特別なコクピット。近未来感あって低く座る感覚。
  • ボディとドラポジが特別な分、車両感覚の取りにくさも特別。
  • サスペンションは動き出しの合わせ込みが絶妙で、ほとんどの場面で心地良い乗り心地。
  • 重くて薄いタイヤ的に限界と思うような凹凸だと、音と衝撃が突然盛り上がる。
  • 加速は伸びを感じる領域が気持ちいい!キュインと回転上がって盛り上がる。
  • 燃費性能は1800ccモデルに劣る。カタログ値で4km/Lの差。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

プリウス内装(メーター昼)プリウス内装(メーター夜間)

プリウス評価総合

ボディ斜め後ろ

空気とか人畜無害とかそうしたクルマとは真逆で、わかりやすい部分で主張と割り切りがしっかり

長所短所がハッキリしていて、個性の強いハイブリッド車をお探しなら、他にないほど魅力的でしょう。少なくても実用車なんて思えません。
トヨタのCセグメント車にはカローラとプリウスが位置していて、バッチリ棲み分けされていますね。

プリウスは普及価格帯で数多い量産車。なのに、ぶっ飛んだAピラー〜ボンネットの造形。高い位置に小ぶりなメーターがあって、お腹の前にハンドルを抱えるようなドラポジ。

未来的でスーパーカー的な反面、コーナーは走りにくく、お買い物では神経を使う
その他は実用性も考えられていると思うから、ここだけね、許容できるかできないかがポイントと思います。

トヨタ プリウス

トヨタ

prius (プリウス)

  • 試乗グレード:“G”
  • 年式:2023年
  • 型式:MXWH60
  • 新車価格:320万円

概要

  • 排気量:2000cc+モーター
  • エンジン型式:M20A-FXS
  • WLTCモード燃費:28.6km/L

その他概要

  • ボディサイズ:4600×1780×1430mm
  • 車重:1400kg
  • 発売時期:2023年1月〜
  • 車両価格帯:275万円〜
試乗レポ・ライター

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