間違いいっぱいの自動車選び。シエンタ(ガソリンモデル)の試乗レビュー。
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トヨタ・シエンタ(型式MXPC10)1500ccガソリンモデル。2023年式のグレード「G」です。
2022年登場のシエンタ。ガソリンモデルの乗り心地。
コンパクトなミニバンで、7人乗車の重量でも安定して走る。
1人乗車から7人乗車まで考えるということは、どこか妥協してどこかでバランスされるはず。
通常のコンパクトカーや大きな車種と比較すれば、こうした部分で難しいと考えられます。
ボディがしなやか!得意な場面では振動を減衰してくれて、滑らかです。
このシエンタでは振動の減衰特性が強い構造用接着剤が使われているとのことですが、なるほど乗っても、しっとりした感触を体感として感じられます。
路面からのゴロゴロ感、ザラザラ感が、クラスを超えて滑らかと感じられる場面が多くあります。
サスペンションの質はそれなり。ゴムブッシュは柔らかさそうで、ショックアブソーバー動き始めは抜けていて、その先はゴツゴツ、そして挙動が大きくなればグラッと。3段変化が乗っていて神経質。
このあたり、同じシエンタでもハイブリッドを知らなければ、こんなものかな?という感じだけど、HVは安定した減衰力でガソリンより走りやすい。
逆にガソリンの方が素晴らしい点も多いんだけどね。
なので快適な時あり、不快な時あり。多人数乗車だとフワッとした領域が気にならない可能性。
1人2人乗車だと、フワフワしてゴツゴツして、揺すられて、突き上げもある。
揺すられるの意味は、ハンドル切りながらの段差。コンビニ出口で1輪ずつ縁石またぐ時など。ただ背が高いモデルだとシエンタに限ったことじゃないです。
結果、得意な場面で滑らか、苦手な場面で荒っぽい。乗り心地のギャップが大きいです。
振動にも種類がありますが(振幅や周波数)、振動を「シャットアウトしてる」と感じる時があれば、「普通にブルブル」してる時もあります。
加えてエンジンの振動もあります。これが惜しいと言うかもったいない。せっかく路面からのザラザラが低減されても、その分エンジン振動が目立つという。
代わりに効率に優れる3気筒ですから、回り回って「燃費で恩恵を得られる」ということかもしれません。
エンジン振動は運転席だと目立ちます。特にシート。これが助手席シートだと目立ちません。
エンジン搭載位置やマウントが影響していると思われますが、差が明確すぎなくらいハッキリしてます。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
2022年登場のシエンタ。ガソリンモデルの静粛性印象。
フロントシートでの静粛性は高いです。
一世代前の基準でいえば、1クラス上みたいな印象。シエンタの快適性を相当に高めているポイントです。
「ボディがしなやか」というのは静粛性からも感じられます。無駄に響かないノイズが良いですし、ガチャガチャした安っぽい音が少ないです。
2列目も1列目に準じる静粛性です。
フロントシートと比較して、ハッチやリアサイドパネルからのノイズが気になりますが、エンジンノイズが小さく感じられます。
ハッチ裏の防音処理は割り切られているようで、ここからのノイズ侵入が気になります。
一般的にここは、グレードで差が設けられやすい部分。Zグレードや、HVモデルで改善されている可能性が考えられます。
アクセル開度が低い時は静かで、大きく踏んだ時は豪快なエンジンノイズ。
静かからうるさいまでレベルの差は大きく、快適にも楽しくも。乗り方で差がでます。
試乗時の参考燃費。シエンタ、ガソリンモデルです。カタログ値はWLTCモード燃費で7人乗りが18.3km/L、5人乗りが18.4km/L。車重が20kg異なる関係からの差と想像できます。
夜間の幹線道路〜山道。二人のドライバーが半々に走った時の燃費。強めにエアコン使ってます。
距離は折り返し地点でリセットしちゃったので、この倍くらいの走っての燃費です。
表示された燃費は、およそ33km走って17.3km。
予想するにヤリス1500ccと比較して、1割ほど低いくらいの燃費です。この時の様子は動画でアップします。
空が明るくなってきた朝4時頃から、道が混み始めるころまで走った時。
ドライバーは筆者1人で二人乗車、エアコンは豪快に使って走りました。
表示された燃費は66.3km走って12.1km/L。
別に高速道路も走った時、踏んだり回転あげていたりしたのでこれくらいでした。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。