間違いいっぱいの自動車選び。VWシロッコ試乗レビュー。スタッフが購入しての長期試乗レポです。
当ページは5ページ目です。
VWシロッコ。グレードは2000ccターボの「R」。ハッチバックのVW流クーペ。当HPスタッフが購入しての長期試乗レポです。
内装はVWの上級車種「イオス」とほぼ同一。こうしたクルマに求めたい華やかさは薄いです。
造形は非常に地味で、スペシャリティカーといった感じは受けず。しかし緻密に細かく並んだスイッチには精密感を感じられ、欧州車らしさは高い。
こうした内装の評価ってよく、「落ち着いている」とか「運転に集中できる」とかって言い換えられるけど、シロッコの内装は単に無骨。もうちょっとね、華がほしいよね。
絶壁系を生かしたおしゃれ感とか、高いインパネを生かした包まれ感とか、落ち着いたノーブル感とか、何か利点を求めたいなと思います。
左の画像、黄色マークのスイッチがハッチを開けるスイッチ。セダンのトランクのように室内から開ける。
ハッチを開けてドアをロックし、ハッチを閉めるとリモコンキーからしか開けられない。インキーにご注意下さい。筆者いちど経験あり。しかもミニサーキットでw
右の画像は、ヘッドライトのスイッチと、リモコンミラーのスイッチ。ヘッドライトのスイッチは右に1クリック回せばAOTOだから、それだけ覚えておけば大丈夫。
ミラーのスイッチはロータリースイッチに4方向スイッチが組み合わされる。
これがまた、微妙に使いにくい。回してミラーの開閉と調整箇所の選択、4方向に倒してミラーの角度調整。そしてこのスイッチが今にももぎ取れそうな剛性感。
クルマの魅力とは関係ない部分だけど、頻繁に使う部分なのは事実。実車をご覧の際にはぜひチェックしてみて下さい。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
リアシート、がんばって入ってしまえば、意外と座れる。フロントシートのスライド量が大きいこともあり、助手席の後ろはそれなりの柔軟性がある。
ドライバーズシートの後ろ、男性が運転する場合はきついかな。
ホイールベースはシロッコ2575mm。6型ゴルフも2575mm。ちなみに5型ゴルフも2575mm。
VWゴルフファミリー、ホイールベースはみな一緒だからリアシートの位置も一緒なんだろうけど、シート高が違うから着座姿勢やスペースに違いがある。もちろんシロッコの座面は低いです。
比較的軽くて、女性でも開けやすいシロッコのハッチ。
よくあるVW流の、エンブレムから開ける方式ではなく、普通に開けられる。驚きはない反面、やっぱりこの方が開けやすいね。
右の写真はビートルターボ。思い切って開けないと半ドアのところで引っかかる。上品に丁寧になんて考えるとダメ。
ハッチの開け方までクルマに合わせるなんてあり得ません。クルマが人間に合わせろってモンでしょう。
シロッコのラゲッジスペースはトランクのようにロックを解除する。室内スイッチまたはリモコンキーでハッチのロックを独立して解除するタイプ。
VWの「イオス」。車両価格は400万円クラス。非常にマイナーみたいです。
良い点惜しい点などは後述。
シロッコにはカーナビが標準装備。だけどバックカメラは付いておらず、伝統的なクリアランスソナーが装備されている。
超音波ソナーともいわれるこのソナーは、障害物の大まかな方向と距離を検知し、ドライバーに知らせる。知らせる方法は音とモニターへの表示。
シフトセレクターでをR(リバース)をセレクトすると、中央のメインモニターに上の画像が表示される。画像中、黄色い部分が障害物を表し、ブザーも鳴る。
下の画像は7型ゴルフでの同様の画像。「オプティカルパーキングシステム」が「パークパイロット」という名称に変わった7型ゴルフのクリアランスソナー。
こちらはフロントにもソナーが付いてる。便利です。
そして、ブザーの音が優しい音質に変わった。音量も少し小さくなったかもしれない。
ソナーが要らない場面も多いけど、ピーピーうるさい。で、いちいち画面を触って消さないといけない。7型ゴルフのソナーは音がマイルドになり、乗員が気になりにくく進化している。画面も上品。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
拘る方にとってドラポジは、性能や質感以上に気になる部分でしょう。非日常の気分を味わったり、ラクに運転出来たり、もちろん安全運転にも、大事な部分だと思います。
シロッコの内装って、ゴルフの基本骨格を使用しつつ、着座位置を下げた様な感じ。そんな感じだからドラポジは調整してもしっくり来ない。
シートはパワーシートで調整範囲は大きいし、チルト&テレスコは手動ながら大きく動く。それでも、例えばBMWで取れるドラポジのようにはいかない。
またレカロシートver.を選択すると、着座位置が上がるという欠点もある。
正論では、好みを無視して運転しやすいポジションを取りましょう。1mmでも着座位置を下げたいとか、好みを優先すると、ステアリングでメーターが隠れたり、ステアリングの角度が寝過ぎていたり、ブレーキペダルが飛び出ていたりetc...。
好みは多少妥協して、運転しやすい姿勢が一番ということですね。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
タイヤによって印象は全然異なる。
ヘッドライトのスイッチ&ドアミラー関連のスイッチ。さわり心地は相変わらずで強度も疑問。でも壊れてはいない。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。