試乗比較、中古車選びにも!「フォルクスワーゲン」

2014年記事 シロッコR
 & 

VW シロッコR試乗「4」
比較とボディデザイン

間違いいっぱいの自動車選び。VWシロッコ試乗レビュー。スタッフが購入しての長期試乗レポです。

当ページは4ページ目です。

「競合車比較とボディデザイン」

VW
  • グレード:“R”
  • 型式:13CDL
  • 車両価格:515万円
  • デビュー年:2009年5月〜
シロッコ内装1シロッコ内装2

ライバル比較

ボディデザイン・公園

走行性能を重視したハッチバックとして、ライバル車にはメガーヌRSがあるけど、車両価格が100万円以上違います。シロッコはベースグレードで350万超だから、メガーヌとは車格が違う感じ。

ならばBMWでどうでしょう。1シリーズは約300万円〜で、標準グレードでは装備内容を考えると同じような価格に。1シリーズクーペでは6気筒3000cc+ターボを搭載したグレード(135i)があり、お値段はシロッコRに近い550万円。

6気筒でFRのBMWと、シロッコの価格は一緒!いやあシロッコの比較評価は難しいね。

BMW1シリーズと比較

FFのネガティブな部分を消そうとしているシロッコと比較して、1シリーズは走行フィールを重視したネイティブFR。

そして4気筒エンジンをスポーティに仕立てるシロッコに対して、1シリーズはスムーズな6気筒。

メカニズムを見れば一目瞭然、比較するまでもなく素性が違います。

お得感で1シリーズ

こう見るとシロッコは偽物のようだけど、普通に考えればその通り。実際には装備面の違いによる、見えない価格差があるけれど、お得感を感じるのは1シリーズ

試乗感想、どちらも”高級車”ではなく普及モデルの高級グレード。比較すれば上級車って感じがするのはシロッコ。上級車感覚が欲しければコッチ。

高額なスポーティカーって感じなのは1シリーズ。アイドリングからうるさいエンジン音と荒っぽい乗り心地、日本車的高級感はないけど本格的。

ボディデザインで悩む

ボディデザインについて感じること、プロポーションが美しいのはシロッコ。無駄があるからこその優雅さ。

1シリーズはどのボディパネルからもアクの強さを感じる。しかしBMWならではのフロントマスクは気品高い。伝統的というかドイツを感じるというか。

この良さは、自宅の駐車場に停めて眺めればきっとわかる!筆者はそれで1シリーズを見直しました。BMWとVWじゃ役者が違うね〜。

ベースグレードメインですが試乗レポートこちら!

ゴルフファミリーと比較

ゴルフGTIとゴルフRがシロッコと同じエンジンを積んだパフォーマンス系。GTIはFFで、Rは4WDという違いがある。

6型ゴルフGTIと比較

シロッコRと同世代の6型ゴルフGTIと試乗比較してみる。

この2台、同じクルマのようで実は違いがあり、例えば静粛性能ではゴルフGTIの方が上だし、足回りも固いながらストローク感がある。フラット感を強めたシロッコとはキャラクターが違う。

エンジン性能はシロッコの方が上。元気いっぱいな時にドライブしたくなるのはシロッコかな。

車両価格に違いがあり、ゴルフGTIは約370万円。シロッコRは525万円。ナビゲーションなど装備の違いはあれど、金額的に差がある。最初はゴルフも高いなと思っていたけれど、シロッコを購入した後だと安く感じる。標準グレードにプラスして60万円位だからね。

7型ゴルフと比較

進化した7型ゴルフも面白いんじゃない?しかもハイラインなら、コストを抑えてVWらしさを味わえる。

7型になり内容は大きく進化。DSGも良くなっているし操縦感覚も悪くない。加えて実燃費も向上。インターフェースでは優れたシフトセレクターの操作感が、シロッコ以上に走りを楽しめるポイントだったりもする。

しかし国産車ほどポピュラーになったゴルフに、輸入車としての魅力は疑問。シロッコを考える方の比較対象としてはちょっと違うかな。

ハイライン、とても良いクルマだけど普通のクルマね。
トレンドライン、走りにくさワーストクラスで選びにくいグレードだよ。
ついでにゴルフR、完璧だけど地味だよね。

試乗レポートはこちら!

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

ゴルフ7・Rとビートルターボ

シロッコRと同じようなコンポーネンツを搭載する2台、ゴルフ7・Rとザ・ビートルターボ。どちらもスペック上は2000cc+ターボエンジンに6速DSGの組み合わせ。

この2台、シロッコと似ている部分もあるけれど、味付け含めけっこうな違いがある。ボディデザインが異なるモデルかと思ったら大間違い

ゴルフRの印象

ゴルフ7・Rは6型ゴルフから大きく進化&変化。見た目はあんまり変わってないけど、試乗すればビックリ!

ドライバビリティは大きく改善され、ちょっと神経質なブレーキ特性を除けば、乗り味はまるで上級セダン。エンジンも振動面の質感が高く、刺激やワクワク感なんて感じないほどの質感。出来過ぎだと楽しさは希薄になるのかも。

ビートルターボの印象

ビートルターボは乗り味にレトロ感を感じるほどの荒々しさが魅力。乗り心地から加速感、ハンドリング、わざと荒さを演出しているような印象さえ受ける。

例えば全開加速時のトルクステア、路面が良ければ気にならないシロッコに対し、ビートルは舗装が良い路面でも小刻みに長く発生。こんな違いが面白い。

上質さと洗練さで選べばゴルフ7R、古き良き荒っぽさに引かれればビートルターボ、
スポーティ走行時の楽しさで選択すればシロッコR。

試乗レポートはこちら!

エクステリアのデザインに一言

エクステリア・フロントエクステリア・リア

シロッコのボディサイズは、「4255×1820×1420mm」。ショート&ワイドで全高は低くない。

イメージは、フィットの全長を少し長くして、全幅はクラウンと同程度。そして全高はオデッセイからマイナス10cm。国産車を基本にするとかなり特殊です。

同じようなクルマ、国産車でもあったっけ?全高低くて良いのならホンダ・CR-Z。こちらもコンパクトクーペで独特なプロポーション。

プロポーションが特殊ならディテールも特殊
  • ショートでハッチバック。だからバックはとても楽々。トランクないメリット。
  • リアフェンダー張り出してドアミラーは引っ込んだボディ形状。だからドアミラー見ながらバックで寄せる運転がラク。クーペに共通する長所。
  • ドアはサッシュレス(窓枠がないタイプ)で、風の巻き込み音が気になったり、ドアは丁寧に閉めないと安っぽい感触が伝わる。
  • Aピラーの太さが気になる。走行中は意外と視界の妨げにならない。
  • ヘッドライトにボンネットが被るようなフロントセクション。Aピラー同様、気にし出すと気になりすぎる。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

シロッコメーター1シロッコメーター2

シロッコ1400cc、快適性で選べばこっち

シロッコ1400ccの内装シロッコではR以外のグレードを選択するとエンジンは1400cc+ターボ+7速DSGになる。

グレード名はシロッコTSI・Rラインなどのグレード。こちら、価格が安いから劣っているかといえばそうじゃない。キャラクター違いとして考えられる。

シロッコRはハードな走行感覚が優れている反面、ドライバーが疲労している時には神経使う。
シロッコTSIという標準グレードはもっと気楽に走れるからそう、キャラクターの異なる選択肢として選べる。ボディデザインの違いも最小限。

試乗してわかるのは、DSGが半クラッチ制御などがコンフォート指向で、サスペンションの印象も普通。単純に市街地を走るだけならこっちの方がいいと思う。

「VWは好きだけど地味すぎるゴルフのデザインには吐き気がする」。良く聞く言葉です。そんな場合の選択肢として最適。お値段は割高だけど、メインストリームを外せばしょうがない。少数派なら割高でもかまわないって、輸入車らしい部分ですね。

VW scirocco (シロッコ)

フォルクスワーゲン

Scirocco (シロッコ)

  • 試乗グレード:“R”
  • ミッション:2ペダル自動MT(DSG)
  • 年式:2010年
  • 型式:13CDL
  • 価格:515万円
試乗レポ・ライター

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ガンダム好きに間違われる選択肢。最初は何のことだかわからなかったw






シロッコTSI-Rラインの内装。


VWのイオスという車種の内装。見える部分はほぼ全部、シロッコと一緒のパーツと思われる。ステアリングは5型ゴルフと一緒。シロッコも初期型はこれ。

試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
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