間違いいっぱいの自動車選び。VWシロッコ試乗レビュー。スタッフが購入しての長期試乗レポです。
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VWシロッコ。グレードは2000ccターボの「R」。ハッチバックのVW流クーペ。当HPスタッフが購入しての長期試乗レポです。
走行性能を重視したハッチバックとして、ライバル車にはメガーヌRSがあるけど、車両価格が100万円以上違います。シロッコはベースグレードで350万超だから、メガーヌとは車格が違う感じ。
ならばBMWでどうでしょう。1シリーズは約300万円〜で、標準グレードでは装備内容を考えると同じような価格に。1シリーズクーペでは6気筒3000cc+ターボを搭載したグレード(135i)があり、お値段はシロッコRに近い550万円。
6気筒でFRのBMWと、シロッコの価格は一緒!いやあシロッコの比較評価は難しいね。
FFのネガティブな部分を消そうとしているシロッコと比較して、1シリーズは走行フィールを重視したネイティブFR。
そして4気筒エンジンをスポーティに仕立てるシロッコに対して、1シリーズはスムーズな6気筒。
メカニズムを見れば一目瞭然、比較するまでもなく素性が違います。
こう見るとシロッコは偽物のようだけど、普通に考えればその通り。実際には装備面の違いによる、見えない価格差があるけれど、お得感を感じるのは1シリーズ。
試乗感想、どちらも”高級車”ではなく普及モデルの高級グレード。比較すれば上級車って感じがするのはシロッコ。上級車感覚が欲しければコッチ。
高額なスポーティカーって感じなのは1シリーズ。アイドリングからうるさいエンジン音と荒っぽい乗り心地、日本車的高級感はないけど本格的。
ボディデザインについて感じること、プロポーションが美しいのはシロッコ。無駄があるからこその優雅さ。
1シリーズはどのボディパネルからもアクの強さを感じる。しかしBMWならではのフロントマスクは気品高い。伝統的というかドイツを感じるというか。
この良さは、自宅の駐車場に停めて眺めればきっとわかる!筆者はそれで1シリーズを見直しました。BMWとVWじゃ役者が違うね〜。
ベースグレードメインですが試乗レポートこちら!
ゴルフGTIとゴルフRがシロッコと同じエンジンを積んだパフォーマンス系。GTIはFFで、Rは4WDという違いがある。
シロッコRと同世代の6型ゴルフGTIと試乗比較してみる。
この2台、同じクルマのようで実は違いがあり、例えば静粛性能ではゴルフGTIの方が上だし、足回りも固いながらストローク感がある。フラット感を強めたシロッコとはキャラクターが違う。
エンジン性能はシロッコの方が上。元気いっぱいな時にドライブしたくなるのはシロッコかな。
車両価格に違いがあり、ゴルフGTIは約370万円。シロッコRは525万円。ナビゲーションなど装備の違いはあれど、金額的に差がある。最初はゴルフも高いなと思っていたけれど、シロッコを購入した後だと安く感じる。標準グレードにプラスして60万円位だからね。
進化した7型ゴルフも面白いんじゃない?しかもハイラインなら、コストを抑えてVWらしさを味わえる。
7型になり内容は大きく進化。DSGも良くなっているし操縦感覚も悪くない。加えて実燃費も向上。インターフェースでは優れたシフトセレクターの操作感が、シロッコ以上に走りを楽しめるポイントだったりもする。
しかし国産車ほどポピュラーになったゴルフに、輸入車としての魅力は疑問。シロッコを考える方の比較対象としてはちょっと違うかな。
ハイライン、とても良いクルマだけど普通のクルマね。
トレンドライン、走りにくさワーストクラスで選びにくいグレードだよ。
ついでにゴルフR、完璧だけど地味だよね。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
シロッコRと同じようなコンポーネンツを搭載する2台、ゴルフ7・Rとザ・ビートルターボ。どちらもスペック上は2000cc+ターボエンジンに6速DSGの組み合わせ。
この2台、シロッコと似ている部分もあるけれど、味付け含めけっこうな違いがある。ボディデザインが異なるモデルかと思ったら大間違い。
ゴルフ7・Rは6型ゴルフから大きく進化&変化。見た目はあんまり変わってないけど、試乗すればビックリ!
ドライバビリティは大きく改善され、ちょっと神経質なブレーキ特性を除けば、乗り味はまるで上級セダン。エンジンも振動面の質感が高く、刺激やワクワク感なんて感じないほどの質感。出来過ぎだと楽しさは希薄になるのかも。
ビートルターボは乗り味にレトロ感を感じるほどの荒々しさが魅力。乗り心地から加速感、ハンドリング、わざと荒さを演出しているような印象さえ受ける。
例えば全開加速時のトルクステア、路面が良ければ気にならないシロッコに対し、ビートルは舗装が良い路面でも小刻みに長く発生。こんな違いが面白い。
上質さと洗練さで選べばゴルフ7R、古き良き荒っぽさに引かれればビートルターボ、
スポーティ走行時の楽しさで選択すればシロッコR。
シロッコのボディサイズは、「4255×1820×1420mm」。ショート&ワイドで全高は低くない。
イメージは、フィットの全長を少し長くして、全幅はクラウンと同程度。そして全高はオデッセイからマイナス10cm。国産車を基本にするとかなり特殊です。
同じようなクルマ、国産車でもあったっけ?全高低くて良いのならホンダ・CR-Z。こちらもコンパクトクーペで独特なプロポーション。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
シロッコではR以外のグレードを選択するとエンジンは1400cc+ターボ+7速DSGになる。
グレード名はシロッコTSI・Rラインなどのグレード。こちら、価格が安いから劣っているかといえばそうじゃない。キャラクター違いとして考えられる。
シロッコRはハードな走行感覚が優れている反面、ドライバーが疲労している時には神経使う。
シロッコTSIという標準グレードはもっと気楽に走れるからそう、キャラクターの異なる選択肢として選べる。ボディデザインの違いも最小限。
試乗してわかるのは、DSGが半クラッチ制御などがコンフォート指向で、サスペンションの印象も普通。単純に市街地を走るだけならこっちの方がいいと思う。
「VWは好きだけど地味すぎるゴルフのデザインには吐き気がする」。良く聞く言葉です。そんな場合の選択肢として最適。お値段は割高だけど、メインストリームを外せばしょうがない。少数派なら割高でもかまわないって、輸入車らしい部分ですね。
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ガンダム好きに間違われる選択肢。最初は何のことだかわからなかったw
シロッコTSI-Rラインの内装。
VWのイオスという車種の内装。見える部分はほぼ全部、シロッコと一緒のパーツと思われる。ステアリングは5型ゴルフと一緒。シロッコも初期型はこれ。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。