トヨタ プリウスのモデル遍歴
(モデルチェンジ、マイナーチェンジの変更点や比較、追加グレード)

「プリウス」モデルチェンジとマイナーチェンジ、車両型式

トヨタ・プリウス

モデルチェンジ・マイナーチェンジ、追加グレード特徴などを記載しています。

プリウスのイメージ

動力源にエンジンとモーターという2種類を持つハイブリッド車がプリウス。市販モデルとしては世界初。

プリウス(PRIUS)はラテン語で「〜に先立って」「先駆け」という意味。

30系プリウス

豊田自動車

エンジン排気量がアップし、2代目からのハッチバックスタイルはさらに大きくスポーティーになり、近未来感を感じさせるエクステリアデザインになった。

空気抵抗も一段と低減し、高速燃費性能を向上。ボディ下部にはしっかりとカバーで覆われる。

車重も増したものの、カタログ燃費は38km/Lとさらに向上。自動車のみならず経済性の高さが重視される時代背景と重なり、かなりの人気を獲得。

価格帯はどのモデルでも200万円台前半〜中盤。充実したハイブリッドシステムを搭載しても高くない。経済性の高さ(エコノミー)が特徴の自動車。

ここまで、2013年3月20日現在まで。

2012年10月 特別仕様車追加

「Sマイッコーデ」「Sツーリングセレクション・マイコーデ」の2つの特別仕様車が登場。シート、インテリア、エクステリアを自分で自由に選べるセミオーダーシステムの特別仕様車。

  • 「Sマイッコーデ」・・・243万円
  • 「Sツーリングセレクション・マイコーデ」・・・263万円

エクステリアカラーは6色から選択可能

  • 「ブロンズマイカメタリック」
  • 「ディープアメジストマイカメタリック」
  • 「ブルーメタリック」

上記のマイコーデ特別カラー3種類に加え、下記も選択可能。

  • 「ホワイトパールクリスタルシャイン」
  • 「ブラック(ソリッド)」
  • 「ライトパープルマイカメタリック」

これらの計6色から選択可能。ドアミラーやサイドステップの加飾はクローム調。ボディー同色も可能。

インテリアはドアパネルやシートを「ブランキッシュブラウン&ブラウン」(インパネ上部以外はベージュカラー)、「バイオレット&バイオレットミックス」、「ライトブルーイッシュグレー(ファブリック)&グレー」の特別専用カラーから選べる。(基本的に合成皮革シートで専用ステッチ入り)

ボディカラー、グレードに合わせてシフトノブ、シフトノブ周りのパネルも変更になる。木目調、シャンパンゴールド、シルバーから組み合わせられる。

2012年10月 新グレードをラインナップに追加

新グレード「Sツーリングセレクション・G's」284万円にて発売。

  • 専用チューニングのバネ、ショックアブソーバーのサスペンション。補強材やスポット溶接増しなどによりボディー、アンダーバディー剛性のアップ。
  • インテリアは、全体的にブラックカラーでカーボン調塗装を施したセンタークラスター。
  • レッドステッチ入りステアリング、スエード調のシートレッドラインカラーのシフトノブ、G'sロゴ入りレッドカラーイグニッションスイッチ、アルミペダル。
  • ブラック加飾された専用ヘッドライト、テールライト。
  • 左右側面にはG'sの専用ブラック・レッドのカッティングがフロント・リアバンパーまで装飾。
  • G's専用クローム加工仕様の18インチアルミホイールなど
2012年1月 PHVが販売開始

リースだけに限定されていたプラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」が市販車として販売開始。

※PHVはプラグインハイブリッドの意。より多くのバッテリーを搭載し、外部からの充電が可能。電気自動車のようにも利用できる。

2011年12月 小変更

主要グレードで価格がアップ。例えば「L」グレードが12万円アップなど。バンパーの意匠変更やディスチャージランプの設定などあるが、単純な価格アップ、これが一番大きな変更。

2010年11月 PHVリース開始と特別仕様車

「プリウスPHV」リースが開始。3代目プリウスをベースにしたプラグインハイブリッドカーで、家庭用電源からの充電が可能になり、バッテリー容量も増大。

特別仕様車「S LEDエディション」「G LEDエディション」を販売。
グレードSとGをもとにツーリングセレクションに標準装備されている消費電力の少ないLEDヘッドランプを装備。さらにG LEDセレクションにはブラックとバイオレットツートンカラー本革シートを採用。

※PHVはプラグインハイブリッドの意。より多くのバッテリーを搭載し、外部からの充電が可能。電気自動車のようにも利用できる。

2009年6月 特別グレード販売開始

2代目プリウスを法人向けグレード「EX」グレードを追加。189万円という価格にて販売開始。サイドエアバックまでがオプションという限りなく装備を省いた。

3代目プリウス・基本グレード

  • 「L」・・・ベーシックグレード2,050,000円という低価格。オーディオレス、15インチ185タイヤ、ハロゲンヘッドランプの装備。
  • S・・・220万円
  • G・・・245万円
  • Sツーリングセレクション・・・231万円
  • Gツーリングセレクション・・・270万円
  • Gツーリングセレクションレザーパッケージ・・・327万円

2009年5月モデルチェンジ 3代目プリウス登場

3代目プリウス発売。エンジンは1800ccに排気量アップ。同時にモーターも出力アップ。ハイブリッドシステムの多くの部分がほぼ新開発に近いものだと言われている。また空力性能(CD値0.25)をさらに向上させた。

3代目プリウス基本スペック
  • 全長・全幅・全高 4480/1745/1490mm
  • ホイールベース 2700mm
  • 車重 1310〜1400kg
  • エンジン DAA-ZVW30 4気筒-1797cc

2代目プリウス NHW20系

トヨタ

従来より広くなった室内、世界初のEVドライブモード、シフトセレクターに独自のエレクトロシフトマチック(電子制御式シフト)を採用など使いやすさを増した。

また車両初搭載となる後退駐車支援システム「インテリジェントパーキングアシスト」、指定した場所へブレーキ操作のみで自動でハンドルが動き駐車してくれるシステムをオプション装備。

そのほかプッシュボタン式イグニッションスイッチ、横滑り防止装置などの制御をする安全装置S-VSCなどを標準装備。装備が増えて割安感もグッとアップ。進化を遂げた。

エレクトロシフトマチックは初代プリウスのネックになっていたコラムシフトを改善。指先の力でも操作できる上に新しさをアピールする新インターフェイス。

2011年12月

2代目プリウス生産終了。

2009年5月 新モデルと平行販売

プリウス3代目モデル発売。発売後も2代目はグレード「EX」として低価格にて販売続行。

2007年4月 特別仕様車

特別仕様車「S10thアニバーサリーエディション」プリウス販売10周年を記念したモデルを販売。2,730,000円。

内容はグレード「S」をベースにオートレベリング機能付ディスチャージヘッドランプ、本革巻きステアリング、HDDナビ(バックモニター付き)クルーズコントロール、インテリジェントアシスト、スマートエントリー、プッシュボタン式イグニッションスイッチや安全制御システムなど装備内容も充実。

2005年11月 マイナーチェンジ

マイナーチェンジ。細部の変更と、新たにグレードを2種類追加。

  • フロントグリル、ヘッドランプ意匠変更
  • フロントフェンダーにHYBRID(ハイブリッド)エンブレムで装飾。
  • リアハッチ右側の「HYBRID SYNERGY DRIVE」のエンブレムを大きく変更
  • その他ハイブリッドのプリウスのイメージを強調している。
  • インテリア一部変更。インパネやドアトリムなどに軟質ウレタンを採用し高級感を出している。

追加された2つのグレード

  • Sスタンダードパッケージ・・・ハロゲンヘッドランプ、マニュアルレベリング機能付、アルミホイールキャップなし、リアワイパーなしの簡略化した2,268,000円のお買い得タイプ。
  • Gツーリングセレクション・レザーパッケージ・・・Gセレクションをベースに本革シート、16インチアルミホイール、HDDナビなど豪華装備の最上級グレード3,255,000円。
2004年8月 特別仕様車

特別仕様車「Sツーリングセレクション・プレミアム」発売。2,751,000円。「Gツーリングセレクション・プレミアム」2,982,000円。

SとGのツーリングセレクショングレードをベースにディスチャージヘッドランプ、室内はアルカンターラの専用シート、インパネ、ドアトリム仕様にしG−BOOK対応DVDボイスナビ、インテリジェントパーキングアシスト、バックモニターを特別装備。

2代目プリウス グレード

  • S・・・標準グレード。プッシュボタン式イグニッションスイッチなど基本となる装備。
  • G・・・本革巻きステアリング、スマートエントリー、オーディオCDチェンジャーを装備した豪華仕様。
  • ツーリングセレクション・・・初代の特別仕様車ユーロパッケージ仕様のグレード。走りを重視のため、専用サスペンション、フロアアンダーカバー、リアスポイラー、16インチアルミホイールに高性能タイヤを装着したスポーツモデル。
  • EX・・・3代目と同時に2代目プリウスを189万円というお買い得価格にて販売していたグレード。同時期にデビューしたハイブリッドカー、ホンダ・インサイトへの対策グレードといわれている。
販売当初の価格
  • S・・・215万円
  • G・・・241万円
  • Sツーリングセレクション・・・231万円
  • Gツーリングセレクション・・・257万円

2003年9月モデルチェンジ 2代目プリウス登場

初のフルモデルチェンジ。初代と二代目ではボディタイプが異なり、4ドアセダン型から5ドアハッチバックスタイルに変更。
車体の大きさも全長4445oと初代より135oサイズアップ。同時にホイールベースも150oアップすることによりリアシートの足元の余裕を拡大。ゆとりの室内空間としている。

全幅も1725oと30o拡大され、3ナンバークラスとなる。エンジンは初代と同じ1NZ-FXE。新型モーター3CMを搭載。飛躍的なパワーアップをしながらも燃費はさらに向上。
搭載される電池の計量コンパクト化などにより、初代より約140kgの軽量化を実現。
10・15モード燃費で35.5km/Lと当時の市販車としては世界最高の燃費を実現。

2代目プリウス基本スペック
  • 全長・全幅・全高 4445/1725/1490mm
  • ホイールベース 2700mm
  • 車重 1250-1290kg
  • エンジン  1NZ-FXE 直列4気筒DOHC-1496cc
  • モーター 3CM型

初代プリウス NHW10系

豊田自動車動力源にエンジンとモーターという2種類を持つハイブリッド車がプリウス。市販モデルとしては世界初。

プリウス(PRIUS)はラテン語で「〜に先立って」「先駆け」という意味。

2,257,500円〜2,488,500円で販売したがプリウス。同等のパッケージングを持つトヨタ・カローラが150万円に対し、当時はとても割高というイメージ。

まだハイブリッドという言葉自体浸透しておらず、未来的なイメージも薄いため、販売台数は極めて少ない。

2002年8月小変更
  • 制動(ブレーキ)時のエネルギー回収量の効率を上げ燃費を31km/Lまで向上させた。
  • 2つのグレードをベースに特別仕様車「Sナビスペシャル」「Gナビスペシャル」を発売。DVDボイスナビを標準装備。
2002年1月 特別仕様車

プリウス特別仕様車「Sプレミアム」を発売。クルーズコントロール、DVDボイスナビを装備(Sプレミアム21と同等)

2001年8月 オプション追加

ユーロパッケージのオプションを設定。専用アルミホイール、サスペンション、リアディスクブレーキなどの装備でヨーロッパ車チックな走りがウリとされた。

2001年1月 特別仕様車

グレード「S」にクルーズコントロールやDVDボイスナビゲーションなどを装備した特別仕様車、「Sプレミアム21」を発売。

2000年5月 マイナーチェンジ
  • グレードをSとGの2グレード体制とする。
  • 車両型式がNHW10からNHW11型へ変更。
  • カタログ燃費は29.0km/Lに向上。
  • 第二の心臓、モーターが改良がされ「1CM型」から「2CM型」となる。
  • 新たにトランクにリアスポイラー設定。空力性能の向上を図る。
1998年11月 小変更と特別仕様車

カタロググレードを仕様変更、ボディカラーに「スーパーホワイトII」を追加。同時にシートを本革使用にした特別仕様車「Gセレクション」と「Gセレクション・ナビパッケージ」発売。

1997年12月 発売開始

世界初の市販モデルハイブリッド自動車としてデビュー。発売当初のグレードは1.5と1.5ナビパッケージ(CDナビ搭載車)。

全車キーレスエントリー、UVカットソフトプライバシーガラスを採用。アルミホイールも標準装備されている。標準オーディオはカセットテープとFM/AMラジオのみ。オプション設定にて空調ダイヤル下部に1DINサイズのCDチャンジャーを取り付け可能。

初期モデルのエクステリアはフロント、リアバンパーにアクセント的樹脂むきだしのデザインになっている。インテリアデザインは、センターメーター、その下にマルチディスプレイを標準装備し、ハイブリッドシステムの作動状況やオーディオの表示などもする。

モニター下部にオーディオ(カセット、AM/FMラジオ)さらにその下に横並びに3つの空調コントロール。その下に、小物入れがあるがオプション装備で1DINサイズの6連奏CDチェンジャーが収まる。

オプションやグレードなどにより肘掛の下にCDチェンジャーを収納するパターンもあり。

バッテリーを冷やすために、後部座席リアトレイに換気口、その空気を逃がすため左Cピラー根本に換気するためのダクトが設けられている。

実際にドライブして気が付く欠点、初代プリウスは「コラムシフト型ATセレクター」となっており、Dレンジに入れると、空調、オーディオコントロールパネルの操作に問題が生じる。

初代プリウス基本スペック

  • 型式:NHW10 (マイナーチェンジで11に変更)
  • 全長・全幅・全高 4310/1695/1490mm
    (発売当初はフロント・リアバンパーのデザインの若干の違いで全長4275mmと少し短い)
  • ホイールベース 2550mm
  • 車重 1240〜1220kg
  • エンジン 1NZ-FXE 直列4気筒DOHC-1496cc
  • モーター 1CM型(マイナーチェンジ後2CM型)
  • 販売当初の価格
    1.5・・・215万円
    1.5ナビパッケージ・・・227万円

プリウスの歴代モデル変更点などのページ

当サイトで掲載中の試乗レポート


※ホームページ管理部メンバーによる記憶等を頼りにしている部分が多いため、データには間違いがある可能性がおおいにあります。「運が良ければ確かな情報」という点を前提にお読み下さい。

※一部内容はウィキペディア及び自動車会社ホームページを参考にしています。

トヨタ プリウス

  • prius (30系)
  • 車両型式:ZVW30
  • 排気量:1800cc+モーター
  • エンジン型式:2ZR-FXE
  • ボディサイズ:4480/1745/1490mm
  • 車重:1310kg
  • 発売時期:2011年12月〜
  • 30系プリウスの型式
  • ZVW30 - すべて
  • 後期・20系プリウス
  • 新車時価格:217万円(後期L)
  • 前期・20系プリウス
  • 発売時期:2009年5月〜
  • 新車時価格:205万円(前期L)
  • 新車時価格:215万円(前期S)
  • 新車時価格:220万円(後期S)
  • prius (20系)
  • 車両型式:NHW20
  • 排気量:1500cc+モーター
  • エンジン型式:1NZ-FXE
  • ボディサイズ:4445/1725/1490mm
  • 車重 1250kg-1290kg
  • 新車時価格:215万円(S)
  • 発売時期:2003年9月〜
  • 20系プリウスの型式
  • NHW20 - すべて
豊田自動車
  • prius (10系)
  • 型式:NHW10
  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:1NZ-FXE
  • ボディサイズ:4310/1695/1490mm
  • 車重 1240kg-1220kg
  • 新車時価格:215万円
  • 発売時期:1997年〜
  • 10系プリウスの型式
  • NHW11 - マイナーチェンジ後
  • NHW10 - マイナーチェンジ前
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