自動車の試乗比較、中古車選びにも・ダイハツ

2022年記事 全5ページ
 & 

タント試乗レポ「3」
快適性(乗り心地や静粛性)

間違いいっぱいの自動車選び。タントの試乗レビュー。

3ページ目です!

「乗り心地や静粛性とCVT、試乗時の燃費」

ダイハツ
  • グレード:“X”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:149万円
  • デビュー年:2019年7月〜
タント・内装インパネ01タント・内装インパネ02

ダイハツ「タント・LA650S」グレード「X」ベーシックグレード2021年式の試乗レポートです。


  1. タント「X」特徴概要とキャラクター
  2. タント「X」ハンドリングとボディ見切り
  3. タント「X」乗り心地・静粛性とCVT印象
  4. タント「X」内装(フロントシート)
  5. タント「X」内装(リアシート)と評価総合

関連ページ!

  1. タント(カスタムRSターボ・LA650S)試乗レポ

試乗:乗り心地の印象

タント・フロントタイヤ

広くてハンドリングも良くて、お値段だって重要で、その分わずかに妥協されたのが乗り心地。そんな印象です。

わずかにフワつく領域

タイヤと乗り心地動き出しの直後、フワつく領域があります。

良いのは衝撃を弱くする、アタリを弱くするという効果でしょうし、逆の面ではフワつきを感じる部分です。

タントのようなスーパーハイトワゴンにたまに乗車すると、頭上が動くような感覚を受けますが、これにフワ付きが相まって、心地よくはありませんでした。すぐ慣れちゃいますが。

ゴツゴツする領域

リアタイヤ目に見えるような凹凸、段差では、ゴツゴツを感じやすいです。

上の特徴と合わせると、乗り心地良いねって感じる場面も多いです。

多いんですけど逆に、乗り心地悪いねって感じる場面も多いです。けっこう極端w

先代との違い大きく

先代タント(NAモデル)は、特にフロントサスペンションが柔らかく、ソフト路線でした。転回など試みればフロントがペタ〜っとロールしながら曲がるくらいに柔らかい。

これによって、ボディや内装のガタピシはオブラートに包まれ、目立ちにくかったです。

タント(先代)タントカスタム(先代)

今回も感覚的にガタピシ感は同じくらい。常時じゃないけどどこからかノイズが出る時があります。

足が硬い方向になって同じくらいですから、クルマ自体は進化したのだと思います。

なお先代タントカスタムのターボ車はガッチリ豪快な特性でした。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:静粛性の印象

タント・エンジンルーム

静粛性は低回転時のエンジンノイズが静かです。さすが上級軽自動車というイメージ。

停止中、低速時が静か

クルマはグレード「X」のNAエンジンモデルです。

静粛性の印象は、アイドリング〜低回転時のエンジンノイズ、音質がマイルドです。「マイルド」と「静か」はイコールじゃないですが、リアシートでなら静かといっていいレベル。

一部のハイブリッド車より静かと感じられるくらいですから、停止中はアイドリングストップ使わなくても十分、それくらいの印象でした。

エンジンルーム1エンジンルーム2

また低速走行中も悪くないです。それ以外のノイズは普通に大きいので、低速&低回転走行時が静かに感じられます。

加速中は賑やか

排気量の少ない軽自動車なので、加速中は回転数上がって元気です。

わずかに特徴的なのは、アクセルペダル大きく踏んでも全開でなければ、中回転を使用する制御。頻繁に高回転を使用するよりは静かなイメージです。

シャキーンという音はなくなりました

エンジンルーム3

ダイハツのKF型エンジンの音について。

以前は加速中、ターボみたいなシュイーンという響きがあったのですが、いつからかこの音がなくなりました。

気持ちよさでいったらあった方が好みですが、現在はオーソドックスです。

試乗:CVTやスロットル特性

タント・シフトセレクター

加速中は神経使わず、減速時は神経使う、そんなミッションCVT。

加速はD-CVTより滑らかかも

シフトセレクター停止からの加速時、適当にアクセル踏むだけで、ギクシャクすることなく一定で加速していってくれる場面がほとんどです。

同じダイハツで「D-CVT」というのがあって、こちらはターボ付きグレードに搭載されています。

評価高いCVTで、メカニズム見れば素晴らしさが伝わってきますが、実際の加速時は加速感の変化やギクシャクなど、思い通りにいかない時もあります。

D-CVTはタントカスタムとタフトのページで触れています。

減速はゆっくり丁寧にどうぞ

アクセル全開からのアクセルOFF。挙動は一気にフロント荷重に変化。ゴクッと乗員を不快に揺するだけ、大きくグワンと、伸びから縮みへと変化します。

内装・助手席側

メリハリある動きがお好きでしたら良いのでしょうけれども、普通は不快なのではないかと思います。

なのでアクセルはジワっとゆっくり、1秒かけて戻すくらいがちょうどいいです。

この間にもクルマは進みますので、かなり手前から先読みしてのアクセルOFFしないと思い通りに走れなくなっちゃいます。

パワー的に全開にする頻度が多いでしょうから、無視できないポイントかと思いました。

エンジンブレーキが強いわけじゃない

アクセル緩めるとCVTはシフトアップ方向に変速。ドライバーは減速したいのに、3速から4速に変わる感じ。わずかな空走感に繋がります

ステアリング左ステアリング右

ここに、ゆっくりアクセルOFFしたいのに空走感が出るジレンマ。

燃費の事考えたら、一瞬でも早くシフトアップしたいでしょうし、タントだけじゃないです。なので難癖です。仕方ですよね。


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。

タント・メータータント・内装インパネ03

試乗時の燃費

試乗時の燃費試乗時はルンルンで山道・田舎道に向かい、燃費気にせず走行してました。
また常時、大人2名が乗車している状態です。

朝から夕方5時まで走り、表示されていた燃費は16.6〜16.7km/Lで一定してました。

感想は、燃費どうでもよく走れてこの数値でしたら、気にせず走れるのが気楽!です。

ダイハツ タント(カスタム)

ダイハツ

tanto (タント)

  • 年式:2021年式
  • 車両型式:LA650S
  • 試乗グレード:“X”
  • ミッション:CVT
  • 新車価格:149万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:KF型

その他概要

  • 新車価格帯:124万円〜
  • 発売時期:2019年7月〜
  • ボディサイズ:3395×1475×1755mm
  • 車両重量:900kg
  • ホイールベース:2460mm
試乗レポ・ライター

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