間違いいっぱいの自動車選び。ウェイク・2017年式「L SA2」。
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ダイハツ・ウェイク(LA700S)。グレード「L SA2」の試乗レポートです。
運転席からウェイクのダッシュボードを見渡すと、少なからず商用車的な印象を受ける。また道具的とも。着座位置が高く、直線基調のデザインがそう感じさせるのだろう。
エクステリアのイメージと合っていると評価してもいいし、道具っぽいと評価してもいい。車両価格は立派!それからすると安っぽい。
試乗したウェイクは中間グレードなんだけど、飾り気も最小限。このインパネ全体の造形と、上から見下ろすスタイルだからと思う。派手な部分が目立たない。
高級軽自動車といえば、立派な造形と光沢パネルによる加飾、きらびやかな照明。
派手なアピール強めです。
ウェイクはちょっと異なる。ウェイクの内装は落ち着いているのが特徴。インパネとメーターの照明はシンプル。
シフトセレクター周りの光沢パネルは視線を落とさなければ目に入ってこないし、ナビゲーション周りのシルバー塗装も落ち着いた色合い。
「小さいのに広い」と言われるクルマって、「リアシートが広い」という意味だったりしません?
逆にいうと助手席スペースが狭い事もあります。
ウェイクの場合は、前後スライド量に特筆すべき点はないものの、足元は邪魔にならないように整理されている印象。
ギリギリまで削ってという部分に好印象を受けます。
そんな助手席足元は、広くはないけど不満もない。何も気にせず座れます。
同じダイハツのタフト。ボディ全高は低く、ウェイクとは別ジャンルのクルマですが、不思議と近いテイストを感じたりもします。
そんなタフトの運転席・助手席に座ると、適度に区切られた空間が特徴的です。
「とにかく広いお部屋」が好きならウェイク、「狭くても仕切りがあるお部屋」が好きならタフトでしょうか。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。ボディ全高も乗り味も、そして価格も、ハイト軽ワゴンの親分的存在なのが特徴に思います。
試乗中にこれイイネ!と感じた部分。
ゴッツいほどカッチリしたカップホルダーは取付もカッチリでラフ&イージーに使用できるタイプ。
ドアトリムとはドアの内張りのこと。その取っ手と一体化されているのがドアアームレスト。
そしてそのアームレストに肘の逃げ場が確保されている。こうした気配りこそダイハツ車の魅力!期待もしちゃうよね。
ドアトリム形状・デザイン性をタントと比較すれば地味だけど、機能性は一緒。考えられた作りが嬉しいです。
左の画像がウェイク。右の画像がミラココア。
ダイハツの中には画像に映る手のひらのところまでホーンボタンになっている車種がある。ウェイクはそうではなくて、手のひらの部分は押せないタイプ。ホーンボタンは中の円形の部分だけ。
ミラココアだとスポークの端までスイッチになっているから、無意識にもホーンを鳴らせる。
本当の非常時にホーンが押せるのは、スポーク近くまでホーンボタンの車種だと思う反面、無意識に鳴らしてしまう心配がないのはウェイク。
エアコン操作部はタントと同じタイプ。ここが円形にデザインされるのは軽自動車で多いけど、同じダイハツ内でもレイアウトが異なっていたりする。
デザインの差別化は当然だしあった方がいい。ただ基本的な操作性は統一して欲しかったりする。
ウェイクやタントのこれはマニュアル操作しようとすると、操作性に疑問が。風量調整が左上にレイアウトされているのがちょっとわかりにくいと思う。
エアコンの風量調整は運転席から遠いのは前述の通り。同じようにハザードボタンも遠く、ちょっと背中を起こして押すことになった。
なんでかと予想すれば、小物を収納するスペースを作るためにこうなったのかもしれない。手を伸ばせば届くから問題って言うほどの事じゃないんだけど、優先順位ってあるよね。やっぱり。
頻繁にハザード使うユーザーにはちょっと面倒かもしれません。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
画像はフロントシート下をリアシートから写した写真。シートフレームの部材は横に走っていて、フロントへ繋がるトンネルのストッパーに。
平たく言えば、棒があるのでモノが転がっていかない。シート高が高い車種だと、小さければバッグまで入っていってしまうからこれは安心感高い。ペットボトルの転がりなども安心。
さらには、着座位置によってはフットレスト的にも使えるんじゃないかと予想。
ご参考までにルーミー試乗中の出来事を追記。
ウェイクの兄貴分、ルーミー/タンクに試乗している時、リアシートから落ちたペットボトルが転がっちゃいました。詳細はリンク先でぜひ!
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。