自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

2024年記事 全6ページ
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WR-V試乗評価「4」
内装(フロントシート)

間違いいっぱいの自動車選び。ホンダ・WR-Vの試乗レポート。

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「道具的ではなく上級志向!内装、インパネやシート」

ホンダ
  • グレード:“Zプラス”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:249万円
WR-Vの内装・昼WR-Vの内装/夜間

内装:フロント、インパネ周辺

WR-V:内装運転席

WR-Vの内装、インパネ〜フロントシート周辺の印象です。

道具的ではなく上級志向

安いとばかりが強調されるWR-Vだけど、安さならヤリスクロスだってあるわけでございまして。

WR-Vで感じるのは上級志向。無駄を省いて道具的な方向ではなく、手数を増やしてリッチに見せる方向。そうした特徴を感じます。ワイド感もバッチリです。

インテリア1メーター1

助手席前の装飾パネルはよく効いていて、クルマを幅広く見せるし、大味さを感じさせません。

メーターは左半分が液晶で右がアナログのヴェゼルタイプ。アナログメーターの2眼式そっくりに表示もできるし、デジタルの良さを生かしたナビの案内を表示させることもできる。

ナビセットすると、まっすぐとか曲がるくらいは表示されます。

ドアトリム(内装)がわかりやすい

ドアトリムを見ると、どういうコンセプトで設計されたか想像しやすい。WR-Vでは部品多く金属調装飾や合成革も使われていて、コストダウン一辺倒のクルマには見えないです。

インテリア2ドアトリムインテリア3ドアスイッチパネル

一部にはステッチ入った合成革が用いられ、金属調の加飾も。
スイッチパネルだけ大味な点を除くと、質感高いとも感じられる作り。

窓のAUTO機能は、運転席のみです。

見えにくい部分は、節約が感じられる

高いクルマと安いクルマの差として、見えにくい部分までこだわるかどうかが上げられます。高級車は、覗き込まないと見えないところまで同じ作り込みがされます。

WR-Vだと、センターコンソールの後ろ側は妥協された作り

インテリア4インテリア5サイドブレーキ

このあたりは一体成型にも見えて、トレイみたいな感覚。

またセンターコンソールは高さが低く、ここは立派さより開放感という作り。運転席から助手席に移動することもできそうです。

実用性ではここにスマホが置けます。置いたままサイドブレーキを操作しても邪魔になりません。

インテリア6インテリア7マップランプ

フロントのルームライトはドア開閉に連動しないマップランプ。ドア連動は中央のルームライトが担当します。

機能的には残念と思われるかもしれませんが、眩しくなくていいです。

エアコン操作パネル

WR-V:内装・夜間

力強さが表現されたであろうエアコン操作部。レバー上下で操作する温度と風量が新鮮です。

インテリア8エアコン昼インテリア9エアコン夜

操作は直感的で手間なく瞬間的に。操作感は繊細な印象で、微妙なクリック感と音。

急に揺れてチカラが加わったら壊れそうな、いや実際に壊れることはないんだろうけど、テコの原理が働くからね。ちょっと神経使うかも

ルーパーはしっかりした抵抗で、細かく操作できます。ここはドアノブその他、丈夫に作られた部分と統一感がある。
なのでこのレバーも統一された丈夫さを連想させてくれたら嬉しいと思います。

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

内装:助手席

WR-V:内装・助手席

WR-Vの助手席印象。

着座高と足元の構造物

シート着座高は高めだけど、フロア高はそこまでじゃないので乗り降りしやすいタイプ。

助手席内装1助手席内装2

なんだけど、足元(シート下)の部分が盛り上がっていて、乗り降りの際、かかとが当たって気になる場面も。

シート自体を前に出せば気にならなくなるけど、スペース的には広くはないです。
なので最後端で使いたいけど、するとここが気になるという。 小柄な方でしたら少し前に出して座ると、この構造も気になりません

WR-Vはセンタータンクレイアウトではないとの事ですが、ここはセンタータンク同様の作りです。

スマホとドリンクホルダー

スマホは前に置けるしサイドブレーキ脇にも置ける。なので2人で3台まで対応。

助手席内装3ドリンクホルダー

カップホルダーは横並び。穴は大きいので、ペットボトルだと緩いくらい。その分、大きなサイズのドリンクもいけそうです。

内装:フロントのシート

WR-V:フロントシート

WR-Vのフロントシートについて。

好きか嫌いかわかれそうなランバーサポート

シートバックの中央部。ランバーサポートという背骨を支える張り出しがある。WR-Vのこれは高い位置が張り出していて、筆者の体系や好みにはちょっと合わず。

フロントシート1フロントシート2

普通に座れば背中の上の方が浮くし、シートに密着させようとすればおへそを前に出して胸を張る不自然な姿勢に。
加えて、 腰のあたりをシートに密着させるのが難しい

身長は172cm。もっと大きな方とか、パワーシートで最も張り出して座るのが好きという方にはちょうどいいかと思います。

フロントシート3

シートはサイドサポートが大き目で中央部は狭め。肩の部分も大きく削られています。

筆者は助手席に座った時、サイドサポートの上に膝あたりがかかる感覚でした。

柔らかいので、違和感は感じません。見てビックリというだけです。

 

内装:革の質感と操作への影響

WR-V:ハンドルの革

ちょっと特殊な本革の触り心地と、しっとりした合成皮革の触り心地。

ハンドル&シフトノブの革

WR-Vではベーシックグレードの「X」を除く「Z」と「Zプラス」で、本革巻きステアリング&シフトノブが装備される。

嬉しいけど、触り心地は触れたことがない感触です。

本革巻きハンドルの質感ハンドルの革は硬く、肉厚も感じられない。ウレタンと革の中間みたいな感触

シフトノブの革はカチコチなくらいで、ホントに何かわからない

シフトノブは常時触れるわけではないし、交換も簡単だろうから良いとして、ハンドルの革には期待しすぎないほうが良いです。

グリップ力はわるくない

ハンドル表面の摩擦力これは、操縦性としても重要な部分。摩擦力が強いほうが、力を入れず、遅れることなく操作できて、クルマからの反応もしっかりと感じられます。

WR-Vのハンドルでは、革の感触は独特。一方で、グリップ感は悪くないです。

筆者の理想は、握れば滑らかな感触、そおっと撫でれば、吸い付くグリップ力。そういうクルマもあります。ただ劣化もします。

アームレストの合成革は気持ちいい!

左腕を乗せるアームレスト、合成皮革の感触だけど、柔らかくて気持ちいい。上質な牛革って柔らかい傾向。若い牛ほど柔らかく希少で高価。

プライムスムースコンソールボックス

この日は半袖シャツだったので、肌触りの良さが味わえました。

ネット見ると、コンビシートもアームレストもプライムスースとのことですが、さわった感触は別物。
シート脇のプライムスムースは硬くしっかりした感触です。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」一部の画像は拡大します。

メーター(昼間)メーター(夜間)

動画:内装質感と使い勝手

WR-Vの内装解説、質感と使い勝手で思ったこと。フロントシート、リアシート、ラゲッジスペースと触れています。

WR-V・内装質感と使い勝手

ホンダ WR-V

ホンダ

WR-V

  • 試乗グレード:“Zプラス”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2024年式
  • 型式:DG5
  • 新車価格:249万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • 型式:L15D

その他概要

  • ボディサイズ:4325×1790×1650mm
  • 車重:1230kg
  • 発売開始時期:2024年3月〜
試乗レポ・ライター

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