間違いいっぱいの自動車選び。ホンダ・WR-Vの試乗レポート。
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ホンダ・WR-V(DG5)グレード「Zプラス」、2024年式です。
WR-Vのリアシートは特等席と呼べる空間。210万円スタートのSUVで、これ以上のリアシートはあるのかないのかと思うレベル。
リアシートの魅力で最も大きな魅力は、着座姿勢に優れ、快適に座れる設計。広いだけなら軽自動車だって広いし、フィットやヴェゼル、フリードだって広い。
WR-Vはシート背もたれ、座面、足元。これらの角度や硬さ、位置、こうした要素に一貫性があって、座りやすく作られています。
筆者の身長は172cmと平均的。もう少し小柄な方ですと、座面が長すぎかもしれません。そこは、座面先端が柔らかいので、膝裏への圧迫感は小さいと考えられます。
アルファードみたいなキャプテンシートを望まなければ、もしくは足を投げ出して座るセダンを望まなければ、極上とも。
またシートバックには高さがあるので、ヘッドレストを伸ばさずとも座れます。
足元は先端が盛り上がっていて、足を置くのにちょうどいい!
これは無意識にフットレストとして機能しますから、運転が荒いドライバーに同乗したら、踏ん張って体を安定させてと、機能するはずです。
スペースだって広いです。
写真は助手席を最も後ろに下げた状態で、その後ろに座っています。
圧迫感もしくは乗降性で足の運びに制限がでるものの、普通に座れます。
シート自体のクッションではスッと沈んで底突き感ないのが良いです。薄べったい感じじゃない。
ドアトリムは相応に立派。加飾や切り替えが入ります。アームレストも標準装備。ドリンクは片側3本、置ける計算です。
今回は上級グレードのZプラスなので、腕を置く部分など、もう少しを望みたいところですが、言い出したらキリがありません。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
WR-Vのリアシートで感じた、快適性の高さ。
WR-Vのリアシートは、シートアレンジなどユーティリティ性能が低い代わりに、シート自体が立派です。
筆者の感覚ですと、フロントシートよりよほど座りやすく、しっかり落ち着いて座れます。
着座位置は高く、ソファに座る感覚ではないものの、スッと凹んで体に吸い付くクッション性が良いです。
凹んでほしい部分が凹む上に、快適な着座姿勢。どこも違和感なく座れます。
フロントシートは小ぶりです。特にショルダーは小さく絞られ、ヘッドレストも小さい。
こうした部分もきっとリアシート優先。穴が開いているヘッドレストほど、限界に挑戦はしてないけどね。
リアのウインドーは全開まで開きます。
さらに!中央にはエアコンダクト付き。これがない車種でも足元にダクトが伸びているわけですが、直接体に風を当てるのは効率が良いです。特に夏のクーラーだとね。
給電ポートはあるだけ良いと思える12Vソケット。15Aタイプです。
オプションでUSB給電ポート(5V3A)が追加可能です。
WR-Vのラゲッジスペースについて。
横に広いから使いやすいと感じるWR-Vのラゲッジスペース。大きな荷物以外、奥に入っちゃうと取りにくいからね。だったら幅広がいいという理屈。
スペースは手元のメジャーで図ってみました。
奥行きは中央部で84cm。横幅は狭い部分で100cm。
ボディ全長を考えると、奥行きは広く確保されています。全長4500mmのミドルクラスと勝負できるスペース。
幅はもっとも狭い部分がフラットに作られていて、荷物を積みやすいと思います。
テールゲートを開けて、上がる高さは他のSUV車と同じくらい。閉める重さはけっこう重いです。
開けるときは、ギスギスせずゆっくり開いてくれるのが好ましいけど、閉める時はグッとチカラが必要です。
今回のWR-Vは登録から3ヶ月、距離5000km。まだ新しいのが影響しているのかもしれません。
トノカバーがリアウインドーと同じようなサイズ形状。テールゲートを開けている間、外さないといろいろ不安です。
後ろから中が見えないし、中からは外が見えず。
トノカバーは紐でつられているタイプ。フックから紐を外せば取れるけど一癖あって...。
簡単に外す方法、次ページで取り上げています。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」一部の画像は拡大します。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。