間違いいっぱいの自動車選び。フィット(2021年式)の試乗レポート。
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ホンダ・フィット(4代目GR3)「e:HEVベーシック」です。
親しみやすく、ミニバン風とかお部屋的なテイストのインパネデザイン。特徴はフラットで奥行き長いダッシュボード。
開放感高い造形に、各所に配色される差し色はホワイト!エアコンスイッチやステアリング、ドアハンドルなどに配色されます。
これら総合して、質感というより親しみやすいデザイン/造形だと思いました。
ダッシュボードはフラット大面積。開放的でルーミーな印象を受けます。
メーター〜助手席前の高さは、適度な高さでバランスされているのでしょう。違和感は感じません。
ナビモニターはインパネ内にデザイン。心理的な圧迫感がなくて、運転の邪魔にもなりません。
薄くミラー調の処理が施された液晶部はなかなかキレイ。外光の反射を抑えていると思われます。
操作感は今ひとつ。押し心地や回し心地はお世辞にも良いとは言えません。
特に押し心地は、最近では珍しいくらいにストローク量が短いです。
オートしか使わなければ問題ないでしょうし、マニュアル操作される方にはちょっと気になる部分だと思います。
レバー類の操作は一般的で使うのに困りません。試乗したフィットでの操作感はちょっと固めでした。
ワンタッチは3回点滅、逆方向に軽く動かすとキャンセルできます。
ふと気づいたのは、ワンタッチウインカー(オートリリース)機能のOn-Offが可能でした。
「AUTO」のポジションでオートハイビームも機能。手動点灯の位置でハイ・ロー切り替えも手動です。
オート時、パッシング操作(手前に引く)で、オートハイビームをキャンセルできます。これが便利です。
ステアリングスイッチは左手側が各種機能の設定、右側がACCの操作。
操作はシンプルでわかりやすいものですが、メニュー階層がわかりにくいと感じました。
またメインのロータリーホイールは、反応の悪さを感じる時もありますので、一呼吸置きながら操作すると快適に操作できます。
落ち着いたデザインのドアトリム。質だって悪くないです。
コンパクトカーってここで個性が演出されていたり、極端に質感が低かったり。気にしたらきりがないほど微妙な事がよくあります。
フィットは差し色のホワイトに遊び心を感じますが、全体的にはフォーマル志向。
違和感を感じず、使い勝手も問題ないデザインだと思います。
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
センタータンクレイアウトって、リアシートは広いけど助手席は狭い。実は完璧じゃないです。
でもこのフィット4、今までと比較すれば広くなった様子。
シートは以前より後ろまでスライドすると思われますし、乗降時に足が引っかかる感覚も少なくなった気がします。※体感的な感想です。
なお荷物置くには、相変わらず構造物が邪魔になります。
2人乗車時は、シートがもっと後ろまでスライドしたらなぁ、なんて感じる一方、リアシートに乗員いる時は、前に出さなくてもOKという余裕。
結果、複数人乗車時の助手席は、ライバル車より広いスペースを確保できます。
コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。
4代目フィットのAピラー(写真の部分)は特徴的な構造です。
手前側の太い部分がメインピラー、奥の細い部分がサブピラー。一般的なモデルとは逆の作りです。
外からボディを見ても気にならないのは素晴らしいデザイン。でも運転席に座ると意外と圧迫感あります。近すぎるって感じかな。
走行中の死角を考えると、近い事は好ましいです。
斜め前、コーナーの先とか横断歩道を渡る通行人とか、確認するのに困ることが少なかったと思います。
どんなに視界が広くても、空ばっかり見えたって意味ありません。
筆者にとって最も大事なのは、ボディ4隅やタイヤ位置のわかりやすさ。なんとなくでも掴みやすいクルマってあります。
フィットはここが残念。日々運転しながら徐々に慣れていく感じでしょうか。
ダッシュボードの奥行きが長くて、位置も高め。加えて個性的なAピラー構造。
ミニバンみたいな感覚ですから、「小さくて運転簡単そう!」と思い込みせず、ぜひ試乗して評価されてみて下さい。
左サイドや左後ろの目視は簡単です。
特に斜め後ろは、リアシートの広さが効いていて、乗員がいても目視しやすいです。
リアシート狭いクルマですと、窓の位置に乗員が来て、見えないか遠慮しちゃう時がありますから、これは大きいです。
インパネ〜リアシート、内装の印象と車両感覚の重要性について。また小ネタ的に小さな長所短所もピックアップしています。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
試乗中は睡眠時間はわずかで長時間集中し、動画撮影中はおしゃべり。
まるでブラックw なのでドリンクの消費量は多いです。
そんな時にフィットの破壊力!センターコンソールにいっぱいドリンクを置けちゃいます。
このままでも以外と倒れないけど、ペダル下に転がったらたいへん!
市販のカップホルダーを固定すれば、5本か6本、置けちゃいそうです。
FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。