自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

2022年記事 ホンダ
 & 

フィット(ハイブリッド)試乗評価
「4」燃費とリアシート

間違いいっぱいの自動車選び。フィット(2021年式)の試乗レポート。

4ページ目です!

「試乗時の燃費、内装(リアシート)」

ホンダ
  • グレード:“ベーシック”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:200万円
  • デビュー年:2020年2月〜
フィットの内装インパネフィットの内装2

試乗時の燃費

4代目フィットHV・燃費

「1日走行しての燃費」、「渋滞中の燃費」、「テーマを定めた燃費チェック」を行いました。

1日走っての燃費

燃費1

1日で230km走行し、表示された燃費は23.9km/L

市街地をメインに山道も走行し、エアコン(冷房)も使っての燃費です。

燃費だけみればもう1割を望みたいところですが、快適性とバランスされているところがフィットの良いところ。

燃費が大事だけど、燃費スペシャルだとちょっときつい、そうした場合に良い選択肢かと思いました。

渋滞時の燃費

燃費2

3時間で30km走行。平均時速10kmで走った平日の夕方、燃費はこのような感じでした。

表示された燃費は21.7km/L

暖房使って、渋滞中でこの燃費。ハイブリッドの良さが光るシチュエーションです。

ヤリスHVやアクアと比較すれば、燃費で劣勢な分、快適性で有利。ノートと比較すれば、大雑把にいい勝負。そうした感想です。

テーマに沿った燃費チェック

交通量の減った夜間、不確定要素を減らして燃費チェックを行いました。

今回のテーマは、「タイヤ空気圧を変えたら燃費変わる?」という内容。動画を撮影しながら、クルマの特徴を口にしながら走ってきました。

空気圧変えたら燃費変わる?ハイブリッド編

定めたコースを3周します。1周目を車両指定の空気圧、2周目を+0.2キロ、3周目を-0.2キロ、の空気圧で走ります。

外気温は5度前後、乗員は2名乗車、エアコンOFFの暖房ON。

1周目

燃費31周目、車両指定の空気圧(Fタイヤ2.4キロ、Rタイヤ2.3キロ)で走行します。

燃費は28.8km/Lでした。

2周目

燃費4

2周目、+0.2キロ(Fタイヤ2.6キロ、Rタイヤ2.5キロ)で走行します。

燃費は28.6km/Lでした。

3周目

燃費5

2周目、-0.2キロ(Fタイヤ2.2キロ、Rタイヤ2.1キロ)で走行します。

燃費は30.0km/Lでした。

燃費チェックの詳細

コースの距離は1周24kmです。

  • 1周目・・・28.8km/L (Fタイヤ2.4キロ、Rタイヤ2.3キロ)
  • 2周目・・・28.6km/L (Fタイヤ2.6キロ、Rタイヤ2.5キロ)
  • 3周目・・・30.0km/L (Fタイヤ2.2キロ、Rタイヤ2.1キロ)

※圧力単位はkgf/cm2。2.4kgf/cm2は約240kPa。

できる限り同じように加速し、同じ速度で巡航、しての結果です。最大で1.4km/Lの燃費差が見られますが、タイヤ空気圧の影響があったかといえば微妙です。

燃費走行、終わっての感想

空気圧に関して

数値が誤差の範囲ということに加え、予想した増減とは異なる傾向。わずかな運転の差とか、ハイブリッドの制御による差とか、そうした差と推測します。
というかほぼ一緒という結果ですね。

ここまで燃費の良いハイブリッドですと、空気圧より他の要因が及ぼす影響が大きいのではないかと推測します。
するとタイヤは、安全かつ快適性もバランスされた基準値が好ましいと思います。

エンジン巡航に関して

予想ですが時速70〜80km以上で、エンジン巡航モードが使用されそうな様子。もしかしたらこの領域を使うことで燃費が明確に伸びるかもしれません。

ここは予想の範囲なので、ハッキリしたことはわかりませんでした。もし、時速60kmとか65kmあたりでエンジン巡航されてないとすると、今回の燃費チェックは条件悪かった可能性があります。

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

内装:リアシート

4代目フィットHV・リアシート

フィットも4代目になり、座りやすいリアシートになりました。旧フィットや他車では、広いけど座りにくいとか、アップライトにしてスペースを稼ぐとか、いろいろあります。いろいろありますから、座りやすさが特徴になります。

着座姿勢と座り心地

座面と背もたれの角度やシート高など、無理がないデザインだと思います。

リアシート1リアシート2

適度に畏まったくらいのポジションです。実際には大股でだらんと座ってます。撮影だけ正しく座ってます。

カラダの左右、腕から外側の余裕も、軽自動車とは全然違います。可能ならもっと内側に座らせてほしいですが、それは贅沢というものでしょう。

座面はかなりやわらかく、厚みも感じさせます。手で押せば深くグッと沈みます。

リアシート3リアシート4

サスペンションが縮んだ方向の衝撃はこのクッションがサポートしてくれます。

サスペンション伸び側は、このハイブリッドモデルですと抑えられています。むやみに伸びたり跳ね上がったりせず、縮み側も合わせればライバル車より乗り心地良く感じられます

スペース的な部分

スペースは御存知の通りです。Bセグコンパクト最大と思われるスペースが用意されています。

リアシート5リアシート6

写真左:身長172cm、膝前にペットボトルが縦に入ります。
写真右:身長182cm、膝前にペットボトルの太さ1.5本分です。

コブシで測ると、コブシのサイズに1.5倍くらいの差がありますので、ペットボトルを入れてみました。

ヘッドレストは伸ばして座る必要あり

ヘッドレストは縮んだ状態だと邪魔になる(背中に当たる)ので、伸ばして座ることになります。

リアシート7リアシート8

 

 

 

フィットに限ったハナシじゃないけど、面倒です。降りる時は、収納していくのがマナーってものかな?

ユーティリティ的な部分

シートバックのスマホポケットはハイブリッド専用装備です。
装備というほどのものではないので、表現が難しいw

リアシート9リアシート10

 

 

 

写真右、シート下は構造物がないので、邪魔になりません。かかとの位置に自由が生まれるので、乗り降りが楽ちんです。

シートアレンジは当たり前すぎるので割愛します。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

内装:ラゲッジスペース

4代目フィットHV・ラゲッジスペース

ラゲッジスペースに関してはガソリンモデルのページに記載しています。

ここでは写真メインでちょっとだけ。

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

低くて使いやすいラゲッジスペースはフィットの長所。
ハイブリッドモデルだと、床の奥に出っ張りがあります。

ラゲッジスペース3ラゲッジスペース4

ラゲッジスペースの奥行きは手寸で70cm。コンパクトカークラスでは60〜65cmというイメージですから、広いと思います。

コンビニフックも役立ちます。

ラゲッジスペース5ラゲッジスペース6

テールゲート開閉は、特別軽いとは感じませんでしたが、動きがなめらかで重さを感じません。

フロアには前側半分がバッテリーのスペース、後ろ側にはアンダーボックスが用意されます。

メーター(昼間)メーター(夜間)

動画:燃費チェック

タイヤ空気圧を変えながらの燃費チェック。ハイブリッド編です。乗り心地の変化にも触れながら、走行中の様子を動画にしています。

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比較と評価総合

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“ベーシック”
  • ミッション:-
  • 年式:2021年式
  • 型式:GR3
  • 新車価格:200万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • 型式:LEB

その他概要

  • ボディサイズ:3995×1695×1515mm
  • 車重:1180kg
  • 発売開始時期:2020年2月〜

FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。

試乗レポ・ライター

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