評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。「N-BOX(2015年式)」。
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ホンダ「N-BOX(エヌボックス)」「型式:JF1」の試乗レポート。
N-BOXのラゲッジスペースは広い!何が広いって奥行きが長い。中央の最長部分でちょうど40cm。
微妙に使い勝手に悩むラゲッジ奥行き。これなら5cmでもフロントシートに回して欲しいモノだが、アピールはしやすいと思うしそれがビジネス。そう思ってしまうほど余裕がある。
「助手席が広い」なんてアピール聞いたことないからね。
実際に使用する時には、大きな荷物はリアシート足下に積むだろう。フロントシート下に転がってしまわないモノならみんなそこに置くのが普通かな。
4人乗車だってバッグは足下に十分置けるし、化粧品が入った重いバッグでも膝上に置かなくて良いし。
さらにN-BOX、標準状態ではリアシートがスライドしない(グレードによりオプション設定)。
ラゲッジは何に使う?普段あまり利用しないけど、あったら便利なモノを積んでおく感じかな。
画像左。リアシートを倒して大きな荷物を積む際は、ラゲッジフロアの低さが役に立つ。単純にラクだよね。ガソリン残量半分の状態で、実寸50cm弱。
フロアが低ければ天上も低い?開けたハッチドアの高さが低く感じられ締めやすい。上まで目一杯活用される方は少数派だろうから、低い方が実際使えると思う。
画像右。リアシートを前倒しにした際には段差が出来て、フラットにする方法はわからなかった。ワンタッチで前に倒すと、写真のような段差ができる。
リアシートを前倒しするのは簡単。ワンタッチでポコンと倒せる。
しかし戻すのはワンタッチじゃない。まず座面ごと背もたれを起こし(画像右)、次にレバーを引いて座面を下げる(画像右)。フィットなどでもお馴染みの方式。
レバーは軽いチカラで引けるんだけど、手が汚れる心配があって不快。女性意見では不評だった。
これを見ると、ラゲッジ不要なんじゃないかって思う。リアシート足下が荷室になるんだからね。
大事なのは、フロントシート下に荷物が転がらないようにご注意を。あとできれば、万が一の際に危険なモノはリアシートより後ろが望ましいと思う。事故の可能性はゼロじゃないからね。
内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
広いだけじゃない?軽自動車No1を記録するN-BOXの魅力と長所短所など。
乗ってわかった細部の長所短所。
リアシート足下が広いクルマにとっての必需品、エアコン吹き出し口。
これがないと、前席は暑くて、後席は寒いとかなっちゃうからね。
でもN-BOXの場合、足下広すぎて風が届くかは微妙。実際にリアシート座って、これ無いかと思って、覗いたらあったという次第。
そういやタントも、風量全開にして手探りでやっと見つけたから同じようなモノだった。
試乗したN-BOXには電動スライドドアは付いていなかった。
だから手で締めるんだけど、これが固い。まだ新しいというのがあるかもしれないけど、普通に締めた感覚だと普通に半ドア。
外から締める分にはまだいい。視覚的に半ドアがわかるし、年月経って馴染めばまた変わってくるかもしれない。
しかし内側からはキツイよ。男性だとなんとかなったけど、女性は1回で締められた事はなかった。
原因はBピラーが前寄りでフロントシート脇の狭いところにノブがある(前ページの拡大画像を参照下さい)。チカラが入らないんだよね。テストされていない様なこの作りは、電動スライドドアがデフォって事だね。
ウインカーは軽く操作で3回点滅するタイプ。レバー自体は軽く押した後、元の位置に戻り、ウインカーは3回点滅する。
このタイプの弱点は、間違えたりやっぱり引っ込めたい時、消す方法がわかりにくい。
たしかスバルかマツダでは、逆方向に動かしたら止まった気もするんだけど(記憶)。
N-BOXでは反対に動かしたら反対が3回点滅してしまった。現在のトコロ、取り消す方法はわからず。
ドアミラーは下3分の1が湾曲した広角タイプ。わかりにくい写真でごめんなさい。
昔から見かけるタイプで、そのたびに使いにくいとか思っちゃう。でもN-BOXでは湾曲がほどほどで、なんとか使えた。
N-BOXのサイドブレーキは足踏み式。でこのペダルが走行中、足のすねに当たるほどのギリギリ設計。
だからかもしれないが、ペダルの重さは超安全設計。今まで踏んだこと無いほど重かった。遊びも極小。
女性ドライバーがつま先で踏むのはかなり厳しく、足底でガッツリ踏める靴を選ばなきゃいけない。
試乗したN-BOXを各部分ごとに見てくると、当サイト評価では珍しく褒めてばかり。実際に購入したワケじゃないけど、約300kmほどの試乗で感じた内容に偽りはない。
そこで総合的に見てみる。すると操縦性に関してアンバランスな部分がある。
例を挙げます。同ホンダのアコードハイブリッド。
軽く滑らかなハンドルの回し心地とゆったりした特性は高級車のよう。
柔らかなサスペンションやシート、パワーの立ち上がり方などもまとまりがいい。サルーンって感じが強い。
あんなに無骨なボディデザインでも、パーキングレベルからラグジュアリーな雰囲気を得られる。
それから日産スカイラインクーペ。
ドアを開けるところからクラッチペダル、シフト操作などあちこち重く、ブレーキペダルは剛性高いし、低速ではハンドルは重ったるい。
内装はただの乗用車だけど、統一感あって操作感からスペシャリティな雰囲気を得られる。
N-BOXに戻る。ステアリングだけ過敏だよね。タイヤの空気圧も高めっぽい。シートだって良いんだけど日産デイズみたいなタイプの方がマッチするんじゃないのか?
実はまだ新しいN-BOX、こうした部分は時期型に期待したいところ。なにしろ2011年デビューの新しいプラットフォームみたいだからね。
良い点。ラゲッジ下にアンダートレイが付いている。フロア低いのに流石!
サイズは最小限なんだけど、使いみち考えるのも楽しいんじゃないかな。
秘密の隠しトレーにしてもいいし、汚れた何かを突っ込んでもいいしね。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。