試乗比較とレビュー、間違いいっぱいの自動車選び・ホンダ

ヴェゼル「マイナー後HV/3」
ステアフィールと加速感

間違いいっぱいの自動車選び。マイナー後・ヴェゼル試乗レビュー。

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「個性強いステアフィール、滑らかなハイブリッドシステム」

  • グレード:“e:HEV Z”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:320万円
  • 新車価格帯:290〜360万円
  • デビュー年:2021年4月〜
ヴェゼル・内装(昼)ヴェゼル・内装(運転席)

ホンダ・ヴェゼル(マイナーチェンジ後・2024年式RV5)ハイブリッド・グレード「e:HEV Z」の試乗レポート。
2024年のMCで乗り味が変わり、内外装も変化しています。

  1. ヴェゼル(後期)マイナーでの進化は体感できる?
  2. ヴェゼル(後期)燃費、乗り心地、静粛性
  3. ヴェゼル(後期)ハンドリングと走りやすさ
  4. ヴェゼル(後期)内装(フロント&リアシート)
  5. ヴェゼル(後期)小さな長所短所

関連ページ

  1. マイナーチェンジ前のモデル
    ヴェゼル・ハイブリッド(グレードX)試乗レビュー

試乗:楽しい!難しい!ステアリング操作

ヴェゼル(MC後):ステアリング

2024年マイナーチェンジ後のヴェゼル。18インチタイヤを装着するe:HEV Zでのハンドリング印象。

マイナー後ヴェゼルのPRポイント

  • 縮みやすく、伸びにくいサスペンション。
  • フロント動きやすく、リア硬め。最も危険な状況を避けるバランス。
  • 2名乗車の状態で、ブッシュの1G締め。

良い?悪い?個性強いハンドリング

滑らか!楽しい!難しい!様々な印象が同居するヴェゼルのハンドリング。

  • 中心から切り始めは反応ゆるく、またスムーズ。
  • 大きく回していくと、ステアリングギヤ比が敏感なようにクイック。
  • 回し心地は軽く、反力変化弱く、タイヤの設置感、クルマの行きたがってる方向は感じにくい。
楽しい!でも難しい!

ステアリング1集中力高い時は「滑らか、難しい、でも楽しい」と感じました。
でも疲れてる時には「手元フラフラ、走行ライン掴みにくい」。また「ラクでもあって難しくもある」どっちもあるから個性強いです。

筆者の運転している様子は、動画をご覧ください。
集中してしっかり乗れている時と、疲れて修正ばっかりしてる時と、両方わかりやすいです。

ゆるい部分とクイックな部分が同居

補足していきます。直進から緩いコーナーで使う高くは、ハンドルの応答性弱く、細かな操作も遅れて反応する感覚。一言で言えば曖昧です。

ステアリング2サスアームの間に挟まるゴムブッシュが、スムーズもしくは柔らかい。ブッシュは潰れながらサスを動かすわけですから、滑らかさと引き換えにダイレクト感やレスポンスを失います。

もしかしたらプラスしてタイヤ。直進時のグリップ力を落として=反応弱くして燃費を稼いでいるタイプなのかもしれません。

回す量を増やすとクイックなのは、奥のギヤレシオがクイックだから。
(マイナー前のZがVGAだったので、多分こっちもVGA)
交差点で想像より切りすぎて、戻す場面がありました。たとえ指1本2本分でも、気持ち良いものじゃないです。

取り回しはラク

シフトセレクターハンドルの回し心地は軽いです。反応の弱さもインフォーメーション不足も、重ければ気になりにくいもの。軽いから気になりやすいというのはあります。

一方で、軽くて大きく回せばクイクイ曲がる。つまり狭いところでは切り遅れることがなく、取り回しがラクです。

ブッシュ1G締め、経験から思うこと

ヴェゼル(MC後):フロントタイヤ

ゴムブッシュの1G締め、設置状態を作り出してボルトを閉める、それによりブッシュのねじれをなくす技術です。
ねじれをなくせばスムーズに動きやすい。という理論。

工場ではひと手間かかるでしょうが、ここがホンダの凄さ!筆者も所有車ではいろいろやってきたので、効果と変化は体感してきました。

効果、長所もあるし短所も

ボディデザイン・サイド結論としては長所もあるし短所もある
足回りが動かないクルマですと、乗り心地よくなります。足回りが動きやすクルマだと、ハンドルが曖昧になります。

例えば、古くなって弱くなったショックアブソーバーをそのままに、ブッシュだけ新品で柔らかいゴムに変更すると、反応減って上手く運転できません。

こんな感じなので、好みで言えば、ヴェゼル買ったら逆にブッシュをねじって抵抗にして、試してみたいなと思います。

WR-Vとの差別化狙い?

ヴェゼル(MC後):WR-Vと比較

このヴェゼルは、「ハンドル真っ直ぐなら直進するんでしょ」的に乗るか、「ブッシュの潰れまで楽しむか」的な、マニアックにストイックにと対話しながら乗るか

ふと思いました。この中間、普通のクルマ好きは?

ヴェゼルのガソリンモデル的存在として、今はWR-Vがラインナップされます。WR-Vは普通にレベル高く走りやすいハンドリング。

上下関係を作るための乗り味?

乗り心地もハンドリングも、WR-Vとヴェゼルの違いは大きく、両車の特徴を明確にするために、ヴェゼルはこうした特性なのかも、なんて思いました。昔で言えばトヨタの高級車、そんな日本車的な上級感が加えられたのかなと。

e:HEVハイブリッドの質感と加速感

ヴェゼル(MC後):エンジンルーム

2024年マイナーチェンジ後のヴェゼル、ハイブリッドシステムの質感や加速感、ドライブモードについて。システム型式は「LEC」1500ccエンジンのハイブリッドです。
印象は、唐突感なく力強く、速度出てればエンジン静か!

唐突感なく力強く

e:HEVってこんなに洗練されてたっけ?と感じるくらい、マイナー後ヴェゼルのハイブリッドシステムは印象が良いです。

エンジンルーム1エンジンルーム2

アクセル踏んだ時の、トルクの出方、巡航中にエンジンかかった時の音や振動、アクセルOFFにした時の減速感。

ほんの少しずつ、操作した瞬間の変化が滑らか
特に全開での加速では、唐突感なく力強く、ふわ〜〜っとシートバックに体重を預けるカタチで長く加速していきます。

静粛性も高い

エンジンルーム3上記の加速中、エンジン音は上がって下がってを繰り返しますが、うるさいと感じない範囲の音量で聞こえてきます。
この適度な音量が、他の1500ccハイブリッド、ホンダe:HEVとの違い。擬似的なステップ制御がお嫌いな方でも、これなら許容範囲かも。

速度を上げての巡航中なら、エンジンノイズも静かです。静粛性的に低音域が目立つノイズだから、そこに上手く、エンジンノイズが隠れます。
速度が低い時にエンジン始動すると目立ちます。この時は他のハイブリッド車と大差ありません。

シフトセレクターとドライブモード

ヴェゼル(MC後):シフトセレクター

シフトセレクターにDレンジとBレンジ、ドライブモードセレクターにスポーツ・ノーマル・エコ、減速セレクターに4段階。豊富な走行パターンから選べます。

扱いやすのはノーマルモード

ドライブモードと加速感・減速感の印象。

  • スポーツモード・加速は盛り上がり出てe:HEV的に。アクセルOFFでの減速も、気を抜くとコクっとくるくらいにメリハリつく。
  • ノーマルモード・加速も減速も唐突感なく運転しやすい。
  • ECONモード(エコモード)・アクセルペダル操作に対する特性は相当にゆるい。よほど細かい操作で燃費を狙う時に。

各モードでの変化が大きく、走りやすいのは結局ノーマルモード。スポーツモードでは全開時の盛り上がりも変わります(バッテリー等の条件良ければ)。

スポーツモードでは選べる減速セレクター

ドライブモードセレクタースポーツモードではアクセルOFF時の減速力(回生ブレーキ強さ)を固定して設定可能です。停止中に減速セレクターを操作することで4段階から選べます。

ノーマル及びエコでは、減速中にセレクター操作することで、一時的に回生ブレーキを強めるために使えます。シフトダウンのように使って気分良く。


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

試乗:コーナーリングと挙動

ヴェゼル(MC後):タイヤ

2024年マイナーチェンジ後のヴェゼル、e:HEV Zでペース上げてコーナーリングした時の印象。

ペース上げてみた程度ならなんてことなし

ちょっとペースを上げて、ハンドル戻しつつ全開で立ち上がる。常識的な速度で楽しむ場合は、挙動変化は抑えられ、ステアフィールの変化も感じられません
加速力だって弱いわけじゃないのに、何事もなくスイスイ。

手応え楽しむなら?

フロントタイヤ楽しむならもっとペース上げて、けっこうな高速域に対応、なのかも。限界性能だってきっと高い。

考えてみればタイヤは「225/50R18」サイズ。車重1380kgからすればグリップには余裕すぎるサイズ。しっかり設置さえさせていれば、200馬力オーバーだって不足ないタイヤサイズですからね。

試乗:ブレーキの印象

ヴェゼル(MC後):フロント斜めボディデザイン

ヴェゼルe:HEVのブレーキ印象。日常でのペダルタッチの軽さやストローク量から、日常での扱いやすさが重視されている様子。一方で強く踏んだ時は...もうちょっと。

日常でのブレーキは扱いやすい

ブレーキペダルは軽いタッチでストローク量長い。けど、細かな操作に反応してくれるので扱いやすいです。
特に繊細な手前側の領域。ここが扱いやすいので、普段使うほとんどのブレーキは不満なく扱えます。

強いブレーキ時はペダル剛性欲しい

ブレーキペダル想定外の赤信号で強くブレーキ踏む、スポーティ走行で減速を楽しむ、なんて時。

ペダルのストローク量が長い上に、奥でブニュッと手応え欠くので、剛性感ないねという印象に。

奥まで踏まなきゃ問題ない。ちょっと強めのブレーキでも問題なし。それ以上求めると、減速力の変化の割にペダルが奥に入っていく感覚です。

ホンダe:HEVの中でもヴェゼルだと気になる。マイナー前でもそうでした。
本音は、強く踏まないとしてもブレーキですからカッチリした安心感が欲しいです。

試乗:ボディ見切りと車両感覚

ヴェゼル(MC後):見切りと車両感覚

コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。

左右Aピラー

3角窓のないAピラーはスッキリ感じられて、視覚的な邪魔になりにくいです。

Aピラー左Aピラー右

左側の車両感覚は、乗りにくいってほどじゃないけど明確にはわかりにくい。並です。

クルマの大きさ感でいうと、フィットよりはよほど大きいクルマという感覚。一方でWR-Vよりは気楽に馴染むサイズ感という印象。

ライバル関係で並べると、ホンダWR-Vはより高いボリューム感。
トヨタのカローラクロスはヴェゼルよりボディ小さく感じられました。

ボディ前方

ボディ前方はボンネットが見えます。自分のドラポジだと、運転席側は見えて助手席側は見えないです。体起こして覗き込むと見えます。

車両感覚・左車両感覚・右

感覚的には、ボンネットは中央が盛り上がり、外側が低く。運転席からの視界ではそう見える(実際は逆)。

たまに乗るくらいだと相変わらず同じ感想。慣れれば普通だと思います。

微妙な注意ポイント

車両感覚・フェンダー

これは他のSUVにも通じるポイント。ヴェゼルだじゃないです。

フェンダーの盛り上がりから外側が大きく張り出していますので、ぎりぎり狙う時は慎重なくらいがちょうどいいです。

写真で手をおいているのが運転席から見えるかどうかの部分。右側がタイヤ。

その他、視界や見切りに関する部分

斜め後ろの視界。この時の助手席位置だと、なんとなく確認するという感じになります。もしくは、隙間から見ようとすると時間がかかる。

時間かかるということは、他の周囲確認がおろそかに。その間にもクルマは進みます。ほんとはドアミラーの位置をしっかり定めて、ミラーで確認の方が良いと思っています。

斜め後ろの視界ルームミラー

フロントウインドーが小さいヴェゼルに合わせて、ルームミラーは考えられています。縁(フレーム)は狭額と言っていいくらいの薄く狭いミラーです。

邪魔に感じないナビモニター

ナビモニターと視界

ナビ・ディスプレイオーディオは位置的に遠く感じられ、圧迫感がありません。

これには高さが低めに抑えられていることや、周辺のベゼル(フレーム)が切り詰められていることも関係しています。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部画像は拡大します。

ヴェゼル・ナビゲーションヴェゼル・メーター(昼)

動画:ゴムブッシュの効果とわかりやすさ

ヴェゼルのサスペンションブッシュは「2名乗車状態で1G締め」とのこと。その作りが体感できるかという乗り心地比較と、ハンドル握って感じるゴムブッシュの動きやすさを走りながら。

ヴェゼル・ブッシュ1G締めに関する動画
ヴェゼル

VEZEL(ヴェゼル)
  • グレード:“e:HEV Z”
  • 型式:RV5
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:320万円
エンジン概要
  • 排気量:1500cc+モーター
  • エンジン型式:LEC
その他概要
  • 車重:1380kg
  • ボディサイズ:4330×1790×1590mm
  • 発売開始:2021年4月
  • 新車価格帯:290万円〜360万円
試乗レポ・ライター

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レビューワー・著者情報

ヒラリー男爵

ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。

経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。

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