間違いいっぱいの自動車選び。スイスポ、6MTモデルで感じた特徴。
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スズキ、4代目スイフトスポーツ(ZC33S)2017年式、試乗レポート。
評論家様が高く評価するスポーティコンパクト。ターボエンジンを搭載しパワフル志向に。
試乗してわかった細部の長所短所について。
左の画像はドア開口部の上に装着されるアシストグリップ。スイフトのそれは折りたたみ式が採用されていた。固定されたタイプと比較すると頭をぶつける心配がない。材質は固く変形しにくく、握りやすさも問題なし。
右の画像は助手席シートベルトの上側。助手席側にもリフターが付いていて、ベルトが首にかからないように調整できる。
スイフトが一生懸命作られたクルマであることを感じさせてくれるのが、ナビゲーションの取り付け位置。
”敢えて”か”仕方なく”かは分からないけど、クルマの特徴からしてピッタリ好ましい場所にレイアウト。
流行は、インパネ上部とか高い位置。これが例えばミニバンなど、レジャーでナビ使用率が高いであろう車種なら好ましい。
でもそうじゃない車種なら、「流行なのでココにしました!」って感じ。
ナビのモニターって眩しいし、上に飛び出ていれば視界や車両感覚に悪影響がある。
スイスポのナビは見下ろす位置だから、ナビ使用時の視認性はちょっと劣る。しかしその分、ナビが必要ない道では運転しやすさとしてメリットが感じられる。
ナビを頻繁に使うユーザーより、日常的な移動を重視したデザイン。スイフトというクルマの特徴にピッタリのデザインだと思う。
ハザードスイッチはインパネ中央の最上部。スイッチは光沢など飾った装飾がされないので、目障りでないのはドライバーに優しい。
位置的にはちょっとドライバーに優しくない。遠いんだよね。体を起こさないと手が届かない。近めにドラポジを取っていてもそう。
これは軽自動車でも見受けらるし、遠いだけならよくあること。
気になるのはその下に、スイッチを配置できそうな場所がある。防犯アラームの光が点滅しそうな場所。ここを逆転してデザインしてくれれば、逆に気配りを感じるくらいなのにもったいない。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
運転中のドリンクは必須だから、その使い勝手で車内快適性が変わってくるのがドリンクホルダー。
センターコンソール(前席左右の区切り)に設けられたドリンクホルダーは、シフトセレクターの前方。MT車でもシフト操作に影響なく使える好ましい場所。
左の画像は500mmlペットボトルを2本並べた画像。不安定に見えるが走行中も問題なし。右の画像はコンビニのコーヒーを置いて、その隣にペットボトルを置こうとしている画像。結果、ペットボトルは置けない。このコンビニコーヒーはドアポケットにも置けないから1人用となる。
ドアのカップホルダーはペットボトルを置きやすいデザインをしている。
スイフトのドア内張りはフロントもリアも薄く、理想通りにはいかなかったもしれないが、それでも使いやすさは十分。
ドリンクホルダーは斜め前方に傾いて置くカタチ。他車でも大きいクルマなどで増えてきている。使用感は飲みたい時に無理なく取り出せ、素早く安定して置ける。
信号待ちでササッと水分補給とか、特にMT車では重要な部分。ユーティリティは気軽に無意識というのが最上。
ほんとはストローの刺さったコンビニドリンクが、運転中に適してると思われる。スイスポでもエアコン吹き出し口にドリンクホルダーを付けるのも良いかもしれない。
これに関しては標準でそこにドリンクホルダーがあるフィットなどが優れている。
メインメーターの中央に位置する液晶画面。燃費表示など定番のほか、スイスポだからこその情報を切り替えて表示することができる。
左の画像は瞬間燃費と給油後平均燃費、航続可能距離の表示。
表示情報の切り替えはメーター右下のスイッチを押し込んで切り替える。
(画像左)オレンジ印のスイッチを押して表示切り替え。
(画像右)ステアリングスイッチでの切り替えはない。向かって左がオーディオ関係、右がオートクルーズ関係。
その他に表示できる情報はスイスポらしいスポーティを意識した情報。
アクセル開度/ブレーキ強度、車両の傾きセンサー。このほかに出力グラフやブーストゲージ、油温など表示できる。
お楽しみ機能は退屈した時に弄って、集中力復活。渋滞中だよね。実用的に活用できなくても、面白みを感じるだけで存在意義があると思う。
惜しむらくは、エンジン回転数の表示ができないこと。アナログのタコメーター(回転数メーター)の精度・反応が悪い分、ここに液晶表示すれば良いのにと感じてしまう。
もしかしたらデータを読み取りから伝達、表示で遅れがでるのかな。検診コネクターにつなぐ後付メーターと同じ処理なのかもしれない。
リアヘッドレストが軽く伸縮。こんなところはクルマを選ぶ決め手にも止める決め手にもならないけど、購入後に使用すれば良さを実感できるはず。
スイフトのようなBセグや、一クラス上のCセグのハッチバック車では、ヘッドレストを伸ばさないと座れないタイプが多い。ヘッドレストが背中に当たって不自然な着座姿勢になってしまう。
伸ばしたり縮めたりは面倒だから、本当は伸ばさずに座れるタイプが便利。たまにリアシートを使うような車種だからこそ、乗員の判断で選択できるのが最も便利だろう。
次点でこのスイフトのように、軽く伸縮させられる車種が好ましい。押しにくいボッチを押すこともなく、引っ張れば伸びて押し込めば縮んだ。これならクルマに詳しくないゲストをお迎えした際も、伸ばしてとか縮めてといえば理解して貰えそう。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。