スイスポ試乗P6/6MTのフィールと細部

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(2018年記事 スズキ スイフトスポーツ
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

スイフトスポーツ(4代目)試乗「6」

間違いいっぱいの自動車選び。スズキの4代目スイフトスポーツ(ZC33S)グレードは「スポーツのベーシック・6MTモデル」。通称スイスポ。2017年デビューの今回はターボエンジンを搭載しパワフル志向に生まれ変わりました。

当ページは6ページ目です。「ミッションのフィールと細かな長所短所」を掲載中。

スイフトスポーツ内装(インパネ)スイフトスポーツ内装(乗り込む時)
スズキ
  • グレード:“スポーツ”
  • 型式:ZC33S
  • 車両価格:184万円
  • デビュー年:2017年9月

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - スイフトスポーツ「1-1」・概要とエンジン
  2. 分割page - スイフトスポーツ「1-2」・ドライビングフィール
  3. 分割page - スイフトスポーツ「1-3」・乗り心地など快適性
  4. 分割page - スイフトスポーツ「1-4」・内装(フロントシート)
  5. 分割page - スイフトスポーツ「1-5」・内装(リアシートとラゲッジ)
  6. このpage - スイフトスポーツ「1-6」・細かな長所短所と演出
  7. 分割page - スイフトスポーツ「1-7」・他車比較と評価総合

細部の質感や細かな長所短所

スイスポ・車内の細部について

試乗してわかった細部の長所短所について。

格納式アシストグリップと調整式シートベルト

アシストグリップシートベルト

左の画像はドア開口部の上に装着されるアシストグリップ。スイフトのそれは折りたたみ式が採用されていた。固定されたタイプと比較すると頭をぶつける心配がない。材質は固く変形しにくく、握りやすさも問題なし。

右の画像は助手席シートベルトの上側。助手席側にもリフターが付いていて、ベルトが首にかからないように調整できる。

ナビの取り付け位置が好ましい

内装(センタークラスター)

スイフトが一生懸命作られたクルマであることを感じさせてくれるのが、ナビゲーションの取り付け位置
”敢えて”か”仕方なく”かは分からないが、クルマの特徴からしてピッタリ好ましい場所にレイアウト。

最近の流行は、インパネ上部とか出来る限り高い位置。これが例えばミニバンなど、レジャーでナビ使用率が高いであろう車種なら好ましい。でもそうじゃない車種なら、「流行なのでココにしました!」って感じ。

ナビのモニターって眩しいし、上に飛び出ていれば視界や車両感覚に悪影響がある。

スイスポのナビは見下ろす位置だから、ナビ使用時の視認性はちょっと劣る。しかしその分、ナビが必要ない道では運転しやすさとしてメリットが感じられる。ナビを頻繁に使うユーザーより、日常的な移動を重視したデザイン。スイフトというクルマの特徴にピッタリのデザインだと思う。

見えにくいフロアもフラットに進化

フロア下

敢えて覗かなければ見ることもないクルマのフロア下。普通は見ないよねw

実はここってどんどん変わってきていて、構造物から機能部品がフラットに収められるようになってきている。

様々なパーツが薄く収められれば、室内からみたフロアも低くなり、車内に余裕ができるだろう。また地面に対してフラットに近づけば、空気抵抗の低減が予想できる。

スイスポのフロア下を除いてみると、今まで筆者がみたコンパクトカーでは一番?それくらいに思えるほど、薄くフラットにまとめられていた。マフラーのサイレンサーだって薄く幅広で、トーションビームの構造物と面が近づけられていたり。

現時点ではスイスポが一歩抜けている様子。上級車では相当進化した部分だけに、これからはコンパクトカーもココの進化が楽しみ。

ハザードスイッチは遠めにレイアウト

ハザードスイッチ

ハザードスイッチはインパネ中央の最上部。スイッチは光沢など飾った装飾がされないので、目障りでないのはドライバーに優しい。

位置的にはちょっとドライバーに優しくない。位置が遠いんだよね。体を起こさないと手が届かない。近めにドラポジを取っていてもだ。

これは軽自動車でも見受けらるし、遠いだけならよくあること。気になるのはその下に、スイッチを配置できそうな場所がある。防犯アラームの光が点滅しそうな場所。ここを逆転してデザインしてくれれば、逆に気配りを感じるくらいなのにもったいない。

6MTの操作やフィール

シフトフィールスイスポを「運転を楽しむクルマ」と考えると、残念なのがブレーキフィールとシフトフィール

正確には”残念というのは筆者の気持ち”で、特徴は「スポーティではなく実用的なフィール」となる。

実用的=気楽。上手く操作できなくてもギクシャクしにくい。頭や神経を使わずに運転できる。相当ミスらなければガッコンガッコンしない。初心者も安心のイージードライブが可能。

気楽=非本格的=ちゃち。受ける印象こそ違えど意味は一緒。じゃあ具体的にはどうなの?

クラッチペダルは軽く、半クラッチの領域は広い。シフトレバーはシフト方向(横)が短く、ストローク方向(縦)が長い。どこも操作感覚は常に軽く、マニアックな知識がなくてもスムーズに運転しやすい。
アクセル操作と関係なくギヤは抜け、入れる時もエンジン回転数と速度に関係なく、いつでもギヤを入れる事ができる。

このあたり言い換えると、ギヤの抜ける感触や入れて良い時の感触がわからない。

よくできたミッションだと、手に伝わってくる感触から丁度良いタイミングが判別でき、その時にクラッチを繋ぐと、回転数のピタッと合ったシフトチェンジができる。クラッチはスパッと繋いでもショックはない。
よく言うヒール&トゥも、この「手の感触」を利用して回転数を合わせ、シフトダウンを行う。そしてこの時の感触が精密感や剛性感が高いミッションほど、ドライバーは快感を得られる。

シフトアップは1速がショートで2速が離れ、丁寧に回転が落ちてくるのを待っていると、いーち、にーぃと数えるくらい待たなければならない。2速から6速は悪くない。

気楽と表現したのは、この”待つ”動作や”回転数を合わせる”動作がなくてもギヤが変えられ、適当にクラッチを繋いでもショックが小さい。ギヤチェンジの練習なんていらないほどだ。快感が薄い反面、好きなギヤを選べるというメリットを誰でも簡単に得ることができる。

よくできたMTを持つコンパクトならコルト

ギヤチェンジが楽しい!クラッチつなぐ喜びを感じられるMTをお望みなら、コンパクトカーではコルトをおすすめ。

コルトのMTは、カッチリした機械らしさと、ギヤが入る感触がしっかり手のひらに伝わってくる。回転数合わせるとギヤが吸い込まれるから、思い通りにギヤが選択できる。今や中古車でしか手にはいらないけど、これこそMTの醍醐味じゃないかな。

参考試乗レポート:コルトラリーアートver.R

リバース(バック)ギヤ

6MT搭載車ではバックギヤへのシフト方法が、クルマによって異なる。このスイスポはこう。

バックギヤ1バックギヤ2

  • 1.シフトレバー根本のリングを上に上げる。
  • 2.そのまま6速のゲートに入れる。

これでバックギヤに入ります。イメトレしておくと試乗の際にラクかも。

多彩なメインメーターの演出

メーター液晶表示部1メインメーターの中央に位置する液晶画面。燃費表示など定番的な情報のほか、スイスポだからこその情報を切り替えて表示することができる。

左の画像は瞬間燃費と給油後平均燃費、航続可能距離の表示。

表示情報の切り替えはメーター右下のスイッチを押し込んで切り替える。

メーター液晶表示部2メーター液晶表示部3

(画像左)オレンジ印のスイッチを押して表示切り替え。
(画像右)ステアリングスイッチでの切り替えはない。ここは向かって左がオーディオ関係、右がオートクルーズ関係。

その他に表示できる情報はスイスポらしいスポーティを意識した情報。

メーター液晶表示部4メーター液晶表示部5

アクセル開度/ブレーキ強度、車両の傾きセンサー。このほかに出力グラフやブーストゲージ、油温など表示できる。

こうした機能は、ドライブ中退屈した時にちょっと弄って集中力復活できる。実用的に活用できなくても、面白みを感じるだけで存在意義があると思う。

惜しむらくは、エンジン回転数の表示ができないこと。アナログのタコメーター(回転数メーター)の精度・反応が悪く、エンジンについていけない分、ここに液晶表示すれば良いのにと感じてしまう。
もしかしたらデータを読み取って伝達しているどこかで遅れがでるのかな。検診コネクターにつなぐ後付メーターと同じ処理なのかもしれない。

スイフトスポーツ、メーター(夜間)スイフトスポーツ(インパネ)

こんなところも地味に嬉しい

リアヘッドレストが軽く伸縮。こんなところはクルマを選ぶ決め手にも止める決め手にもならないけど、購入後に使用すれば良さを実感できるはず。

リアのヘッドレスト1リアのヘッドレスト2

スイフトのようなBセグメントクラスやCセグメントのハッチバック車では、ヘッドレストを伸ばさないと座れないタイプが多い。ヘッドレストが背中に当たって不自然な着座姿勢になってしまう。

伸ばしたり縮めたりは面倒だから、本当は伸ばさずに座れるタイプが便利。たまにリアシートを使うような車種だからこそ、乗員の判断で選択できるのが最も便利だろう。

次点でこのスイフトのように、軽く伸縮させられる車種が好ましい。押しにくいボッチを押すこともなく、引っ張れば伸びて押し込めば縮んだ。これならクルマに詳しくないゲストをお迎えした際も、オーナーが伸ばしてとか縮めてといえば理解して貰えそう。

スズキ スイフトスポーツ
スズキ自動車

swift(スイフトスポーツ)試乗モデル

  • グレード:“スポーツ”
  • 型式:ZC33S
  • 年式:2017y
  • ミッション:6MT
  • 新車時価格:184万円

エンジン概要

  • 排気量:1400cc
  • エンジン型式:K14C

その他概要

  • ボディサイズ: 3890×1735×1500mm
  • 車重:970kg
  • 登場:2017年9月
  • 新車時価格帯:184〜199万円(スポーツ)
試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」「ヒラリー男爵」が お届け致します。
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