間違いいっぱいの自動車選び。スイスポ、6MTモデルで感じた特徴。
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スズキ、4代目スイフトスポーツ(ZC33S)2017年式、試乗レポート。
評論家様が高く評価するスポーティコンパクト。ターボエンジンを搭載しパワフル志向に。
先代スイフトから大きくイメージが変わった内装。インパネデザインはコンパクトらしく、リアシートとラゲッジは広く。今度は競合車と勝負できる利便性が目立ちます。
普通に座れる空間が用意されたリアシート。ヘタなクーペ以上に座りたくなかった先代からみると、単純さ広さも着座姿勢も、静粛性など快適性も、大きく進化している。
172cm以下ならMAX4人乗車。身長の大きな人が運転する時はMAX3人乗車。
助手席側は我慢すれば、182cm+182cmの男性も座れる。
筆者が運転席で、身長182cmのスタッフ2名と試乗。この画像は「身長182cmのスタッフがリアシートに座る」「別の身長182cmのスタッフが助手席に座る」状態。
フロントシート裏にヒザが当たっている。助手席に座るスタッフはもっと我慢しないとリアシートは大変。
足元はフロントシート下が利用できる作りで、足は奥まで入る。このスタッフは靴サイズ29cmで、それがマルマル入る感覚。
そしてフロントシートのシートレールにより、横幅は狭い。だからお行儀よく足を置くことになる。
足の小さな男性なら、シートレールが固定されている盛り上がりに足を置くくらいが丁度いい。
スペースが広くなったのはリアシート前方だけじゃない。後方にも余裕が出来て精神的な安心感がある。
画像はラゲッジのトノカバー。
先代からは長さが増した様子。もしもの衝突時を考えると、リア後端からの距離は遠ければ遠いほど良い。もしもの時を考えてクルマを選ぶのは苦痛ばっかりだけどね。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
スイスポのリアシートは快適性が高かった。筆者なら助手席よりリアシートに座りたい。
コンパクトカーではリアサスペンションが固い事が多く、またコスト的にもリアシートは簡略化されていたり、リアシートの乗り心地はやっぱりエマージェンシー的。
スイスポのリアシートは異なる。スポーティグレードという位置づけからすると驚くほど乗り心地は良好。
フロントよりサススプリングが柔らかく、ショックアブソーバーも突っ張っていない。伸びる時はけっこう伸びちゃうけど、落ちる時にストンと落ちない質の高さ。
シート自体も悪くなく、座面は固すぎず、背もたれは座れる程度に寝ている。
例えばドイツ車のスポーティグレードではリアシートが極端に固い事があり、またマツダ車ではシートバックが変に立っている事もある。
スイスポの静粛性はフロントシートの静粛性が高く、リアシートは劣る。排気ノイズの関係でエンジンに起因するノイズもフロントシートの方が良好。
先代スイフトからみれば、リアの静粛性も良好。フロントシートとの相対的な感覚で、リアシートがうるさく感じてしまう位という認識。
その他フロアの振動も快適性に関係する部分。ここも総じて文句なし。
路面からフロアの振動は気になりにくく良好。装着されるコンチネンタルタイヤのゴロゴロ感だってわずか。車内で会話が弾んでいれば気にならない程度。
ライバル車でリアシートが広いのはフィット。ただフィットのリアシートは快適といえるレベルじゃない。
ちょっと座りにくいのが原因なんだけど、単純な広さだけでなく走行中の快適性も含めて評価したいのがリアシート。
今度のスイフトはラゲッジスペースも実用的なスペースが確保されている。先代スイフトと比較した際、リアシートと合わせラゲッジサイズ増加は分かりやすい変更点。
従来ユーザーからするとこれだけで乗り換えたくなるかもしれない。
どれくらいの差かといえば、1クラス分の差。1cm2cmの差じゃありません!
ぱっと見で広くなったのがわかるだけ広くなっていて、床面の奥行きで見れば15cmくらい広くなった。
先代スイフトのラゲッジ奥行きは40cmちょっと。今回のスイフトは60cm弱の奥行きがある。
これなら比較しても狭さを感じるほどではありません。
厳密に言えば、デミオ、ノート、フィット、ヴィッツと比較するとスイフトの奥行きは短く、マーチには勝ります。
今回は長期間試乗なので、スイスポでいつものお買い物に行ってみた。いつも通りに買い物を行い、荷物を積んで帰ってくる。
ホームセンターで500mmペットボトル24本入り、ショート缶サイズのドリンク24本入りのダンボールを購入し、次にスーパーで食材を購入。
結果、広すぎよりも丁度いいスペースで安定して積めました。現実的に困る場面を考えると、トイレットペーパーなどかさばるモノを複数個、そんな時くらいじゃないかな。
箱入りドリンクも問題なく積めるものの、わずかに注意点がある。
スイフトのラゲッジは深さがあるタイプで、かつリアシートのシートバックは比較的寝ている。
これがリアシートの座りやすさに直結しているんだけど、ラゲッジは床面と上部で奥行きに差が目立つ。
なので開口部の高さでみると奥行きは短くなる。ギリギリのモノを積み込む時は開口部に引っかかる可能性がでてくる。リアシートを倒せない4人乗車の時は、欲張らないほうが無難。
ラゲッジサイドは左右で作りが異なり、助手席側は長尺物を積めるよう窪んでいる。窪みは狭いからゴルフバックのヘッド側を入れるとすれば押し込む感じになるかも。
運転席側にはパンタジャッキが収納される。試乗したスイスポはスペアタイヤではなくパンク修理剤キットが搭載されていたから、これは別の用途向けかオプションかも。
その他、ショックアブソーバーのピストンロッドにアクセスできるのが地味に嬉しいポイント。減衰力調整式のアフターパーツに交換した時にラクラク。自前で穴を開けなくていいね。
閉めた時の感触が心地よいスイスポのハッチ。標準車よりボディ剛性強化されたというけど、一番わかり易いポイントはもしかしてコレ??というのは冗談w
スイスポのハッチゲートは閉め心地よし、ただ軽く滑らかな開閉に関してはもう少し。開けた時の高さも多少気になる。
筆者の身長は172cm。金属部分を掴んで閉めるには少しキツイ。内張りに設けられた取っ手には問題なく手が届くけど、一旦持ち替えなくちゃならず。またこの取っ手は、右手で閉めるユーザーに位置が最適化されている。もうちょっと中央にレイアウトされていれば、少しはラクに閉められそうなものだけど。
スイスポに限らずハッチゲートって、こんなに上まで開く理由はなんだろう?とたまに思う。ハッチバック車は使いやすいハッチゲートを備えてこそ、使い勝手が良いと評価できる。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。