自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2022年記事 全5ページ

ライズ試乗「ハイブリッド/3」
乗り心地とハンドリング

間違いいっぱいの自動車選び。2022年式・ライズHVの試乗レポート。

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「乗り心地とハンドリング、ボディ見切り」

トヨタ
  • グレード:“ハイブリッドG”
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:216万円
  • デビュー年:2019年11月
ライズ内装1インパネライズ内装2インパネ

簡単なレポート、プチインプレッションです

試乗内容は限定的。第一印象重視で一般的な表現を心がけています。

試乗:ハンドリング・ステアフィール

ライズHV・ハンドリング

ハイブリッドモデルで変わったと思われるステアフィール。以前より安定させようとする意図が感じられます。

※MC後で試乗できたのは現在、ハイブリッドモデルのみです。1200ccNAエンジン搭載車はわかりません。

ぐぐっと押さえられたステアフィール

ステアリング今回のステアフィールは、ググッと舵角が押さえつけられるタイプ
中立から切った先まで、舵角が固定され、グギッと回り始めるような感覚。

言葉変えると、レーンキープが強く介入しているような感覚。なんだけど、レーンキープ切っても大きくは変わりません。

走っていれば自然に感じられる時もあるけど、だいたいはモーターで押さえられていそう。舵角がついているところからでも、回す時には重さを感じます。

リアサスペンション

普通には問題なし。でも筆者とか、こだわるユーザーからすると、パワステで挙動を抑える方向は、安っぽさを感じてしまいます。

ライズは人気車ゆえに、こんな走りやすさを優先したのかとも思います。

きっと安定を感じやすい

フロントタイヤ1クルマ好きに好かれそうな味じゃないけど、多くの方には好まれそうな感覚です。

ハンドルを取られにくいし、フラフラしにくい、ハンドル操作はイージー

筆者的には違和感を感じちゃうけど、クルマの特徴考えたら、ピッタリかもしれません。
特に、疲れてる時なんかは良いかもしれないと思いました。

反応がだるいって事はないです

フロントタイヤ2機敏と思えるボディディメンションに、動きを感じやすい着座位置の高さ。
ハンドル操作は重いけど、だるさは感じません

例えば直進中、手のひらにチカラを入れる程度の操作で、クルマは反応してくれます。唐突じゃないし無反応でもないです。

ただただ、官能性能より実用性能に寄ってる、という印象です。

スタッドレスタイヤに良い可能性

ボディサイド斜め重く保蛇力を強めたようなフィールは、スタッドレスやオールシーズンタイヤに合わせているのかもしれません。

スタッドレスでドライ路面を走ると、ハンドルが軽く感じられる傾向です。グリップ力やブロック剛性の関係です。

 


簡単試乗レポート

試乗:乗り心地など快適性

ライズHV・乗り心地と静粛性

ライズハイブリッドで感じた快適性。

衝撃は弱め、細かな揺れは強め

大きな衝撃は弱く、大きな揺れは抑えられ、細かな揺れは強い。そんな乗り心地を感じます。

フロントタイヤ3フロントシート

乗り心地って、何をもって良いと表現するか難しいのですが、一般的にいう乗り心地は悪くないと思います。

逆にぴょこぴょこした上下動は早くて強め。目に見えないうねりとか、石畳みたいな路面とか、ブルンブルンが続きます。

このあたりはきっと、私共の動画を御覧頂いたほうが、言葉よりわかりやすいと思います。

前後左右の大きな揺れ

マイナーチェンジ以前のライズ(1000ccターボのFF車)は、左右の揺すられ感が強くて、逆にそれが楽しさに繋がっていると、筆者は感じていました。

ボディサイド「中途半端な上級感を目指すなら、楽しさに極振りしちゃおう!」なんて、そんな印象を受けたほどです。

マイチェン後の今回は、このあたりが落ち着いて、大人っぽくなった印象

中途半端な上級感かはさておき、一般的にいわれる質感は高まったと思います。

車格ピラミッド強まる?

質感は高まったといえる一方で、MC前ライズで感じた豪快なフィールは弱まりました。すると、乗り心地の揺すられ感は気になる特徴、そんな印象に感じたりもします。

好みが合えば「ライズならでは」といえた魅力が影を潜め、ヤリスクロスと同じ土俵で勝負しちゃったらそれは車格勝負になっちゃうわけでございまして。

ライズHVの燃費動画では、ヤリスクロスの燃費動画で同じ道を走行しています。動画の写りを意識して走行してますが走行ペースが異なります
興味ございましたらご覧くださいませ。

静粛性は特別悪くない印象

正確にいえばアクアやヤリスHVと比較すれば、というハナシですが、静粛性が特別低いという印象は受けませんでした。

エンジンノイズに関して

まずエンジンノイズ。低速時や停止中にエンジン始動すればうるさいのは事実ですが、それはアクアだってうるさいです。

エンジンルーム2ライズの方が、始動する回数が多いだけ(だけって言っていいの?)。

なのでそれをうるさいと言えばうるさいです(表現が難しいw)

また走行中にエンジン始動すれば、音はあまり気にならず、振動は気になります。

これは走行中、いろいろなノイズが車内に侵入してくるので、エンジンノイズが気になりにくい、そんな印象です。

音の質に差

エンジン停止中の静粛性は、アクアほど静かではないと感じます。ここがクラスの差なのでしょう。聞こえてくるノイズの音質に差があります。

といってもライズだって、テールゲートの構造には熱意を感じました!

テールゲート1テールゲート2

樹脂製でしかも吸音性の高そうな構造でした。

テールゲート3

ラゲッジ床のボードも、ソフトで静粛性に効果ありそうな作り。中高域の吸音性が高そうです。

安価なハッチバックモデルですと、ここから侵入してくるノイズが目立つものです。

ライズだけじゃないですがこうした構造だと、リアシートに座った際、排気音が気になりにくいと思います。

リアシートの乗り心地

リアシートの乗り心地は、フロントシートの苦手箇所がよりハッキリ。そんな感じです。

路面の細かなうねりや小さな凹凸で、上下に小刻みに揺れやすいです。

リアタイヤリアシート1

大きな揺れに関してもフロントシート同様、マイナー以前のモデルと比較すれば、落ち着いた(弱まった)印象です。

バッテリー搭載の影響?

リアシートでも助手席の後ろに位置する席。座面の前側のクッションが薄めでした。

リアシート2リアシート3

太もも裏は薄め、お尻側が集め。理由は予想です。

明確に薄いわけじゃないので、筆者の体重(62kg)だと、普通に座っていれば問題ありません。動いたりすると気になる時があるくらいの感覚です。

試乗:ボディ見切りと車両感覚

ライズHV・ボディ見切り

コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。

筆者が思うライズ最大の魅力が、ボディ見切りの良さと車両感覚のとりやすさ。絶対的にコンパクトなボディも相まって、軽自動車と比較したくなるくらい優れています。

ボンネット助手席側ボンネット運転席側

このあたりは今までの試乗レポートで再三述べてきているので、よろしければそちらを御覧ください。

追加でちょこっと

これだけだとちょっとあれなので、今回の追記部分。

視界斜め後ろ1視界斜め後ろ2

斜め後ろの目視はしやすいです。もっと体を捻った時には、Cピラー後ろの小窓が役立つこともあります。

逆に真横は、パッセンジャー(同乗者)がいる場合には、良くはないです。
理由は、アップライトに座ることと、ドアが小さい=窓が前後方向に短いことからです。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
一部画像は拡大します(横長画像など)。 簡単試乗レポート

メインメーター内装・夜間

ブレーキの印象

ブレーキの扱いやすさに不満はないです。特別なことなく、普通という印象でした。

ペダルレイアウト電動パーキングブレーキ

エネルギー回生に使う協調ブレーキは、使用されていないのかな?それ故に扱いやすいのかもしれません。

気になったのは一つだけ。停止直前のコントロールは、止めたつもりがわずかに動いている領域を毎回感じたので、クリープの強さは感じました。

ブレーキホールドもしくは電動パーキングブレーキからの発進時も、引きずってるような音が聴こえてくるので、クリープが強そうな感じが伺えます。

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内装質感と使い勝手

トヨタ ライズ(2WD)

トヨタ

RAIZE (ライズ)

  • 試乗グレード:“ハイブリッドG”
  • 型式:A202A
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:216万円

概要

  • 排気量:1200ccハイブリッド
  • エンジン型式:WA-VEX
  • 車重:1060kg
  • ボディサイズ:3995×1695×1620mm
  • 発売開始:2019年11月
試乗レポ・ライター

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