自動車の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ

2022年記事 全7ページ

シビック(e:HEV)「4」
燃費と快適性

間違いいっぱいの自動車選び。シビックe:HEVの試乗レポート。

4ページ目です!

「試乗時の燃費と乗り心地、静粛性」

ホンダ
  • グレード:“e:HEV”
  • 型式:FL4
  • 車両価格:394万円
  • デビュー年:2022年7月
シビックehev内装1シビックehev内装2

試乗時の参考燃費

シビックe:HEV・試乗時の燃費

2022年7月登場のシビックe:HEV。試乗時に燃費を見ながら走った区間と、テーマを決めた燃費チェック。

渋滞中の燃費

ハイブリッドにとって得意と思われる渋滞中の燃費。条件は冷房でエアコンon、ノーマルモード、下り坂を走って充電してからスタート。

今回の結果はこんな感じでした。

平日の6:30〜7:30

燃費1

1時間で7.4km走って燃費16.0km/L

途中からはほどんど動かなくなる渋滞時の燃費です。

エンジン始動していた時間は長いですが、通常の2000ccモデルと比較すれば、まだ燃費は良好。2倍くらいのイメージです。

上記にプラスして〜8:30

燃費2

上記から継続し、10.1km走った時点で燃費7.6km/L

疲れちゃったのでコンビニ休憩や撮影を挟んでいます。なので確度はほどほど。

30分で3km走ったくらい。全部で90分で10.1km走行といった感じ。

最初の1時間と比較すると、燃費はガクッと落ちました。こうなると普通の2000ccモデルと同じくらいです。
極端に条件が悪い時の燃費だと思います。

テーマを定めた燃費チェック

今回の「テーマを定めた燃費チェック」は、100km走行時と10km走行時、車載燃費計の表示に違いはあるのか?

普通に100km走って燃費を見るのにプラスして、遊び心でプラス10km走ってみました。

結果

燃費3

96.5km走った時の途中経過で燃費24.4km/L

この後10km走った時の燃費も同じくらいでした(動画にあります)。

走ったのは交通量に影響されにくい夜間です。ドライブモードはノーマル、冷房の方向でエアコンを使っています。

細かくは動画でぜひ!

燃費チェックの様子は動画にしています。

ただ走るだけでなくクルマの特徴も述べながらの走行です。

 


※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:乗り心地

シビックe:HEV・乗り心地

ガチガチではないんだけど、快適とはいいにくいシビックの乗り心地。ドライバーが車の挙動とか路面の様子を感じること、そっちを重視しているように思いました。

総走行距離による違い

シビックe:HEVは2回で計4日試乗してます。oddメーターは3500kmとoddメーター6500kmあたりです。

oddメーター3500kmoddメーター6500km

この距離の違いによって乗り心地に差を感じました。大きめの差です。

3500kmの時

この時の乗り心地は不快でした。新車時特有のギスギスはありませんが、縮んだサスが収束する時の動きはとにかくきつい。
さらに50km走行して降車すれば、体にフワフワ感が残るという、チープなモデルと同じような疲労さえ。

6500kmの時

odd6500km、この時は前回のイヤな部分が相当に軽減されてます。傾向は一緒ですが不快感は大幅低減。
距離もありますが強い入力で動かしてあげる事が大事かと思います。

フロントシートの乗り心地

よく動いてくれてショックアブソーバーもよく効いているシビックのサスペンション。質が高く上級な印象です。

さらにセットアップ的にもボディ的にも、前後の動きに一体感があって、ギュッと塊感を感じます。

上質だけど快適とはまた別

乗り心地1これだけ聞くとすごく快適で現代的な乗り心地と思えますが、1つの理由から快適とは言い難い乗り心地になっています。

それは「収束の早さ」。動いたサスペンションは素早く元に戻ろうとし、ガシッと動きを収めます。

これが早くて強烈。よく動いて、ビシッと戻されて、それの繰り返し
素早く沈んで素早く戻る。ピタ!ピタ!っと、ポヨンポヨンの真逆です。

モノとしては上質なサスペンションだと思うけど、乗り心地は良くないです。

ドライバビリティ優先かな

乗り心地2乗り心地より車の挙動とか路面の様子とか、そうした情報をドライバーに伝え、揺れは素早く収めて次の動きへ備える。

そうした部分が重視されているのだろうと思います。

アメリカではどうなんだろう?

シビックはアメリカなどで人気みたい。すると、アメリカ人はこうした乗り心地をどう思うのか気になります。

もしくは海外仕様など国に合わせてセッティングを変えているのかな?

リアシートの乗り心地

乗り心地3リアシートの快適性は、座ってしまえばフロントシートと同等の乗り心地が確保されていると思いました。

座ってしまえば、というのは、乗降性はそんなに良くないという事。詳しくはリアシートのページに記載します。

試乗:静粛性の印象

シビックe:HEV・静粛性

シビックe:HEVに試乗して感じた、車内の静粛性。

価格からすれば普通くらいの静粛性

ロードノイズや車外からのノイズは、絶対的には静かとは感じませんでした。400万円クラスですと、レヴォーグやカムリ、ハリアー、また2022年発表のクラウンだって435万円〜と価格が近いですからね。

(録画してきた動画だとレヴォーグやカムリが静か)

バランスの良く聞こえるノイズ特性

静粛性1でも、周波数特性的な聞こえ方が良いです。疲れにくいノイズというのかな。

「ゴーゴーと低域が目立つ音」や「ザーザーと中域が目立つ音」、特定の領域にピークがある音質より全然良いです。

ヴェゼルのときにかまぼこ型的な特性と表現しましたが、するとシビックはフラット的な特性。
中域が抑えられていてその分、風を切る音や低い音が聞こえやすい。もちろんヴェゼルと比較すればかなり静かです。

エンジンルームからのノイズ

静粛性2一発目のスタート時など、充電と暖気をこなすように始動した時、多くは停車中でしょうが、こうした時にエンジン始動するとガーガーと鳴ります

でもそれ以外の走行中は、エンジンノイズが気になりません

試乗中、「あ、かかったな」というより「停止したね」と変化に気づいた時の方が多かったです。

アクティブノイズキャンセラー

静粛性3固有名称で言うと「アクティブノイズコントロール」。BOSEのスピーカーが付いていたのでBOSEのシステムと予想します。

これは逆位相の波を出して、波と波をぶつけて打ち消す。という理論。波って振動。つまり音の事ね。

波は低音域(低周波)ほど大きいので、たぶん低域で機能させてそうな気がします。

効果は体感できる?

ノイズキャンセラーの効果、明確にはわかりませんでした

静粛性4付いていると知っているからなんとなく、指向性の低い100hz以下あたりで打ち消しているのかも、と思いました。

低周波で打ち消している領域がありそうくらいの感想です。
逆に黒子的なのが長所ともいえますね。

マイクで集音し、振幅を解析、そして素早く逆位相の音を発するわけですから、正確に音を出せるスピーカーが使用されていると考えられます。

なお音楽を聞いてみると、低域が強くて中域は響く、BOSEらしい音質だと思いました。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポートです。

シビックehevメーター夜間1シビックehevメーター夜間2

動画:ハイブリッド印象と燃費

LFCという新しいハイブリッドシステム、e:HEVの印象を述べながら、燃費見ながら走行しています。

ホンダ シビック

ホンダ

civic シビック

  • 試乗グレード:“e:HEV”
  • 年式:2022年式
  • 型式:FL4
  • 新車価格:394万円

パワートレーン概要

  • 排気量:1800ccハイブリッド
  • 型式:LFC

その他概要

  • ボディサイズ: 4550×1800×1415
  • ホイールベース:2735mm
  • 車重:1460kg
  • 発売時期:2022年7月
試乗レポ・ライター

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