間違いいっぱいの自動車選び。スカイラインクーペ(V35)試乗レポート。
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日産スカイラインクーペ。車両型式CPV35。グレード「350GT」の6MTモデルです。
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。
スカイラインクーペのドラポジは高身長ユーザーに最適化されている気がする。アメリカ人がメインの可能性。
身長172cm、胴長短足の筆者だとドラポジは不自然。微調整可能なパワーシートを念入りに調整して、なんとか違和感を減らして運転している次第。
何年も乗ってるのに違和感消えない。ドラポジは後回しにされちゃったかな。
メーターとハンドルの位置関係。ステアリングのチルト機構と一緒に上下する。チルトを下げた時に、ハンドル上部が被ってメーターが見にくいという事がない。昔のスカイラインからの伝統だね。
なお、20年前の高級車みたいな表示をするメインメーターはちょっと残念。
シートは下半分がパワーシート。前後の移動と、前側&後側が独立したシートリフターが電動。シートバックは手動。角度とランバーサポートの調整は手動式のレバーで調整する。レバーの位置は一般的な位置。
シートのクッションが全体的に柔らかいので、シートと体が接する部分を増やすように調整して、クルマの挙動がわかりやすい方向を目指したい。滑らかな運転のためにもね。
問題点はここから。身長172cmの筆者が靴底の薄いドライビングシューズを履いて、左足つま先でクラッチを切る位置(やや遠め)にシートをセットした状態で、シフトレバーやサイドブレーキが後ろすぎ。もしくはセンターコンソールの高さが低い。
あと5cm足が長いか、靴底が厚ければと思うくらい。身長が高くなければ操作がしづらいと思う。
クルマのデザイン上仕方ないのか、足の長いアメリカ人に合わせてあるのか?いずれにしても身長170cm未満のユーザーだと相当な慣れを要するんじゃないかと。
ペダルレイアウトは一般的なFF者と比較すれば右側より。大排気量FR車としては標準的といえ、その中では左足側は窮屈では無い方だろう。
クラッチから合わせたドラポジだと、アクセルペダルは奥で操作しやすい位置になる。位置もペダルの角度も、半分以上踏んだ状態で、つま先や足指で微調整がしやすい感覚。
日常での浅く踏んだ場所では足裏がペダルに当たり、つま先が浮く状態。
一応、ブレーキペダルを踏む時と”かかとの位置”をずらせば対処できるけど、理想的じゃない。右膝も大きく外側に開いちゃうしね。
画像で丸をしてあるシートベルトアンカー(メス側)。
これの何が欠点かというと、上に出すぎていてハンドル回すのに邪魔。
ハンドルを左に回す際に、肘が当たって回せない。なので肘はこのアンカーを避けて、意図的に内側か外側に。
実際には邪魔なんて優しいものじゃないよw 週一で運転しても全く慣れない。そして緊急回避の時に支障が出たらオオゴトです。
なお、助手席側は位置が低く抑えられ、意図的に別の部品が使われている模様。理由を聞きたいね。
内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
前方の視界は良好。狭い場所では、体を起こせばヘッドライトの先のほうが見えるから思ったよりギリギリまで寄せられる。
また通常走行中も十分良好。自社位置がわかりにくいコンパクトカーやミニバンよりよほど気軽に走れる。ボディサイズで不安になる心配はなし。
スカイラインクーペは車線内のどの辺りを走っているかがわかりやすく、不安感がない。走行中の車両感覚が掴みやすいというやつだね。
直線でもコーナーでもドライバーが希望した位置にクルマを寄せやすい。特にコーナーでは斜め前方の視界が良く、覗き込まなければ死角が大きいクルマよりは全然ラク。イン側の寄せる場所にどれくらい寄ったのもよくわかる。
ネガティブな要因としては、セダンと同じインパネ骨格を使用している(と思われる)点。
インパネそのままにシート高が低い位置にセットされているわけで、この手のクーペは走りにくいと感じる事がある。
例えばVWシロッコ。ベースのゴルフからシート高が下げられていて、車両感覚がつかみにくい。
でもなぜか、スカイラインクーペなら大丈夫。シートリフターを好みの位置まで下げても、インパネとの間に違和感は感じない。
スカイラインクーペの後方視界に関しては、トランク付きのクルマとして普通。ご想像の通り、駐車場ではハッチバック車よりバックしにくいのは事実。
サンバイザーには中央部をカバーする仕組みが付いている。でも実際には使えず。走行中に引っ張ったらバックミラーが動いちゃう。
このバックミラーの回りをカバーするサンバイザーは普通に小さいモノが付いているタイプが便利。
スカイラインクーペで行ったメンテナンスや、タイヤの使用感などを別ページに記載しています。
スロットルバタフライの清掃を定期的に行っています。多くのクルマで必要になり、元が汚れていれば施行後の効果ははっきり体感できます。
スロットルバルブの清掃を同時にスパークプラグ交換と行った時の模様を別ページにまとめています。
ブレンボキャリパーでブレーキパッド交換する作業の様子や、クリーニングに関連する話題など。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
”スカイライン”という車名には好き不好きがあるといわれ、V6エンジンになって離れたファンもいるらしい。つまりこれは車名で損をしてるクルマだろうって。
当記事の執筆は2016年。2006年いっぱいで販売終了しているから、10年落ちのクルマだ。それだけ古くても、凄く良いハンドリングフィールなどを持ち、快適性だって悪くない。
値上げされるクルマが多い中で実はお得感高かったんじゃない?
10年後の現在でも一線級の長所は、数多い細かな不満を忘れさせてくれ、不格好なインパネだって気にならない。筆者などパワーウインドに不具合を抱えても文句なく乗っている。実はエアコンも動かせないのだが「だから何?」状態w
このV35クーペの新車時価格は370万円。車格感や走行感覚からすればバーゲンプライスだったと思うんだけど、新車当時の販売台数は少なかったらしい。
クラス的にも販売台数的にも、さらに時代的にも、あまり身近なクルマとは言えず。車名やイメージで食わず嫌いはもったいなさすぎ!
中古車だと10年落ちの6MTで100万円前後。故障したら手放すというなら全然ありな選択肢じゃないかと思います。よかったらぜひ!
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ドラポジに関する部分には不満おおし。
運転席からの視界や車両感覚のとりやすさは十分。
ヒラリー男爵。自動車販売の経験あり。同僚のおクルマ整備士と試乗やメンテナンスを行い、レビュー記事にします。
経験や特技は豊富。現在は会社経営しながらYoutube動画の制作をしています。
少々変わった人生、かも。詳しくはプロフィールページで!著者:ヒラリー男爵
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転でインプレ。
受け売りではなく、カタログ的ではなく、レビューです。
評論家様との違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
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