自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2022年記事 全6ページ
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カローラクロス試乗評価「4」
内装とボディ見切り

間違いいっぱいの自動車選び。カローラクロス。199万〜という魅惑!

4ページ目です!

「内装(フロントシート)とボディ見切り」

トヨタ
  • グレード:“G・ガソリン”
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:224万円
カローラクロスの内装・インパネ1カローラクロスの内装・インパネ2

内装:運転席周辺

カローラクロス・内装1

よく見ればもうちょっとと感じる部分もあるし、場合によっては大味と感じるかもしれません。 率直に言って走る部分の方が優先されたかのかなという印象です。
もしくはレクサスまで含めた車格ピラミッド的なクラスづくり。

柔らかい包まれ感のフロントシート

フロントのシート、座った時に優しい包まれ感が感じられます。表地が柔らかくて突っ張り感もなく、スポーティテイストだけどタイトなほどに絞ってるわけじゃありません。

内装1内装2

最もベーシックな199万円のグレードだと、シートタイプは変わるそう。でもシートリフターは省かれないとのことです。

インパネ造形

助手席前のパネル(グローブボックス上)が大きくて印象に残ります。ボリューム感あって、インパネ天地方向のサイズ感と合わせ、SUVらしさを感じさせてくれます。

内装3内装4

中央部のエアコンパネル周辺に光沢パネルが使われてるけど、割合はそんなに大きくないです。

落ち着いていて、光沢パネルが苦手な方、もしくは光沢パネルに安っぽさを感じる方にも良いんじゃないかと思います。

ボリューム感ある助手席前

内装5

写真では伝わらないけど、ここのボリュームが素敵です。

表面はソフトパッド構造で、見た目にも鈍い艶が落ち着きを感じさせます。

ステッチは多分フェイク。でしょうから、縫い目が均一で揃ってます。不揃いな本ステッチより良いと思える部分もあります。

フェイクが本物を超えていく可能性。アルカンターラが評価されるのと同じような理由ですね。

エアコン操作部

スイッチが並ぶエアコン操作部は上級車感覚あります。

内装6内装7

スイッチの回し心地/押し心地はちょっと気になる面もあるけど、AUTOポンッなら触る事もないですよね。

液晶部は、デュアルエアコン対応と思われるサイズ。試乗車ですと表示される情報が少なく寂しかったです。
でも小さいよりは立派に見えます。

内装:センターコンソールとアームレスト

カローラクロス・内装2

立派に大きく見せる、とは違った感覚の車内なので、体に馴染む感覚でクルマに接することができると思います。

センターコンソールはコンパクトクラスサイズ

カップルディスタンス(左右シート間距離)は手寸で20cm前後。コンパクトカーでも18cmくらいあったりしますから、カローラクロスは狭めです。

内装8内装9

余裕がないという見方と、安心できるという見方ができます。

助手席側のドアが近いと、等身大という印象を受けやすいと思っています。

アームレストもコンパクト

アームレストは前後にも左右にもコンパクトサイズ。圧迫感を感じないサイズです。

内装10内装11

表地にはわずかですがクッション性があります。どうせならもうちょっと厚みを増しても手間は変わらなそうだけど、お上手です。

アームレスト

アームレスト、高さはあるので飾りじゃなく、しっかり使えます。

ただ、ドライバー専用です。こうやっちゃうと運転できませんw
ただ位置的には、こっちの方(シート一番うしろ)がしっくりきます。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

内装:助手席からの印象

カローラクロス・助手席

足元広い助手席スペース。シートの前後ストローク量が長いです。包まれ感も見晴らしもバランスよく、多くの方に好まれそうな空間です。

自分だったら、運転席取っちゃうけどねw

特等席は運転席!でも助手席もいい!

助手席のスペース

シートを一番うしろに下げると、足元に余裕ができます。筆者の身長だとね。

自然に座った時、フロアの足を置きたい場所から、足が浮きます。

内装12内装13

身長172cmの筆者の場合、最後端から数ノッチ前に出したくらいでちょうどいいです。

リアシート

フロントシートが後ろまで下がるということは、スライドレールはリアシート足元のスペースを圧迫します。

それでもフロントシートを大事にしてくれるのは嬉しいです。

フロントシートの余裕は、クーペを除くと、最近のトヨタ車とかマツダ車で大きいことが多いイメージです。

C-HRの方が立派なこんな部分

カローラクロスの1クラス上と思われるC-HR。内装の緻密な構造はかなり高いです。なのでカローラクロスと比較すると、経てばこんな部分、けっこう違いがあります。

内装14C-HR

インパネとドアの境目、それからサイドガラスへの送風口。このあたりの違いは車種によっていろいろで面白いです。

ボディ見切りと車両感覚

カローラクロス・ボディ見切り

運転席からボンネットが見える!これが走行中の大部分で走りやすさに効いてます。

斜め前の視界

斜め前は見にくいということもなく、ピラー根本はスッキリしています。

車両感覚1車両感覚2

カローラクロスのボディ全幅は1825mmとけっこう大きいですが、左前のAピラーは近く感じるくらいのイメージ

必要以上に大きさを感じさせず、体に馴染むくらいの感覚でした。大きいクルマで緊張しちゃうというイメージは湧きにくいと思います。

前方の視界

運転席前方はこんな感じ。普通に座っただけでボンネットが良く見えます。カローラクロスでは、特に幅に関する部分で感覚をつかみやすいです。

車両感覚3車両感覚4

市街地でも幹線道路でも、山道でも駐車場でも、どこ走っていてもこの景色は強い味方!

自車位置が掴みやすく、駐車場はもちろん走行中も、車線内でどっちに寄ってるかがすごくわかりやすい!

コーナーお好きな方にも良いです!

ボンネットが見えて嬉しいのは、運転不慣れな方だけじゃないと思います。

コーナーで内側を見なくても寄ってる量、路肩までの距離、さらにハンドル切り始める位置や真っ直ぐに戻したい位置、そうした感覚が取りやすいです。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

カローラクロスのメーター夜間カローラクロス・シフトセレクター

ドアミラーが大きい!

車両感覚5

ドアミラーが大きくて位置的にも見やすい!

走行中、一瞬で判断しなければならない斜め後ろの状況。ドアミラーが見やすいと精神的にラクです。

逆に言うと、見にくいクルマもありますw

またカローラクロスだと、ミラーが大きいのにボディから出っ張りすぎてない点も良いです。5ナンバーサイズでミラーが張り出してるクルマの方が、ミラーを擦ってしまう確率が高そうな気がします。

トヨタ カローラクロス

トヨタ

COROLLA CROSS(カローラクロス)

  • 試乗グレード:“G(ガソリン)”
  • 型式:ZSG10
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:224万円

エンジン概要

  • 排気量:1800cc
  • エンジン型式:2ZR-FAE

その他概要

  • 車重:1330kg
  • ボディサイズ:4490×1825×1620mm
  • 発売開始:2021年9月
試乗レポ・ライター

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